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2011年9月23日 (金)

荒天準備 嵐に備えよ

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 欧州危機は、ギリシャを切り離す時期を失して泥沼に入りこんだ模様です。いまとなってはギリシャ救済は無理筋の話です。嵐に備えてヘッジファンドは、手持ち株式を縮小して(8割の株式を2割に急減とか)、手元流動性の確保に努めています。金の下落、原油の下落、穀物相場の下落、株価の下落はいずれもその結果です。格下げ会社も自己の正当性を確保するため必死です。今度ミスれば叩き潰される番と悟っているようです。少し注意深く読むと各紙にチョコチョコ載ってます。読売10月1日朝刊「世界の株式時価総額が、2011年3月末からの半年間で約10兆1309億ドル(約776兆9392億円)減少したことがわかった。」これにデリバティブ取引が加わりますので、優に3倍以上の損失が既に生じてます。あらゆるものが下落する場面では、簡単に言うとリスク・ヘッジはできないということです。退避するしかない。ひたすら流動性確保に努めるしか方法はないということです。いまや円に退避などといっている場合ではないのです。ドル(米国債)は唯一の安全な避難先です

 日本政府も欧州危機による危機対応の検討に既に入ってます。為替介入額を15兆円増額してます。(9月30日日経)もはや市場参加者の気持ちを上向きにすることは誰の手をもっても極めて困難です。

 昔から、10月は、悪魔の棲む月といわれているそうです。欧州大手銀行デクシア破綻とのこと。強力な台風です。警戒を厳となせ。リーマンショックを予言した田中 宇さんも警鐘をならしてます。

11月18日追加記事

 イタリア国債は、7%、スペイン国債も6.8%ですから、持続可能な7%を間もなく越えます。銀行社債は、10%以上です。既に破綻してます。両国を救済することは不可能です。嫌でもEUの解体へと向かいます。この調整は、我が国の銀行にも、米国の銀行にも波及します。三菱とニッセイが欧州国債を5兆円程度保有しているとのこと、邦銀の売り抜けを切に願います。悪徳ファンドの望みどおりの結果となります。虎視眈々と狙っているのでしょう。危機便乗型ないし危機惹起型ファンドが無傷で現金をもって買い叩きにくる番です。銀行法で規制されない大規模基金は、世界中の既成の銀行の6割にまで資本を蓄積したとの報道がありました。いったいどうなるのか。ただ眺めるだけです。米国政府もコントロールできてないような気がしてます。参考までに危機惹起型の場合は、罪状は国家転覆罪になります。数兆円の儲けに一人数億支払の鼻薬をかけても高々数千億、儲けは十分でます。立証は極めて難しいのでしょう。要する法規制のかからない、実態の分からない富豪の秘密結社的大規模ファンド(全世界で総資産4000兆円とか)を野放しにしたツケを支払っているのです。しかし、欧米政府がやってきたことを真似しているだけですと言われたら返す言葉はないか。

このような事態を「ハゲタカ」は虎視眈々と「類まれな好機」と狙っているとは、信じられない限りです。 こちら

それにしても、ベアー・スターンズの救済合併、リーマン・ブラザーズ破綻とメリルリンチ救済、さらにゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの銀行持ち株会社への移行で、アメリカの5大投資銀行は全て消滅しても、こりずにヘッジファンド、プライベート・エクイティファンド(未公開株基金)で規制の網を抜けてハゲタカ業務に精を出すとは、懲りない人達です。これからは、普通の銀行業務に精を出すと約束したにもかかわらず、ヘッジファンドやプライベートエクイティファンドに融資をして、多くのリターンを得ようとする。自らはしなくても世界的に融資先で証券投資業務をやれば経済は不安定になることがわからない。地道な銀行マンは、駆逐されリターンの多い業務に精を出す。この世をどうしようというのか聞いてみたいものです。しかも、誰も責任を問われることなくその地位に留まり、さらに悪行を重ねる構造は腐敗そのもののような気がしますが、気のせいか。イラクを難癖つけて攻撃して何万人も殺害しておいて、難癖そのものが根拠がなかったにもかかわらず、誰も責任をとらないことに比べればかわいいものか。欧州国債で運用している欧米年金の毀損は著しいのでその影響は図り知れません。失業、年金減額、支払時期延期で過激政党が台頭する素地は整えられつつあります。

 そこで、転ばぬ先の杖で、我が家はどうしたらいいか。ブログでは預金を引き出し、タンス預金にしなさい。食料の備蓄をしなさいとのアドバイスがありましたが、いよいよ現実のものになりつつあります。さあ、どうするか思案のしどころ。よく、考えたら思案するほどなかった。ないものは強い。ひと事ながらある方は夜も眠れないほどご心痛なこととご推察申し上げます。

どうりで、新聞に不眠症の睡眠改善薬について宣伝していた訳だ。手回しのいいことで、氷塊しました。

 

ご参考

「市場は、支払い不能に陥っているギリシャがいずれデフォルトすることを完全に認識している。ギリシャの3年債利回りが最近100%を上回る水準まで急上昇 したのはそれが理由だ。10年債利回りは約22%で、額面100ユーロの10年債は現在、14ユーロ以下の価値しかない。」9月29日ロイター フェルドシュタイン氏

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