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2011年9月15日 (木)

先生方の子守は大変、今年は無理です。

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 国会議員の先生方は、普段私たちがテレビで目にしている姿とは違い、テレビの映らないところではものすごい権力を発揮して肩で風をきって歩いてます。木っ端役人が何いうか、議員バッジが目に入らぬかと、それはそれは鼻息が荒いのです。(役人最高峰事務次官給与3000万円、代議士2900万円、一説では代議士1任期総額6億円です。)霞ヶ関を歩くと時々その片鱗を目にすることがあります。先生方の国会開会中の晴れ姿を有権者に見せようと、自分の理論を正当化するための無理難題な照会、質問、調査を要求されます。代議士は、憲法が保証した国政調査権という強力な武器を有してます。会計検査院調査官からの無駄使いの照会とは訳が違うのです。その対応に官僚は、国会開会中は待機となり自宅に帰ることができなくなります。質問に対しては、中央官庁で処理できないことは、地方に現状調査の指示がいきますが、その回答がすごいのです。午後3時に調査指示がきて、午後9時回答というようなものもあります。地方はあらゆる作業を止めて最優先で回答に専念します。中央では徹夜で集計作業をして翌日回答するのです。国会開会中は、中央の官庁は通常業務がストップするような状態なのです。国会回答用の人員はいませんので、通常業務を止めて、回答づくりに専念することになります。また、殆どの場合に回答に金額が必要となりますので、予算要求、作成部門と回答部門が重複します。国会への回答は、記録に残る日本政府としての正式な回答ですので、適当にという訳にはいかないのです。ついでに言えば官僚は机の横に毛布を敷いたり、会議室で仮眠をとります。1週間泊まり込み、日曜日に奥さんが洗濯物を取りにきて、落ち合い、食事してお別れというような状態です。知ってましたか。大蔵ウィドウという言葉を思い出して下さい。このような訳ですので、できれば国会などなければ良いと恨めしく思うのは当然のこととなります。
 今年は、大震災があり、国会が異常に長く、作業が大幅に遅れてます。平成24年度の概算要求も1ケ月以上遅れており、かつ補正予算も2度も組んでます。これは誰がやったかといいますと、先生方ではありません。官僚がやったのです。また、大型の第三次補正予算を組み、通常予算も1ケ月以上遅れており、ただでさえ潰れる人が多いのに、この上国会の先生方に振り回されては死人がでることになります。ですから、臨時国会は、10月中旬が妥当なのです。この辺の経緯、実状を野党に説明すると、それはそれで、また仕事が増え、圧縮できるのできないのとなり、余計ややこしくなりますので、黙って10月中旬でいいのです。先生方の無理難題、パフォーマンスに今年は付き合えないのです。実状が少しは理解できたでしょうか。

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