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2011年11月 4日 (金)

輸出主導型経済の危うさ

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 昔から日本は、資源のない国で勤勉が取り柄、外国から原料を輸入して加工貿易で栄えている国ですと教わりましたが、世界有数の経済大国となった今も、この原理はなりたつのでしょうか。自分の国のことばかり考えますが、集中豪雨的に輸出され、自国の産業は次々に倒れてゆく場合に、どのように考えるのでしょうか。これこそが弱肉強肉の論理そのものではないでしょうか。新自由主義非難など熨斗をつけてそっくり日本に返してやると言われて反論できるでしょうか。

 例えば、日本に韓国の企業が輸出してきて、日本のソニー、東芝、日立、パナソニックが次々に倒産して、まわりは韓国製品ばかりになり、韓国は非関税障壁で武装しており、まったく輸出できない、貿易赤字は積み上がる場合に、日本人はどのように考えるでしょうか。このような理不尽なことについて米国は、辛抱強く耐えてきたことを日本人は理解しているのでしょうか。

 元来が粗野だが陽気なアメリカ人を変えたのは日本人です。週末は家族パーテイをして楽しんでいた風景を変えたのは日本人です。ハーバード大学で交渉術として恫喝まで教授するようになったのは、ドブネズミルックで眼鏡をかけて狡猾、陰険そうな顔をした日本人に対抗するためです。日本研究をして日本の弱点を叩き潰そうと考えたのは、日本人がさせたことに思いを馳せる必要があります。米国は、日本製品に負けて、IT、金融に活路を見つけましたが、その道も怪しくなってます。気がつけば日本の黒字は、米国の赤字です。米国から何も輸入せず、日本人が購買意欲の湧かないものを作るから負けるのは当然だといって済むのでしょうか。私なら、結果で公平にならないものは、結局勝者の論理、要するにペテンと言って怒ると思います。

 とかく、日本人だけのことを考えますが、世界は、狭くなり、つながってます。アジアの国に輸出したら、見合う分輸入もしてやらなければなりません。米国に輸出したら、見合う分輸入もしなければ不公平であり、片方のみが貿易黒字を積み上げることは不満が残ることに気がつくべきです。海江田議員が、日本人1億3千万人市場では、未開拓の分野がある、全力で開拓すべきといっている言葉に思いを致す時です。道はないわけではありません。自然エネルギー、環境未来都市、高齢化に対応した民間資本活用による地方都市再開発など新規事業の創出の分野はあります。

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