« 笑って借金を返せる方法はない | トップページ | アメリカは信用できる国か »

2011年12月30日 (金)

BRICsは、内部に巨大な市場を持っている

にほんブログ村 経済ブログへ
にほんブログ村

 日銀総裁白川さんは、現在のデフレの根本には、人口の減少と生産効率の低下があるとのことです。たしかに、成熟社会となり、超がつく高齢化社会で、少子化で、購買層は減るばかりです。また、労働生産性もロボット化を進めて抜本的、革新的な効率化は望めなくなってます。家の中を見渡してみても家電製品は一通り揃っており、後は更新需要のみです。省エネ化で薄型テレビに替え、冷蔵庫、クーラーも省エネ型に更新しました。もう、需要も先食いしました。
 ところで、米国が、世界中に輸出しまくり、米国製品で溢れかえり、世界が大迷惑したという話はききません。世界中から輸入したという話は聞きます。それは、米国は凡そ2億8千万人という人口を抱えていたから内需で十分需要を賄えたということです。今や、米国、欧州も成熟社会となり、自国のフロンティア消失を中国市場に輸出することで補おうとしています。ドル安政策もその一環です。
 反対に、韓国は、人口5千万人で人口が少なく需要が十分でないことから輸出中心にならざるを得ないということです。
 中国、インドは、各々人口13億です。両大国は、米国と同様に内部に十分な需要があることです。世界の工場として離陸した完成品を製造できる中国は、米国の市場がなくなれば、とか、欧州の市場がなくなれば、とか中国経済はもたないなどと希望的観測を述べてますが、明らかに間違いです。ロシア、ブラジル、インド、中国で、欧州、米国の需要が直ちに消えても混乱もなく経過する筈です。新興国から資金流出してますが、日本のアジア版財政投融資があります。中国も資金供給します。通貨危機に備えて通貨スワップ協定も準備されてます。中国外貨準備3兆ドルの世界最大の黒字国です。日本の3倍です。自動車年間販売台数2500万台も時間の問題です。米国の2倍以上です。米国過去最大販売台数は、1400万台にしかなりません。南米、ロシア、中国、中東を敵に回して、今度はハゲタカファンドで欧州まで敵に回そうとしています。国債発行残高1000兆円、未処理不良債権1000兆円以上(わが国のバブル処理に20年で200兆円処理してます。)、アフガンで戦争中、身のタケに合わない軍事予算、国内貧困層1億人、伝統的保護主義に回帰しようにも2億8千万のうち新基準で算定した貧困層が1億では、国内市場規模が小さく、そもそも保護主義が成立しません。勝負は既についているのです。
 我が国は、人口の減少もすぐには改善できません。すなわち内部の需要は、直ちに改善できないということです。内部にないものは、外部から需要を持ってくるしか方法はありません。すなわち、新興国の需要を取り込むことです。また、労働生産性を挙げることも、かなり困難な問題です。他国が簡単に追いつく分野では、労務費の問題もあり、国内生産では競争になりませんが、新興国が追いつけない分野、未知のフロンティアに資源を集中して、経済を活性化するしか方法はないと思います。ここは何とか産官学一体となり環境に適応すべくあらゆる努力を傾注すべきです。

« 笑って借金を返せる方法はない | トップページ | アメリカは信用できる国か »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/577632/52975561

この記事へのトラックバック一覧です: BRICsは、内部に巨大な市場を持っている:

« 笑って借金を返せる方法はない | トップページ | アメリカは信用できる国か »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

ウェブページ