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2012年3月 4日 (日)

絶対的権力は絶対的に腐敗する

 有名な命題に歴史学者J・E・アクトンの「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する。」というものがあります。

 歴史をつらつら見回すに正しい命題と思われます。この権力の暴走を阻止するためにジャーナリズムがあります。マスゴミと化している世界のジャーナリズムがこの責任を負えないことは日々実感してます。ネット世論は一定の責任を果たしていますが、今や権力の監視も厳しくなり、その可能性は阻止されつつあります。しかし、声を上げることを止めるとさらに酷い未来がまってます。

 中国などを見ると大衆を開放するために出現した権力が、今や大衆抑圧機構と化しているようです。絶対的権力は絶対的に腐敗するを日々実証している有様です。

 資本主義、民主主義、共産主義、社会主義、ナチズム、軍国主義、ファシズム、キリスト教、イスラム教など様々の権力が出現しましたが、絶対的権力は絶対的に腐敗してます。

 結局、支配するものと支配されるものを調和させる思想、権力はないような気がします。思うに知能があり、洞察力を備えた人類の性です。自己の存在を脅かすものに対して洞察力をもって対処する動物は人類以外ありません。チンパンジーなども洞察力をもって道具を使うことが観察されてますが、とても人間に比肩できるものではありません。

 人類の性ともいえるものです。あまりかぶれないことです。諦めましょう。無いものをいくら期待しても、探しても無理な話です。日々声をあげて、権力の暴走を阻止しつつも、自分の身は自分で守るに如かず。最期に頼るは我が力。お開き。

卑近な例を一つ 朝日新聞 声 戦争を語り継ぐから

「45年1月、海軍に志願した私は沼津海軍工作学校に入隊した。入隊直後、教員を兼ねる班長から「所持金一切と印鑑を出せ。その金で貯金通帳をつくり、毎月の俸給も貯金して俺が預かる」と指示された。従うしかない。私も入隊前にもらった餞別など200円を差しだし、月給も貯金した。個人的な外出は禁止だし物品販売所もない。手元に現金がなくても不自由は感じなかった。やがて、厳しい訓練や過酷な体罰の毎日に、みな預けたお金のことなど忘れていった。

 敗戦を迎え、佐世保海兵団で退団命令を受けた。一時金500円を支給された。しかし、これは、私達が預けた入隊時の所持金と俸給とは別物だ。

 思えば、在任中一度も自分の貯金通帳を見たことがない。その間、班長は3度代わり、入隊時以降は貯金について説明を受けたことがなかった。私にとっては海軍の裏面を見た思いがする嫌な思い出だ。」

現在では、老人ホームも、通帳、印鑑が一切が事務方に預けられてます。時々紙面を賑わせますが、相互牽制制度が必要な所以なのです。絶対的権力は、相互牽制制度がないから、絶対的権力なのです。一度確立されると武力でしか倒すことができないところが恐ろしいところ。念のため。

 

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

魅力的な記事とは大讃辞です。有難うございます。

>結局、支配するものと支配されるものを調和させる思想、権力はないような気がします。

いんや、ある。
ないと勝手に思い込んでいるだけ。
あるいは、作ろうとしていないだけ。

コメントがついてうれしいです。思うに人間の存在そのものと資源の希少性に由来すると考えます。即ち人間は群れて行動しないと非力ですし力を発揮できません。群れるとリーダーが必要になります。悪いことに資源は希少です。資源の独り占めがおきます。ですから人間の存在に起因するものです。資源が希少であるから、いらない、求めない、群れないという思想例えば禅宗、一切空は、この系統です。人類皆が群れない、求めないという世界は味気ないですよ。

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