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2012年3月24日 (土)

異常気象はどうなるのだろう

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 国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が、21世紀末の平均気温は最大6・4度上昇するとの報告書をまとめました。

報告書は、化石燃料依存が今後も続けば、今世紀中に平均気温1.1度から最大で6・4度上昇するとします。

 さらに、北極の海氷は今世紀後半には消滅すると予測。猛暑、熱波、台風の大型化など異常気象が増加し、動植物の絶滅種の増加など地球環境は大きなダメージを被ると世界に警告を発しました。

 IPCCは、世界の科学者が地球温暖化の影響を科学的に検証し評価する国連の組織。世界各地の観測データを集め、将来の気候システムなどについて検討を重ねています。温暖化未来予測

  さらっと書いてありますが、6.4度の温度上昇というのは、簡単にいうと人間は住めなくなるということです。大量の水蒸気が蒸発して、激甚化して雨となり、雪となり、風となるということです。時間当たり500ミリの雨が降るとか、大雪も一晩で3メートルの雪が降るとか、台風が風速100メートルになるとかいうものです。とてもコンクリートの上の都会でも川沿いにも山沿いにも住めないということですので、結局日本には住むところがなくなるということです。テレビで米国のハリケーンが大型トレーラーを風で巻き上げるシーンを放映してましたが、このようなことがごく普通におきるということです。日本でも竜巻が建物を数キロに渡ってなぎ倒すことが、ごく普通に起きるのです。トラックが風で横転などいうのはホンの序の口です。航空機が離着陸で風に煽られ難儀するのも日常茶飯事になるということです。このような劇的なものばかりでなく、地味に水源地で藻が発生して水道水が臭くなることも考えられます。カルキ臭でなく、墨汁のような変な臭いになるのです。

 それでも地球の歴史から見ると穏やかなものです。現在の気候は、地球46億年の中では、哺乳類にとって居心地の良いものですが、46億年の大部分は、このような気候でなかったことは常識です。過去を遡ると高さ数百メートルの波も普通にあった筈です。現在のように地球レベルで見ると鏡面のような海面こそが稀有、異常の状態なのです。絶対零度マイナス273度から太陽中心温度1500万度の温度がある中で、摂氏15度付近に温度が張り付いているのも稀有なことです。風にしても風速10メートルも吹けば大騒ぎです。雨量もパラパラでないと暮らしにくいといいます。そんな温室のような環境自体が稀有と思わなければなりません。要するに地球46億年の大部分を占めていた地球本来の環境に戻ることでもあります。

 人間が暮らしやすいとする、この異常な状態はいつでもバランスが崩れる微妙なバランスで維持されてます。要するに地球本来の状態に戻るということです。別に地球は人類のためにあるものでありません。誤解しないように。地球にとって人類はいようがいなかろうが知ったではありません。

 ある日突然に気候が変動するのでなく、小さな異常気象を重ねながらさらに激しい異常気象となるのでしょうが、その変動は誰もが実感しているところです。20年位前から東京の気候は亜熱帯でした。夏には、熱さがひどくクーラーなしでは眠れません。降雨は、雷を伴うスコールのようです。気候が穏やかでなく荒っぽくなっていると誰もが感じてます。北国では、降雪がひどく、激甚災害のようです。どれも海が熱くなり水蒸気が多量に蒸発して、激甚な雨となり、雪となるものです。さらに、赤道近辺が熱く加熱されて大量の水蒸気が蒸発して、中国大陸に押し寄せ、北極海の氷を溶かして、偏西風の流れを変えて、列島に寒波をもたらしています。

 中国、東南アジア諸国はこれから資源をドンドン消費して化石燃料を燃やして発展するのでしょうが、更に温暖化は進展します。

 地球は現在寒冷期にあるから温暖化は嘘という学者もいます。しかし、アルプスの氷河が融けている事実、北極海の氷が融けている事実は誰も否定できません。北極くまが氷が融けて溺れているとの報道もあります。世間で誤解されていることは、温暖化とは急激な気候変動のことです。急激な猛暑・厳寒、急激な豪雨、急激な竜巻・雷雨・台風、急激な干ばつをもたらすということです。

 単純に気温が上昇するだけというものではありません。海水温度が上昇して定常状態が破壊され、様々な激甚災害のような異常気象が発生するというものです。

 暴風雨といえば、近頃は人間にとってはとても折れそうもないコンクリートの電柱を簡単になぎ倒します。自然にとっては、昔から軍艦の砲身も曲げることは日常的に行ってきたことです。船体そのものもへし折ることも昔からやってきたことです。自然をねじ伏せようと考えるのは、人類位のものです。

 異常気象というと正常気象があるかと揚げ足をとるバカがいるので、異常気象=激甚災害をもたらす気象のことをいいます。

 しかし、米国、中国は温暖化対策を拒否しています。経済の発展のために手足を縛られるのは、嫌という訳です。結局、皆がおかしいと思っても人類滅亡まで発展をやめないのでしょう。

 一度陸地、海洋が一度暖まりだしたら、蓄えた熱量は膨大なもので、人類が暮らしやすい定常状態に戻るまでには、何千、何万年もかかることです。後戻りをする手段を人類は有しません。暗い気分になりますが、中国、東南アジアの新興国20億の発展を止めるわけにもいきません。世界中の人が日本人のような生活をしたら地球は滅亡するといわれてきましたが、現実のものになりつつあります。省エネ技術を普及して進展のスピードを緩めることが現実的方法ですが、劇的技術革新があってもおそらく焼け石に水のような気もします。なるようにしかならない。人間諦めが肝心と昔から言われてます。お開き。 

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補足

 テレビで激甚災害型集中豪雨について政府が関東の被害を予測したとの報道がありました。集中豪雨による利根川、荒川などの堤防決壊を予想したものですが、東京の下水道の排水能力は、時間当たり50ミリですので、12年の夏の豪雨の時間100ミリでは対応不能です。一度暖まった海水を戻すことは不可能ですので、ジワリ、ジワリと効果はでてきます。地下鉄が水没することは既定事実となってます。それにしては、世間は、呑気のような気もしますが。気のせいか。

 奇跡の一本松の伐採断面を見ましたが、直径1メートルを越える巨木です。このような松が何千本も一気に流しさってしまう自然の力には、あらためて畏怖します。人間がどうころんでも自然には逆らえません。戦艦大和も自然の前では飴細工でしかありません。世界最大の艦隊も台風の前ではなす術なく海の藻屑と消えてしまいます。筋骨隆々のプロレスラーが気張っても蚊にもなりません。人間は、自然の前では偏に、岸辺の一本の葦でしかないことを実感します。

 このように考えると自然はこの世の支配者といわれる人にも、明日たべる食料の無い人も平等に扱いますので、考えるよい契機とはなります。ただし、気がついても遅いということも事実です。映画で見る死ぬ間際になって悔い改める姿を見かけますが、既に遅いカナ。

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