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2013年4月12日 (金)

非寛容な社会について

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 昔から3人子供を産めば1人は、芸人になりたいとか、芸術家、漫画家になりたいとか、歌手になりたいとか、俳優、ダンサー、声優になりたいとか、スポーツ選手になりたいとか、自己実現を目指す方が必ずいるものです。しかし、そのような道は、自己の才能頼みのと世の中の風潮頼みの世界ですから、極めて険しく東大に入ることよりも難しい世界で努力でどうにかなるという世界ではありません。自分を養うことさえもママならない世界です。

 普通は何か自分が求めるものと違うといって、高校・大学を途中で放棄して、次から次へ職業を代え、プラプラしているというのが一般的です。しかし、当たり前ですが、そのような世界はあり得ません。外の世界が自分にかしずく世界などあり得ないのです。親のスネをかじって成立している生活です。

 近年は、加えて正規社員もママならない世の中です。すると1人は自己実現をあくまで目指す方、1人は、非正規の方、1人が運良く正規社員の方となります。

 自己実現を目指す方、非正規の方は、親と同居しなければオマンマの食い上げです。1人だけ1人立ちさせて、自分の産んだ子供だから二人は責任をとれでは親の身がもちません。

 現代では、結婚で子供を産むことは、即ち不良資産を抱えることと同義になってます。骨身を削って子育てした結果が、不良資産で、生涯親の年金に頼る生活では、結婚も躊躇します。現在、若い方が昔からの結婚に躊躇するのは理由のないことではありません。ネットで昔は知らなかった結婚の生態が手に取るように分かります。自分の給料は、家族に搾取され、1万だの2万円だのの小遣いで奥さんがワガママで我慢しなければならないことが事前に分かります。JBプレスに載ってましたが、結婚とは1億5千万の買い物をすることだそうです。家を選択するより遥に高価な買い物のようです。それは慎重になる筈です。

 昔は、結婚すれば大黒柱は、家族のために骨身を削るのは当たり前という価値観がありましたが、今やすべてアウトソーシングで獲得できます。別に結婚することはない世界になってます。若い方を納得せることのできる価値感がなければ結婚は廃れます。いまそこにある危機です。

 これは手当てを出せばなんとかなるという問題ではないと思います。昔からあるプラプラする方はいつの時代にもある話で、解決不能ですが、非正規の方については、社会で解決可能です。この世に起きたことで解決できないものはない筈です。

 人を大事にしない世の中の風潮が子供を産むこと自体を忌避している筈です。資本主義の世界ですから、金銭を稼ぐためには労働者にならざるを得ません。その労働者を部品のように取り替え自由にしているのですから、労働者の生活は極めて不安定になってます。大量に労働者にモノを売って成り立っている社会で、すべての労働者の生活を不安定にして、社会全体が安定する筈がありません。道理です。

 一部の会社がなりふりかまわず、近隣窮乏化政策で売上を伸ばしてますが、刈り取る草刈り場があれば成り立つ社会で、すべて刈り取れば、あとは立ち枯れです。社会全体が自分の手足を食べて成り立っている社会は、持続可能性にかけると思いませんか。ここにも因果応報で、巡り巡って自分に返ってきてます。政治は断固、このような風潮を断ち切る必要があります。

 ユニクロなど入社した社員の半分をボロボロにして切り捨てる大会社など有り得ないのです。あまりにイイトコどりなのです。唾棄すべき会社なのです。社長は一騎当千の社員以外いらないと嘘ぶきますが、世の中の大部分の人はそのような人ではありません。多様な人を抱えてこその社会です。そのような会社は、どのように良い商品を売っても、社会にとって、存在すれば迷惑以外の何物でもありません。他への影響が大きすぎます。屍累々で伸ばした売上を誇れますか。道徳を忘れた経済は犯罪とか、理解できますか。

 ユニクロがブラック企業として公表されるとか。淘汰される側に回っていたらブラック・ユーモアです。

補足1

4月23日の朝日9面で柳井会長は、「年収100万円も仕方ない」と言ってました。この年収100万円は、他の会社の重役さんとも話をしたときに、100万円もあれば暮らしていけるという所見を聞いたことがありますので、本気で言ってます。

 暮らしてみれば分かりますが、100万円で暮らすことはかなり難しいことです。年金、健康保険も払わなければなりません。親元で暮らしても結構難しい金額です。どうも年収数千万で暮らしている方の感覚と私たちの感覚は相当にかけ離れているようです。

 年収4億の会長がこのような認識ですから、非正規の方の賃上げは望むべくもありません。

 「大量に労働者にモノを売って成り立っている社会で、すべての労働者の生活を不安定にして、社会全体が安定する筈がありません。」、

 「一部の会社がなりふりかまわず、近隣窮乏化政策で売上を伸ばしてますが、刈り取る草刈り場があれば成り立つ社会で、すべて刈り取れば、あとは立ち枯れです。社会全体が自分の手足を食べて成り立っている社会は、持続可能性にかけると思いませんか。」これは、道理と思いませんか。

 自社が伸びるためのコストをカットして、社会にコストを押し付けているのですから、伸びないわけがありません。それをブラックというのです。ヤクザのやっていたタコ部屋と大して変わらない。儲からない訳がない。違法スレスレです。

 もし、すべての会社がユニクロのように考えて行動すると社会の立ち枯れは極めて早期に起きます。その時はどうするのでしょう。想像しやすくするために、生産年齢人口の9割を年収100万円までもってゆくと、どのような会社も倒れます。教育も荒廃、年金破綻、健康保険破綻は必定です。どうも道徳なき経済は犯罪、悪徳であるを地でいっているようです。ユニクロのブラックのイメージは語るに落ちるで、定着したようです。

補足2

 近頃は、バブルがおきないのでとうとう統合型リゾートと言い出しました。IRなどと称してますが、カジノが中心です。ない袖は振れないので、富裕層から掠め取ろうという魂胆です。日本には30兆円市場のパチンコというカジノが既にあります。

 一方的に偏った富を消費に回すには、富裕層が大量の愛人を保有することが正しいのと同様に、カジノは経済学的に間違ってはいません。所得再分配となる増税がまっぴら御免というならば、富裕層が大規模消費する仕掛けとしてカジノは正しい。ローマのような富裕層による大規模建築物の造営や大規模闘技場、寄付の仕組みがないのですから、金融投機で市場を不安定にするよりは余程マシです。非寛容な社会を創りだしたついでですので、何でもやって下さい。

 

 
 
 
 

しい

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