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2014年8月27日 (水)

幸せに生を終わるコツ

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 幸せに生を終わるコツなど掃いて捨てるほど先人が残してますが、私も考えてみました。

 人間には、食欲と性欲が本質的な本能としてあります。食欲は、個体保存の本能です。性欲は種の保存の本能に由来します。全て生き物に備わった本能です。

 さて、人間の世界では、性欲は古来卑しいものとして、意思の力で抑制することが人間的とみなされてきました。本能のままに行動することは、犬、畜生にも劣ると唾棄されるものでした。性感をどこまでも追求される方は色情狂として異端視され差別され社会から排除されます。これは、万人の同意を得れる筈です。 

 「昼顔」のように多大の可能性を持っていますが、今後もこの状況は不変と確信を持って断言できます。性感を追求することは、幸せを得る一つの方法ではありますが、万人向けではなく、社会の安寧秩序を破壊する、淳風美俗の風習に反するということで常に異端となります。幸せを求めたのに茨の道を歩くことになります。とてもお薦めできる方法ではありません。

 また、性欲は普通相手を必要とし、相手の同意も必要です。性病、更には婚姻問題まで引き起こします。マスゴミを見ると人生を棒に振った方で溢れています。性欲、性感の追求は、各種の困難が予想されます。今後も性欲を追求する方は、昔の相対会同様、排除される筈です。すると次善として食欲があります。(最善ではなく、次善としていることに注意して下さい。)

 すると人間の2大本能の中で食欲は、存分に堪能しても誰にも迷惑をかけない本能です。食べて、味わい、幸せを味わう行為は、頭が悪くても、学校を出ていなくても、人付き合いが悪くても、誰もが相手を必要とせずに要求を満たせる行為です。

 アメリカ合衆国の心理学者、アブラハム・マズローによれば、人間の基本的欲求は、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求など五段階の欲求の階層化を理論化しました。所謂マズローの欲求五段階説です。

 さしづめ安倍総理などは、自己実現の欲求を目指して日夜奮闘していることと推察します。しかし、このマズローの欲求の段階を登って追求しようにも各人は各種の制約があり、誰もが実現できる欲求ではありません。しかも、私の短い人生を顧みても、自己実現の欲求などは、達成してもそれほど記憶に残っていないのです。

 私個人の歴史を顧みて、会社で部長になったとき、学校に、入学・卒業したとき、結婚したとき、子供が生まれたとき、検察庁に呼ばれた時、上司と衝突したときなどのシーンを顧みて、それほど記憶が残っているというものではありません。

 マズロー流の欲求を実現するためには、多くの方にとって個性、能力、資産もあり難しいものです。しかし、生理的欲求の満足は誰もができることです。私が、強烈に思い出すのは、クラブ活動が終わった時に飲む水のウマサなのです。生理的欲求は生存と密接に結びついていますので記憶に強力に残ります。人生を終わるに当たって思い出すのは生理的欲求の満足なのです。この欲求を極めることは人生満足の秘訣でないかと思い至った訳です。 

 前述したように、生理的欲求の内、人として生まれて、何の制約もなく堪能できる欲求は、食欲ということになります。

 食欲を満たす行為は、美食のみが満足を得れるものではありません。例えば、クラブ活動で極限まで体を痛みつけた後に、飲む水道水の甘さは、何者にも代えがたいウマサがあります。このウマサは、体験した方でないと味わえないものです。

 人それぞれにウマサがあります。頭も関係ありません。学校も関係ありません。美醜も関係ありません。生まれも関係ありません。生きる力の弱い方も味わえる欲求です。食欲、味覚は、人間に平等に与えられた、誰もが楽しめる本能です。

 人して生まれたからには、食欲味覚を満たすに如かず。さすれば大いなる満足が得られます。案外幸せに生きる秘訣は、自らの内にあるものなのです。

 古来日本人は、この道理を誰もが弁えていました。高度成長期の中で、食を全く重視しなくなり、出来合いの企業が与える簡便な商品で満足するように導かれていますが、世の中が行き詰まると古来の道理に必ず帰る筈です。

補足1

 このことに気付き、実行した方に作家開高 健がいます。世界中に出かけて、うまいものを食べ尽くした方です。人生の満足は食欲の味覚を満たすことであることを人生を賭けて実行した方です。この方のように苦行僧になる必要はありませんが、テレビ「孤独なグルメ」のように市井の食堂で500円程度で十分に満足を得れます。再生回数100万回の人気番組です。

 この市井の真面目な社会人という雰囲気を固い感じでぎこちなく演じているところが共感されるのでしょう。酒場放浪記も市井の酒場のグルメを堪能してますが、ともに食欲、味覚に焦点を合わせたものです。人生の醍醐味は味覚を味わうに如かずというところでしょうか。

一杯のラーメンを求めて並ぶことは人生満足の秘訣です。勿論健康がないとおいしく味わうことができません。おいしいと感じ得ることに感謝すべきでしょう。

補足2

いける口の方は、美酒もあわせて味わうとより楽しくなります。

関連記事

おいしいものを食べると悲しみは半減する

補足3 日経Web 食品に仕掛けられた至福の罠(3)   筆者 マイケル・モス

詳しく読みたい方は、マイケル・モス氏の「フード・トラップ」を読んで下さい。

 「加工食品は魅力を最大限に高めるという意図のもとで開発されている。いや、緻密な計算のもとで設計されていると言うほうが適切だろう。売り場を通り かかってつい手に取ってしまったが最後、われわれは次回もその味をしっかり覚えている。そして何より、加工食品の原材料とその配合は、熟練の科学者や技術者たちが計算しつくしたものだ知っておくべき最も重要なポイントは、食料品店の店頭に偶然の要素は一つもないということである。すべては目的に沿ってな されている。

 原材料、心理トリック、マーケティング手法などはどれも、商品をカートに放り込ませることを狙ったものだ。向こうは塩分・糖分・脂肪分を手中にしている。しかし、最終的な選択権はわれわれの手にある。何を買うかを決めるのは私たちだ。どれだけ食べるかを決めるのも私たち消費者である。

 食品産業はさまざまなトラップを仕掛けてくる。その仕掛けを知っていることが、自分たち自身を守る力となるはずだ。」

 こんなもので、私達の食欲、味覚まで騙されてはいけません。食欲、味覚まで資本に支配されることはありません。それでは金融資本の奴隷です。中国の目に見える食品汚染、日米メーカーの目に見えないフード・トラップ、このような状態を日本語で「前門の虎、後門の狼」と言います。

 社会の仕組みをグロテスクに暴き立てる方々を、金融資本は、心から抹殺したいと願っていると思います。

補足4

朝日新聞日曜版の2014.8.31書評 津田塾大学 菅野教授

「スナック菓子と朝食用シリアル、清涼飲料水などの加工食品を製造している食品メーカーの幹部たちには、自分たちが手がけた商品を避ける食生活を送ってている人が多いという。なぜ避けるのかと言えば、それらの商品には、安価に商品の「魔力」を高めてくれる塩、脂肪、糖が大量に使われているからだ。・・・・最も恐るべきは糖の作用だろう。糖は脳に興奮作用をもたらすからだ。糖に対する脳の反応は薬物の反応と類似していることが分かるという」

 皆さんは、カップラーメンのスープ汁を全て飲んではいけませんということを聞いたことがある筈です。それは大量の塩分が使用されているからです。しかも、カップラーメンのスープの味が「おいしい」の標準になると長じて、ご子息にもスーブ味を基本として食事を供するようになるという訳です。味の連鎖があるのです。恐るべしカップラーメン。

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