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2017年2月 4日 (土)

トランプは、パンドラの箱を開けている

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 米国第45代大統領ドナルド・トランプ大統領は、パンドラの箱を開けている。

 彼が選挙戦で公約した全ての事柄を実行する心積もりです。当然中国に45%の関税をかけることも実行されます。(FT まず、我々はトランプ氏が言ったことをやり、中国を相手に戦うであろうと想定すべきだ。中国はすでに、貿易戦争を覚悟している。)

 それは、トランプ大統領を支持した選挙民に対する公約だからです。国論を2分する戦いに勝って大統領になった彼にとっては、最適行動パターンですが、世界の人々ににとっては、パンドラの箱を開けていることになります。

 すべてのマスゴミを敵に回して、中間選挙に勝ち残るには、それ以外の道はないからです。米国中間選挙は、上院議員の1/3、下院議員の全ての議席の改選ですので、負ければ任期半ばにしてレームダックになるものです。

 さて、トンデモ・ハップンの選挙公約を次々と実行すると当然貿易戦争になります。

 中国の習主席にしてみると、3兆ドル(336兆円)の米国国債を保有してますから、大借金をして、何をとち狂ったということでしょう。

 米国が大赤字でもデフォルトせずに繁栄を謳歌しているのは、中国、日本が国債を買って米国を支えたからです。恩を忘れたのかという所でしょう。債務国が債権国より強いことは道理に合いません。

 米国の命運は、中国の手中にあります。このような大借金を肩代わりできる国は世界にはありません。インフレを起こして借金チャラというノーベル賞学者まで出てきてます。 

 対する中国は、ロシアと組んで待ち構えています。まともに戦えば米国の生き残る確率は限りなくゼロになります。それは全世界にとってもそうなります。

 そこで、米国は、ロシアを巻き込み各個撃破の戦略にでると予想されますが、戦略家のプーチンが乗るはずもなく、結局中国、ロシア連合軍と米国の戦いになります。

 予言どおり第三次世界戦においては、ロシアが生き残る筈です。因みに、日本は存在しないと予言されます。

 プーチン大統領が世界で恐れられているのは、最強兵器である核兵器を使用せずにロシアが敗れることはあり得ないと固く決心しているからです。プーチンのロシアを敵に回すことは自動的に第三次世界大戦に100%なります。

 トランプさんは、下層社会に期待を持たせていますが、閣僚メンバーを観れば、化けの皮がはがれるのは時間の問題です。

 オバマ大統領がリーマン・ショックに懲りて、ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法を提案しましたが、制定過程で金融業者の横車で多々骨抜きにされました。

 その骨抜き法案さえも、消費者保護は儲けに支障があるとの理由で大統領令で廃案にしてます。

 しかし、そもそも1929年の大恐慌に凝りてグラス・スティーガル法で銀行が賭博を業とする証券業界と袂を分かち、善良な預金者の預金を賭博に賭けてはいけないとしたものです。

 これで証券業の真髄である投資家を自殺に追いやって一人前を地でいけます。さぞ騙しがいがあることでしょう。

 それをグラス・スティガール法を廃案として、妥協策としてのドッド・フランク法も廃案にするのですからデタラメの限りです。これからは、思う存分に新自由主義の真髄である、強奪と出来レースをやりますと宣言されてます。

 米国のことですから兎や角いいませんが、上位8人が世界の富の半分を占めていることに危機感を抱かなければ問題は解決しません。富裕層の所得再分配はさておき、多国籍企業の近隣窮乏化及び労働者の収奪はさておき、タックスヘイブンを利用した脱税はさておき、では問題は解決しないことは自明です。

英国FT曰く「何しろ大統領は、エリートを痛烈に批判しながら、エリートの私腹を肥やす才覚を持っている。トランプ氏を相手にする際のルールは、人生と同じように、彼の発言ではなく、行動に注目すること。発言と行動は往々にして、2つの異なるものだ。」また、「最大の勝者は、ウォール街と化石燃料エネルギー産業、そして防衛産業から生まれる。」としてます。トランプのやり口は、「マーケティングの世界では、これを「ベイト・アンド・スイッチ(おとり商法)」と呼ぶ。」としてます。

 パレスチナの土地もイスラエルの強奪を認めてます。共和党の族議員も真っ青の大盤振る舞いです。暗殺などあり得ません。トランプ様様です。辻褄はどこで合わせるか、弱者、他国からの強奪で合わせるのです。特に、国民預貯金1600兆円、企業内部留保400兆円り金満大国日本で合わせるのです。戦後70年金の卵として飼ってきた真価が今試されるのです。

 お前が使えないのなら俺様か使ってやるという有難いご託宣です。所詮米国に金玉を握られた同じ穴のムジナなのです。旅客機も戦闘機も開発できない軍事3流国家に何ができますか。米国に貢ぐことを売国奴というのは間違い。誰がやっても他の選択肢はありません。

 米国を偉大な国にする道は、富裕層の所得再分配及び多国籍企業の現状変革を対象外とすると、残るは他国からの強奪ですが、他国は黙って強奪されると考えるところが浅はかです。最後は当然戦争になります。しかも、中国、ロシアが結託すると勝ち目ゼロという現実も理解してないのが残念なところです。

  トランプさんは、ビジネスマンです。ビジネスマンが命を賭けて銃弾で戦うことは想定されてません。命を失っては儲けなど何の意味もありません。外交においては、理不尽な要求には、銃弾が飛んできます。そこが政治家、軍人とビジネスマンの違うところです。トランプ一族の命を犠牲にしてまで戦う大義をウヤムヤにして儲けにばかり目がいくと大火傷をすること間違いなし。

 日本の生き残りの策は、米国に国民の年金など40兆円、インフラ投資として目一杯貢ぐとの結論ですが、どうでるか誰にも分かりません。

 米国のインフラ投資資金のための米国国債を日本が国債を発行して借金して買うことになるのでしょう。しかも、米国国債は利息をもらったことがありません。すべて再投資にまわされます。ある時払いの催促なしです。投資した米国国債がどうなっているか米国に聞かなければ分からないという代物です。米国に防衛を全面的に頼らざるを得ない国の悲哀です。

衆議院議員 江田憲司さんが質問してます。20分以降に該当部分がでます。

 しかし、これは、所与の条件の中で、日本の安全を確保するための資金として決して高価ではありません。中国に蹂躙されることに較べれば安いものです。飼い主に手向かうことのないように太い鉄鎖でつながれた飼い犬には、これ以外の選択はありません。古代のカルタゴのようなことには決して、してはいけません。

 最近、ノーベル賞経済学者によるシムズ理論を持ち出し貨幣希薄化によるインフレ税を喧伝しだしました。米国は手回しの良いことで、痛み入ります。

 シムズさんの言うような希薄化は、当ブログも述べてますので参考までに。

 ゼロクーポン永久債について 簡単に言えば、利付国債を割引国債に変換し、かつ割引国債を準貨幣するというアイデアはどうでしょうかというものです。

 最後の日が来るまで楽しく、機嫌良く暮らしましょう。

補足 投資内容の概要

日米成長雇用イニシアチブ

投資額 四千五百億ドル(約五十兆円)以上、(トランプ在任期間に渡り400兆円程度になると予想します。クリントン大統領の年次改革要望書10年600兆の公共投資を想起して下さい。クリントンは先端技術開発阻止のために浪費的投資を要望しましたが、日本は実行したのです。トランプ敢えて要望せずに、自発的に日本自らの意思で投資させます。これは、自らが望んだ世界的公約ですから、実行せざるを得ません。教育無償化、待機児童解消などケチな話ではありません。)

(1)米国内での世界最先端のインフラ実現
米インフラには十年間で千五百億ドルを投じ、七十万人のうち六十五万人の雇用を生み出す。
テキサス州などの高速鉄道プロジェクト
地下鉄・都市鉄道の車両三千両の刷新に日本が協力。
高効率ガス火力発電事業などに参画し、原発十基超の出力に当たる千三百万キロワットの電源開発に貢献する。

(2)世界のインフラ需要の開拓
世界市場の開拓では共同での原発の売り込

(3)ロボット・人工知能(AI)の共同研究
東京電力福島第一原発の廃炉への活用
船の自動航行、航空機の自動飛行

(4)サイバー・宇宙における共同対処

(5)雇用と防衛のための対外経済政策連携-の五本柱。
政府調達や電子商取引(EC)分野の通商ルール作りで協力

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