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2018年7月12日 (木)

日本は太平洋戦争になぜ負けたのか

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 大東亜戦争を正義の戦いとして許容する方がいます。いずれ歴史が正義の意義ある戦いとして意義付けると考えています。

 さて、国家の戦争は、国家の全存在を賭けた戦いで、勝者は総取りが原則です。

 大東亜戦争は、当時の指導者で、当時の戦いの考え方で、当時の科学技術の水準で、当時の物量・資源で、当時の暗号で、再度戦って勝てる可能性はあるのだろうか。100万回戦っても一度も勝てないと断言します。

 帝国陸海軍の戦い方は、明らかに誤りでした。一銭五厘の赤紙で無限に兵隊を徴兵できると誤解したことでした。一銭五厘で 徴募した兵隊を国家資源を投資して訓練したのですから、もはや一銭五輪の価値しかない兵隊ではないのです。にも関わらず兵隊を惜しげもなく消耗しました。 軍隊の本質が敵兵を殺傷することですから、自ら進んで兵隊を消耗させるのですから、飛んで火に入る夏の虫状態です。

 ゼロ戦のような防弾装備ゼロの戦闘機で航空機搭乗員を無駄に損耗した結果、まともな搭乗員が皆無になった訳です。最後は追い込まれて人間爆弾攻撃ですから論評に値しない。

 米国の思想は、兵隊は貴重な限りある国家資源であり、国家資源の枯渇を回避する行動を取ります。戦闘機においても防弾装備を頑強にして強力なエンジンと機関砲を備え一撃離脱戦法で、最後はゼロ戦を打ち負かしました。

 この戦法を更に強力にしたものが、レーダーでした。方向と距離と高さを把握できるのです。(日本のレーダーは方向のみが把握できる)

 更に対空砲火では、VT信管を発明して電波を発信して目標を探知して爆発させることで命中精度を飛躍的に向上させました。VT信管の発明に際しては、科学者を総動員して真空管を砲弾に装備するべく研究し成功させてます。

 この結果マリアナ沖海戦では、帝国海軍の戦闘機を待ち伏せして攻撃できたのです。結果は、日本側損失航空搭乗員戦死445名、艦乗組員戦死と失踪3000名以上に対して、米軍航空搭乗員戦死76名、艦乗組員戦死33名と完敗でした。この時点(1944.6.20)で連合艦隊は壊滅したのですから、勝負は決着したのです。

 米国は、この戦いを「マリアナの七面鳥打ち」と言い、日本は箸にも棒にもかからないほど弱かったと言ってます。帝国海軍の乾坤一擲、存亡を賭けた戦いが、箸にも棒にもかからない完全敗北なのです。三次元レーダーとVT信管、暗号解読、彼我戦闘機の防弾性能差など科学の力の前に破れたのです。この時点で天皇陛下に完全敗北、降伏を奏上するべきでした。

 海軍反省会というものがあります。太平洋戦争を戦った指導部の参謀連中が大戦を反省するものです。その中で、敗戦は誰の目に明らかだったが、大勢に抗することは難しく内心の確信に反して勇ましい主戦論を唱えたと多くの方が告白してます。国家存亡の瀬戸際でも内心の確信に反して保身に走るなど万死に値します。1000年消えない罪なのです。

 完敗の指揮官にも再度チャンスを与える温い人事、将兵には退いたら射殺です。敗戦の指揮官は、打ち首でないと辻褄があいません。生きて虜囚の恥ずかしめを受けずを史記から借りてますが、史記に出てくる指揮官は敗戦は、打ち首か平民格下げが原則です。肝心のところをオミットしていい所取りはいけません。

 そもそも原油の一滴は血の一滴といいながら、資源確保の計画が杜撰です。何千キロも離れたオランダ領東インド(インドネシア)の石油を確保し、安全に輸送できると無邪気に考えてます。しかも、シーレーン防衛は、お粗末でした。菊の御紋のある軍艦が船団護衛することは恥とする心情があり、さらに敵輸送船を菊の紋章のある軍艦、潜水艦が破壊することも消極的でした。計画当初から不足していた原油は、増産と人造石油で補えると希望的観測で辻褄を合わせてます。すべてが杜撰です。兵站が戦いの帰趨を制することを真剣に考えなかったのですからトンデモハップンです。バカの類です。

 このような話を聞いたことがありますか。仲間内でヨイショをする批評ばかりですが、専門家の言うことは本質を外して語っていることに注意すべきです。専門家に任せることなく自分で史実を確認することが必要です。史実は今や一部専門家の占有事項ではなく誰でもネットでアクセクできる衆知の共有物です。

 自分の頭で考え抜くことです。その思考は稚拙でも構いません。専門家の一票も貴方の一票も等価であると憲法が定めてます。その思考の総和で日本国が運営さ れるのです。世の中目明き千人、盲千人といいます。しかるべきところに着地しますので、安心して下さい。むしろ自己の考えなく不和雷同することこそ憲法の 求めるところではありません。

 勝負が決着したにも拘らず、なお戦争の正当性、作成計画の正当性、無謬性を主張するために、大戦末期において戦死した兵士は、100万、200万です。兵站を無視して孤島に軍を配置した結果、餓死した兵士が100万にものぼるなどあってはならないことです。このようなバカな作戦を計画した責任は逃れようがないのです。民間人の爆撃による死傷者は100万です。戦死者の大部分は大戦末期に集中しているのです。

 また、暗号においても開戦時から完全解読されており、帝国海軍の作戦はすべて把握されてました。(米国は真珠湾攻撃を知っていたが攻撃させた。)日本は、終戦まで暗号が解読されていることを知りませんでした。この暗号解読は米国のすべての科学者2000名を動員して解読に成功させたものです。対する日本は15名の解読班です。ミッドウェイ海戦も暗号が解読されているのですから完全待ち伏せで負けたものです。これが海戦後6ケ月で空母主力部隊、優秀な航空機搭乗員を喪失してほぼ勝負がついたのは、偶然ではないのです。当然の帰結なのです。

 ミッドウェー海戦は、6月5日に生起しました。6月7日のシカゴ・トリビューン「米海軍、日本軍の計画を入手し、これを撃破す」という記事が掲載されています。

「信頼すべき米海軍情報部筋が今夜明らかにしたところによると、現在なおミッドウェー島西方海上で続行中の米日海戦は、今次大戦における最大の海上戦闘であるが、来攻した日本軍の兵力内容は、戦闘の開始される数日前、米海軍によって探知されていた。」「日本艦隊が行動を開始した時、アメリカのすべての前哨拠点は警報を受けた。そして、日本側がとるであろうと予想される攻撃法に備えて、米艦隊は十分な準備を整えた」(デービッド・カーン著湊郁彦、関野英夫訳「暗号戦争」)

 要するに「運命の5分間」など惜しかった、勝てたかも知れないなどとマスゴミに目眩ましされてますが、手の内を完全に読まれた、完全待ち伏せ攻撃にあっただけなのです。

 マリアナ沖海戦、台湾沖航空戦などすべて完全待ち伏せ攻撃にあって敗北しているのです。

 野球でも相手チームにサインが見破られていては絶対に勝てません。次に外角にカーブを投げてくるとサインを読まれて勝てる訳がない。帝国海軍関係者は、暗号が破られていることをどうしても信じることができずに、米海軍関係者に確認に行ったというのです。試合が終わるまで気がつかなかったというのですから、間抜けということば以外見当たりません。戦争では何百万人も犠牲になる話ですから、間抜けではすみません。

 ニセの作戦命令を発令するなど暗号が解読されているのではないかという着意もない。勝負は時の運で水に流す。多くの将兵を戦死させて全く指導層に反省がない。指導層の罪は1000年は消えないものです。靖国に奉るなどバカ言ってんじゃネェ。どうやったら官費を使ってそのような間抜けを教育できるのか伺いたいものです。

   兵隊の前で「昨日のSは、ナイスギア」何て言っている場合じゃないのです。頭がウニになったか。

 戦い方においても、兵科将校は、敵艦と戦うことを優先し、後方支援の輸送部隊護衛の任務は軽視されてました。潜水艦も敵戦艦撃滅を第一として、輸送艦攻撃を軽視しました。帝国陸 海軍の軍隊に対する考え方、戦闘に対する考え方が、日露戦争の戦争思想に留まってます。

 万世一系の天皇を現人神として敬い、それに科学者が異論を唱えないというところに、我が国の科学の底の浅さ、付け焼き刃がみてとれます。とても科学者のとる態度ではありません。人間を現人神として不思議と思わない神経の官僚、軍人、政治家、学者では、到底科学の粋を集めた近代戦に勝利は不可能です。

   精神論を振りかざして、科学に基づき戦うこと知りませんでした。戦車に鉄板をつけてブルドーザーとして飛行場を整地するなど考えも及びませんでした。また天皇から下賜された兵器に鉄板をつけて整地するなど提案したら軍刀で斬り殺された筈です。

 兵器体系においても戦艦重視の思想が優勢で、戦艦が戦いに役立たないと気付き方向転換したのは、戦時中のことです。

 潜水艦駆逐に際しては、オペーレーション・リサーチ通称ORといわれる数学理論に基づき潜水艦の攻撃を行い攻撃精度を高めてます。ORも米国の科学者を動員して成功させたものです。日本側の輸送艦攻撃の軽視及び潜水艦攻撃精度の向上で彼我後方能力はドンドン広がっていきました。日本の後方軽視は、「輜重輸卒が兵隊ならば 蝶々トンボも鳥のうち 焼いた魚が泳ぎだし 絵に描くダルマにゃ手足出て 電信柱に花が咲く」に端的に現れてます。

 その結果、伸びきった補給線を維持できず、ガダルカナル島など南方の島々で百万からの兵隊が餓死したのです。

 原子爆弾においても米国の国力のすべてを賭けて短時日に開発したものです。 

 要するに、負けるべくして負けた戦いが、大東亜戦争です。戦いは時の運というような程度ではないのです。国力において余りに隔絶しているのです。100万回戦っても一度も勝てません。

 この戦いを皮相に、検証することなく、気分で大日本帝国陸海軍の敵でないと精神論をぶち上げた指導部の輩は1000年消えることのない罪です。帝国海軍図上演習で恣意的にサイコロの目を誤魔化すなどあってはならないのです。

 オール・オア・ナッシングの戦いにおいて、間違ってましたなどいうことは許されないことなのです。ただそれだけで1000年消えることのない大罪です。戦後、米国、英国、仏国は、核保有国と戦禍を交えたことがありません。どんなにトチ狂ってもいささかでも不安のある戦い一切しないのです。

 昭和天皇の「大東亜戦争終結に関する詔書」に「尚交戦を継続せんか、終に我が民族の滅亡を招来する」(それなのになお戦争を継続すれば、ついには我が民族の滅亡を招く)と言わせた罪は1000年消えない罪なのです。この日本民族の貴重な教訓を知らないものは直ちに刑務所にぶち込んでも良い話なのです。

 これは、どういうことかと言うと、無謀な負ける戦いを当時の指導者はあえて挑んだということです。当時の指導者は、官僚無謬性で批判を許さず、負ける戦いを敢えて正当化したということです。その結果として同胞300万人、交戦国も含めると600万人が亡くなった戦いを正当化するなどおよそできないことです。安部総理の祖父の岸さんも官僚として責任があるのです。これだけで万死に値します。

 このような精神構造は、現在の北朝鮮に見てとれます。北朝鮮で戦争に負けると発言することは死刑につながります。日本にも負けると発言することが官憲になぶり殺しにされる時代があったのです。

 これだけで、国民に塗炭の苦しみを与えて、生き残った指導者が他人に裁かれて言い訳するなどあってはならないことです。

 当時の指導者が、靖国に祭られるなど国民としてありえない話なのです。100万回戦って一度も勝てない戦いに国民を巻き込んだ罪は、1000年消えることない罪です。例え結果としてアジアの欧米からの開放に貢献したとしてもその罪は消えません。理解できますか。

 剰え、当時の憲兵が悪行が子孫に及ばないように、神田の古本屋を彷徨いて、当時の軍隊関係の資料を私費で買い漁り、焼却していると戦中史の歴史が嘆いてましたが、あくまで悪行を封印して逃げきる積りです。これは何だ。戦後70年経っても悪行を封印するような戦争をした民族はあるのか。

 国府台精神病院に戦争で精神病になった患者の日誌が日の目をみることなく眠ってます。どこの誰が、いつ、どこで、どのように虐殺したのかが克明に記録されてます。もはや厚生労働書の馬鹿が焼却したかも知れませんが、戦争犯罪の記録のオンパレードです。

補足1

 このようなことは、貴重な教訓として国民の誰もが常識として知っておくべきことです。

 大東亜戦争は、日本民族絶滅の淵まで追い込まれた戦さだったのです。これを教育しないなどあり得ない話なのです。

 以上述べたことは、戦後70年見聞きしたことを纏めたものです。しかし、国家として大東亜戦争を総括して、国民一人と一人に周知させていません。これは不幸なことです。

 今でも座して死ぬよりはマシという考え方をとる方がいます。しかし、無謀な戦いは国家の滅亡と直結してます。カルダゴのように焦土に塩をまかれ、国家が絶滅することを失念してます。国家の運営は、冷徹な洞察力の下になされることが必要です。とても冷徹な洞察力があったとは評価できません。単なる匹夫の勇です。豚も煽てれば木に登るの類です。当時の軍部、議会、学会はガン化しており、自滅したと考えるのが妥当です。ガンは初期に切除するしか生き残る方法はない。

 何でも水に流せば良いというものではないのです。

補足2
 マスゴミの言うことを間に受けると大勢を見失います。マスゴミは、日本軍が負けてばかりの記事では誰も読みませんので、日本軍が勇敢に、優勢に戦った戦いの場面のみを取り上げますので、マスゴミの記事ばかりを見ていると、勝負は時の運、再度挑戦すれば勝てるというような気になりますが、大きく誤報してます。売上上日本が戦いに勝った場面のみを取り上げているだけです。

 民族の名誉を守るために絶望的な中でも勇敢に戦ったということのみ強調しすぎると、無謀な戦いで絶望的な戦いであることが、忘れ去られます。

 戦争は、我が国の自衛のために、万やむを得ず立ち上がった、仕方なかったという絵描き方をすることは、いくらでもできます。ドンドン本質から離れ、大東亜戦争の正当化ということに帰着します。この道は再び日本を取り囲む国を敵に回すことです。このような思想はガン細胞であり、断然決別すべきです。

 全体的に見るとボロ負けということを片時も忘れてはいけません。勝負にもならなかったというのが実状なのです。バカな指導者の責任は、逃れようのない歴史的事実なのです。

補足3

大本営参謀の情報戦記 堀 栄三著から抜粋

米軍は、昭和21年4月、「日本陸海軍の情報部について」という調査書を米政府に提出している。その結語のなかの一節をまず紹介しておかなければならない。

結局、日本の陸海軍情報は不十分であったことが露呈したが、その理由の主なものは、

(1)軍部の指導者は、ドイツが勝つと断定し、連合国の生産力、士気、弱点に関する見積りを不当に過小評価してしまった。(国力判断の誤り)

(2)不運な戦況、特に航空偵察の失敗は、最も確度の高い大量の情報を逃がす結果となった。(制空権の喪失)

(3)陸海軍間の円滑な連絡が欠けて、せっかく情報を入手しても、それを役立てることが出来なかった。(組織の不統一)

(4)情報関係のポストに人材を得なかった。このことは、情報に含まれる重大な背後事情を見抜く力の不足となって現れ、情報任務が日本軍では第二次的任務にすぎない結果となって現れた。(作戦第一、情報軽視)

(5)日本軍の精神主義が情報活動を阻害する作用をした。軍の立案者は、いずれも神かがり的な日本不滅論を繰り返し声明し、戦争を効果的に行うために最も必要な諸準備を蔑ろにして、ただ攻撃あるのみを過大に強調した。その結果彼らは敵に関する情報に盲目になってしまった。(精神主義の誇張)

と結んで、これが米軍の日本軍に対する情報活動に対する総評点であった。

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