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2019年1月 5日 (土)

北海道南方沖巨大地震が近い(再掲)

※札幌電波地震学研究所によれば、18年12月28日を以って北海道南方沖巨大地震(予想M8.0)に関して函館局からの地震エコーは止まったとのことです。

 本格的に静穏期に入る兆候かもしれません。要注意です。函館、八戸、広尾、浦川の全ての地震エコーが停止すると完全に静穏期に入ったことになります。

 通常、静穏期に入ったとすれば、1週間から1ケ月で発災となります。(補足3の図の三陸沖北部プレート間地震近辺が震央となれば津波を伴う地震となります。依然から推測されている東日本大震災の北側割れ残りに合致します。)

 マスゴミが地震予知が当たると持ち上げて、北大から観測を止めるように勧告された森谷武男博士がいます。ネットでは政府が目障りなので研究所を閉鎖したとの噂です。先生はシッカリ観測すれば100%予測できると公言されてました。
 
 現在は北大を退官して、自費で観測を継続されている方です。先生のホームページで北海道南方沖巨大地震を7月20日から予測してました。地震は起きませんでしたので諦めたのかと思ったのですが、8月20日やはり北海道南方沖巨大地震を予測してました。

 それで今回の胆振の地震です。先生のH/Pでは、解説が一切ありませんので、今回の地震が予測の地震なものか、さらに沖合いで海溝型の巨大地震が発生するのか知りたいものです。もう退官したのですから自由に発言しても良いのではないですか。古巣の北大では先生の研究と似たような研究をして堂々とNHKで発言している方もいます。研究の横取ではないかと思ってしまいます。
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補足1  未知の地震に対する様々の予測は、併用して予測することこそが正しい方法です。

 森田先生によれば、北海道胆振東部地震は、北海道南方沖巨大地震ではないとのことです。依然として地震エコーは継続観測されており、先生の導き出した公式に当てはめるとM8が予想されるとのことです。地震エコーが観測されなくなって静穏期に入り一週間から1ケ月程度で発災となります。

先生は、今回の熊本地震も予測されていました。18年12月4日頃から静穏期にはいり19年1月3日発災です。場所は九州方面、予想震度はM6からM6.5と予想しています。 

補足2 気休め  

 もし、森谷先生の北海道南方沖巨大地震が来ると仮定して、前回の十勝沖地震について記しておきます。

1968年(昭和43年)    5月16日9時48分頃 十勝沖地震 - Mj 7.9(Mw 8.3)、北海道、青森県、岩手県で最大震度 5、三陸沿岸で5mの津波。死者・行方不明者52人。三陸沖北部の固有地震。        

同日19時39分頃 青森県東方沖で地震 - Mj 7.5、北海道浦河町・広尾町で最大震度 5。1968年十勝沖地震の最大余震。    

6月12日 三陸沖で地震 - Mj 7.2、青森県、岩手県、宮城県で最大震度 4。1968年十勝沖地震の余震。  

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 以上から分かる通り、北海道胆振東部地震よりは、沖合い遥かですので、陸側では大分小さな揺れです。ただし沖合いですので津波は発生するのが残念なところです。

 政府が「切迫性がある」として2017年12月に警告した千島海溝型地震については、あらためて北海道陸側全般に蓄積された歪みは膨大なものであることが確認された。再度政府の警告を確認する必要があります。

 
補足3
地震調査委員会報告書から抜粋
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補足4
千島海溝型巨大地震の歪みのメカニズム
 
補足5
 

東日本大震災は、北米プレートの下に潜り込む、太平洋プレートの接合面の歪みの開放で生起したものでした。その規模はM9.0という途方もなく巨大な地震でした。学者によっては、今回の北海道胆振東方地震は、その歪みの残りが原因という方もいます。M6.7ですから歪みの残りの開放には力不足で、未だ相当程度歪みが残っており、いずれ開放を迫られるという方もいます。

 また別の学者は、震源が38キロと深すぎるのでプレート型の地震ではないとする方もいます。べつのがくしゃは地下で起きる爆発という方もいます。

 要するに、地震の原因が何に由来するものか、歪みが開放されたのものなのかか爆発なのか議論が分かれるのです。右往左往しても何もわからないというのが本当のところなのです。

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補足6
  石狩低地東縁断層帯に胆振東部地震が何らかの影響を与えている可能性について地震本部が言及しています。

 胆振東部地震は、深度38キロと深いのですが、余震を詳しく調査したところ深度16キロ程度まで断層が動いており、影響はないとは言えないとしています。

 今後余震の深度が更に上がると石狩低地東縁断層帯で予想される地震が発生する可能性があります。

地震本部による石狩(いしかり)低地東縁断層帯についての解説

 石狩(いしかり)低地東縁断層帯は、北海道西部の石狩平野とその東側に分布する岩見沢丘陵、栗沢丘陵、馬追丘陵との境界付近に位置する活断層帯です。
 石狩低地東縁断層帯は、その分布形態から石狩低地東縁断層帯主部と石狩低地東縁断層帯南部に区分されます。

 石狩低地東縁断層帯主部は、北海道美唄(びばい)市から岩見沢市、夕張郡栗山町、夕張郡長沼町、夕張郡由仁町、千歳市を経て、勇払(ゆうふつ)郡安平(あびら)町に至る断層帯です。長さは約66kmと推定され、東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。

 石狩低地東縁断層帯南部は、千歳市から勇払郡安平町、苫小牧市、勇払郡厚真町を経て、沙流(さる)郡日高町沖合の海域に至る断層帯です。長さは54km以上と推定され、東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。
 
○断層帯の過去・将来の活動
  
<過去の活動>

 石狩低地東縁断層帯主部の平均的な上下方向のずれの速度は、0.4m/千年以上の可能性があります。最新の活動は1739年以後、1885年以前であった可能性があり、平均的な活動間隔は、1千−2千年程度であった可能性があります。

 石狩低地東縁断層帯南部の平均的な上下方向のずれの速度は、0.2m/千年程度の可能性があります。最新活動時期を含めた最近の活動履歴については不明です。

<将来の活動>

 石狩低地東縁断層帯主部は、全体が1つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.9程度の地震が発生する可能性があります。その際、断層の近傍の地表面では、東側が西側に対して相対的に約2mもしくはそれ以上高まる段差や撓(たわ)みが生ずる可能性があります。

 石狩低地東縁断層帯南部は、全体が1つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.7程度以上の地震が発生する可能性があります。その際、断層の近傍の地表面では、東側が西側に対して相対的に4m程度以上高まる段差や撓(たわ)みが生ずる可能性があります。
 
 石狩低地東縁断層帯南部では、最新活動時期が特定できていないため、通常の活断層評価とは異なる手法により地震発生の長期確率を求めています。そのため、信頼度は低くなりますが、将来このような地震が発生する長期確率には幅があり、その最大値をとると、石狩低地東縁断層帯南部は、今後30年の間に地震が発生する確率が、我が国の主な活断層の中ではやや高いグルーブに属することになります。
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補足7 もっとも悲観的な見方(石狩低地東縁断層帯関連記事のコメントから全文転用)

 国土地理院のGPSモニタリングデータベースや筑波防災科学技術研究所の震源マップを観ると各プレートの圧力が高まりプレートの均衡が崩れている事が分かる。

 胆振大地震は北米プレートと太平洋プレート・ユーラシアプレートの均衡が崩れている為に発生し現在もその圧力は掛かり続けています。その為、胆振大地震は南北海道〜青森太平洋沿岸でプレート境界型巨大地震の前震現象である可能性があります。

 日本列島は地震活動期に入っています。各地のプレート境界で均衡が崩れている為、スロースリップ現象や巨大中央構造線境界面で前震現象が多発し続けています。巨大中央構造線境界面では滋賀〜大阪〜阪神淡路大震災震源域で連鎖大地震が発生する可能性があります。

 危機的な状況なのは、プレート境界型巨大地震である南北海道巨大地震・第二次東日本大震災・南関東巨大地震・日向灘巨大地震・南海トラフ巨大地震が連鎖発生する可能性があります。(※ブログ管理人の注記、但し、ここ2千年の歴史で見れば、日本において、このような地震が発生したことはありません。起こったときには、余程運が悪いと諦めましょう。)

2018年12月24日 (月)

トランプは危険すぎる

 ナチスは、ゲルマン民族が貧しいのはユダヤ人が収奪しているからだと断定して、ドイツ国民の憎悪に火をつけました。ユダヤの財産をすべて没収して、民族浄化に突き進みました。

 トランプは、米国が貧しくなったのは、ドイツ、日本、中国に収奪されたからだと憎悪を煽ります。国内においては、黒人、有色人種が上手いことやっているから白人が貧しくなると人種差別を煽っています。社会の治安が悪くなったのはロクデナシの移民、クロのせいだ。壁をつくれ、監獄にぶち込めと獄産複合体の喜びそうなことをいいます。(ユルユルの国境で格安の麻薬が持ち込まれて値崩れしてショウガナイが本音かも知れません。)

 その構造はまったく同じです。

 ユダヤ民族は、新約聖書のイスカリオテのユダによるキリストへの裏切り行為、シェークスピアのベニスの商人に登場するユダヤの金貸しシャイロックで冷酷非常かつダーティなイメージが形作られ、祖国を持たない放浪の民であること、金貸し、律義者が多く、成功者となり、女を囲うなどの嫉みがユダヤ人排斥運動につながった。少し扇動すれば燃え上がる素地があったのです。

 ドイツは後進国でプロイセンの時代からアングロサクソン民族に挑戦し油断のならない民族として刷り込まれています。中国、日本はアジア民族として、米英に巣食い、イナゴのように食い尽くすイメージがあり、20世紀初頭から黄色人種による米英に禍いを為す民族として黄禍論が議論されています。ユダヤ人同様、米英にはアジア人排斥運動が燃え上がる素地が十分にあるのです。

 トランプは、国民の不満を特定の対象に絞り込み、標的として人間の本源的な性質である邪悪な感情を煽り、攻撃し続けます。

 嘘か真実はどうでもよく、100万回も同じことを言えば真実になると嘯きます。大脳皮質により抑えられていた原始的感情は、揺さぶられると脆い。元々邪悪な人類ですので、屁理屈がつけば何でもする。

 人類の特徴である邪悪、狡猾、貪欲かつ残忍な質を後天的な教育で抑えこんだだけですので、本能が目覚めるのは早いのです。言わば人間の脆弱性につけこんだ卑劣な手法です。前漢の軍師陳平が用いた離間の計も、この類です。陳平も禁じ手を使ったことに深く羞じています。

 このような禁じ手を大統領が率先してやり出すのですからトランプは、相当に質が悪い。危険過ぎます。

 この目は早く潰さないとガン化して除去できなくなります。合衆国国民は理解しているのだろうか。

 ハイル・トランプと連呼している支持者もいるのですからいい加減気付けよ。しかし、溺れる者は、藁をも掴む訳で難しいのでしょう。米国の貧しさ、苦悩が現れている。孟子曰く「恒産なければ恒心なし」、また諺に曰く「貧すれば鈍する」と。

関連記事

大衆の不満を扇動した者が政権をとる。 トランプ考

2018年12月23日 (日)

教養としての聖書 有名フレーズ

 

能書き
 様々の本に聖書のフレーズが出てきますが、キリスト教徒以外は誰も聖書など読みません。バイブル(聖書)は厚いのでサッと読めるようなものではありません。

 そこで、人生の先達として私が人生で遭遇した有名フレーズを一覧にしたものです。

 これを読むと聖書からの引用が多いことに気がつく筈です。大体、ここに書かれていることを知っていれば普通は恥をかくことはない筈です。

1 バイブル

 Bibleとは聖書のことです。The Bibleと定冠詞をつけて書きます。何々のバイブルと日常でも使用されています。日常生活では、百科全書のような使われ方をします。

 バイブルには、The Old Testament 旧約聖書と The New Testament 新約聖書があります。

 バイブルは、ローマ時代に生まれたものですので、当時のローマの国語であるラテン語で書かれたものです。英語での聖書は訳されたものです。従ってキリスト教徒にとってはラテン語原典で読めることは教養の一つであり、英国パブリックスクールでもラテン語習得は必修で現在も引き継がれてます。

 旧約聖書はユダヤ教徒の聖典です。ユダヤ教徒は旧約聖書が唯一の聖典です。

 新約聖書は、カソリック教徒とプロテスタン教徒の聖典です。旧約聖書も聖書になります。そもそも旧約、新約という呼び名はキリスト教徒が作成した呼び名です。

 因みに、イスラム教は、コーランの他、旧約、新約聖書も経典とします。

 旧約聖書は天地創造からイエス・キリスト生誕以前のお話で、新約聖書はキリスト生誕以降のお話です。

 バイブルをテスタメントとともいいます。

2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」 マタイの福音書 第3章2節

   And saying,"Repent,for the kingdom of heaven is at land!"

3 人はパンだけで生きるにあらず。 マタイの福音書 第4章4節

  Man shall not live by bread alone.

4 あなたの神である主を試みてはならない。マタイの福音書 第4章7節

  You shall not tempt the Lord your God.

5 心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。マタイの福音書 第5章3節

 "Blessed are the poor in spirit, for theirs is the kingdom of heaven.

6 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。マタイの福音書 第5章4節
   Blessed are those who mourn, for they shall be comforted.

7 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。

   Blessed are the merciful, for they shall obtain mercy. 同7節

8 心の清き者は幸いです。その人は神を見るからです。 同8節

  BLessed are the pure in heart, for they shall see God.

9 あなたがたは、地の塩です。 第5章13節

 You are the salt of the erath.

10 あなたがたは、世界の光です。 第5章14節

  You are the light of the world.

11 誰でも情欲を抱いて女を見る者は、すでに心の中で姦淫しているのです。

   第5章28節

   Whoever looks at a woman to lust for her has already committed adultery in his heart.

12 あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。第5章39節

  Whoever slaps you on your right cheek,turn the other to him also.

  

2018年12月20日 (木)

読まないで評価する、食べないで評価する。当たり前の現実

  衝撃的でもなんでもありません。少し有名になれば、蟻地獄から這い上がろうと評価を求められます。評価する方は一人です。評価されたい方は万です。

 どうします。評価する方は、評価で飯を食ってます。評価される方は低評価は死活問題です。

 誰を評価しても、評価する方は痛くも痒くもありません。袖の下の厚い方を評価するという人類の仕組みです。

 テレビで放映されている料理を試食してみたら、クソだったということは枚挙に暇がありません。

 このようなことは、学術論文でも行われています。論文は引用論文をすべて読み終えた訳ではありません。そのようなことは、人生24時間しかないのですから、できる訳もありません。

 引用論文を更に遡り原典の論文に辿り着きます。当然原典の論文程度は全文熟読しますが。

 そのような論文は、少ないのです。

 論文を読まないで評価する。料理を食べないで評価する。小説などは掃いて捨てるほどありますので読まれること自体が稀有なのです。

 書評など新聞に掲載されていますが、狭い業界のことですので、お互いに差し障りのあることは言わないことがお約束です。お世辞の羅列を見ているだけです。

 学部のレポートも大学の先生が読むことは稀で大部分は大学院生に下請けで評価させています。通信教育のレポートなど先生が読むことはありません。

 しかし、その分野の方は、ここから這い上がるのですから有名、一流になるとは大変なことが分かります。

 AIは、1000頁の論文も1秒ですべて読み込み咀嚼して評価しますので、とても人間は勝てません。テンプラが通じるのももう少しです。

補足
 しかし、映画などは、最初の数分見て引き込まれないものは、総じてクソというのは真実です。

労働生産性について

 日本の生産性は先進国で最低とのことです。

 さて、所得再分配と似たような概念に労働分配率があります。所得再分配は国家が税金の徴収、配分を通じて国民の所得の平準化を目指すものです。

 これと似たような概念に労働分配率があります。これは、企業において生産された付加価値全体のうちの、どれだけが労働者に還元されているかを示す割合。 これは「人件費/付加価値」で算出された%で表す。

 国民の大多数が生活実感は良くはなっていないと感じています。しかし、国民の預貯金は菅総理の時代の1100兆円から1800兆円に増加しています。また一部上場企業の内部留保は200兆円から430兆円に増加しています。全労働者の4割を非正規労働者として、それでも飽き足らず豚の餌の古米を食わせて外国人低賃金労働者で稼ぎあげた内部留保です。

 この労働分配率は、労働生産性にも関わります。労働生産性は、生産過程における労働の効率のこと。生みだされた生産額を投下した労働の量で割った値、すなわち労働者1人1時間あたりの生産額で示されます。

 例を朝日新聞から取り上げますと、「激安外食チェーンで最低賃金(798円)で1時間に2000枚に皿を洗うとします。この労働生産性は、798円/2000皿=0.39円/皿です。一皿洗うごとに0.39円の付加価値を生み出してます。あるいは、或いは時間当たり798円の付加価値を生み出しているともいえます。一皿当たり0.39円の付加価値を産み出し、時間当たりでは798円になるということです。

 東京銀座の高級レストランで時給2000円で、時間60枚皿洗いをすると労働生産性は、時間当たりの付加価値2000円/60皿=33.3円/皿 一皿洗うごとに33.3円の付加価値を生産してます。この方は、時間当たり2000円の付加価値を生み出しています。一皿当たり33.3円の付加価値を生み出して時間当たりでは2000円になるということです。

 付加価値を多く生み出すほうが、生産性は高いのですから、高級レストランの従業員が生産性が高いということになります。ブラック企業では永遠に高付加価値は生み出せないのです。

 外食チェーンの従業員は、1日24時間しかありませんので、死ぬほど働いても高級レストラン従業員に追いつきません。

 以上の例では、対価が適正額で支払われているという前提ですが、本当の付加価値は、激安チェーン店の例では、時間当たり798円ではないかも知れません。1200円かも知れません。すると差額はどこに言ったのかというと、経営者の懐に入ったのです。本当の付加価値は、経営全体で見る必要があります。内部留保が100兆単位で増える現在、付加価値どおりに支払われていない可能性が高いのです。マルクス経済学では、剰余価値というものです。労働者の側から言えば、搾取というものです。

 また付加価値は、新興国の方が日本で働くと、同じ労働でも新興国で生産した付加価値よりも、より多くの付加価値を生産できます。それは、労働対価が高いからです。

 このことから、次のように言うことができます。

 日本の生産性が低いと言われるのは、要するにサービス、生産に対する対価が安く、賃金が低く抑えられているからということになります。生産性をあげるとは、サービス対価を上げて、賃金を上げるということなのです。労働分配率を上げると労働生産性は上がるのです。

 企業の社会的責任、コンプラなど御託を言う前に、チャント給料、賃金を支払いましょう。チャント社会保険料をかけましょう。チャント納税しましょう。

 内部留保を7年前から230兆円増やしてますが、非正規労働者2400万人すべてに50万円分配しても全業種で12兆円で、増加分の5%にしかなりません。あまりに吝嗇ではないですか。

2018年12月17日 (月)

英国の貧困実態調査について

 以下は、朝日新聞朝刊 2018年12月15日 15面欧州季評 ブレディみかこさんの報告を要約、加筆したものです。

 米国の貧困も相当なものですが、英国の貧困も酷いとの報告がメイ首相に報告されました。

 これは、国連人権委員会に提出される英国の貧困に関する報告書です。調査は、国連特別報告者フィリップ・アルストンさんです。

 この報告によれば、英国は、女性、子供、障害者、経済的・社会的権利に関する四つの人権条約に違反していると指摘されています。

 アルストンさんの報告では、保守党政権の「懲罰的で狭量、往々にして無情」な政策は、経済的必要性よりも社会の再構築を行う政治的欲望を優先させたものであり、英国内の人々に「すさまじい窮乏」を経験させていると報告しています。

 ニューカッスルのフードバンク利用者の談「そう遠くないうちに、人々は犯罪に走るでしょう。ガラスを打ち破って欲しいものを手に入れるようになる。いまに暴動がおきるでしょう。」

 フードバンク職員の談「我々のフードバンクに来る人々の多くは働いている人。看護師や学校の教員がフードバンクに来ている。」

 ロンドンのニューアムの9歳の子供を持つ女性の談「多くの女性が貧困に陥り、売春に追い込まれている。私は、極貧で、ホームレスです。転々としています。」

 報告書は、「英国の人口の5分の1に当たる約1400万人が貧困の状態にあり、そのうち約150万人は、極端な貧困を余儀なくされている。」と述べています。

 極端な貧困は極右政党を支持する傾向があり、英国のEU離脱賛成に回ったとの調査分析報告もあります。

 メイ首相は、国連報告書について議会で感想を求められると「あの報告書に我々は同意しません。」と答弁した。

 フランスでも燃料税の値上げに端を発した暴動が5週連続で発生しましたが、これも生活が苦しいことに起因しています。

 先進各国は極端に富が偏在し、どこも貧困という問題を抱えていることが分かります。

 富裕層は、労働党コービン党首の所得再分配構想に怯えて財産の隠匿工作に走っています。

補足 格差社会において有効な政策

所得再分配と言っても泥棒に縄を結わえさせるようなものですから、既得権益は崩せないものです。このような時には、インフレ税が有効になります。

次は、「働く人のためのケインズ革命」というブログの記事です。全文引用します。 

①インフレ税は富裕層が負担する。

 日銀が金融機関から国債の買い取りを行った場合においても、なお、日銀の保有する国債を政府債務にカウントする者もいますが、日銀は政府の一機関ですから、政府の日銀に対する債務というものを政府の債務にカウントし続けるのは奇妙です。現実社会では、二重人格でもない限り、そうした自分(政府)と違うもう一人の自分(日銀)がいるなどという心の葛藤は起こりません。

 自分と自分との間では債務不履行などの問題は起こらず、そういう行為によって起こる、外部に対する影響だけを心配していれば良いはずです。そして、外部に対する影響で思い浮かぶものはインフレだけです。他には何もないはずです。

 「インフレによる国民負担の増大」を俗に「インフレ税」と言います。「インフレ税」は経済学用語ではないのですが、インフレが国民生活に税金のような負担を強いる様子を表現しています。

 政府が国債を発行し、金融機関からマネタリーベースを回収すると同時に保険会社や個人のマネーストックを凍結し、あるいは、税収でマネーストックを回収し、政府が税収と発行国債の合計額と同額の支出を行うと、金融機関から回収したマネタリーベースと同額のマネーストックが増加し、市場はインフレに誘導されます。

※マネタリーベースとは、日銀が供給する通貨のこと。より具体的に言うと、「日本銀行券発行額」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」の合計額。日銀当座預金とは、日銀が民間銀行ののお金を預かる口座。異次元の金融緩和とは、日銀から民間銀行から国債を大量に買い取り、その代金を日銀当座預金に預ける政策のこと。(弁護士明石純平著「アベノミクスによろしく」から引用)

※マネーストックとは、世の中に出回っているお金の総量で、個人や企業、地方公共団体が保有している現金・預金を全部合計したもの。日銀当座預金を増やしても、それが貸出に回らなければ、マネーストックは増えない。マネーストックが増えないと物価は上がらない。
(弁護士明石純平著「アベノミクスによろしく」から引用)

 これからも判るように、財政政策においては、金融機関のマネタリーベースの減少分がマネーストックの増加になります。マネーストックが増大するときに、活動貨幣(取引動機による貨幣保有)の増大をもたらすならば、インフレになります。しかし、活動貨幣の増大を抑えながら、つまり、貨幣の富裕層への一極集中を推進しながらマネーストックを増加させても、インフレにはならず、経済成長もしません。それは、今の日本の状況そのものです。

 活動貨幣の増大をもたらすには、消費性向の高い低所得者や貧困層への十分な所得再分配が行われていなければならないのです。

 財政支出だけでなく、金融緩和によっても、マネタリーベースが増加することで信用創造が起こった場合、マネーストックが増大し、市場はインフレに誘導されます。信用創造は内需型産業である中小企業(または低所得者や貧困層)の投資の原資ですから、信用創造による投資の効果は地方の隅々に行き渡ります。

 しかし、通常、インフレによる賃金の上昇は物価の上昇に対して遅効性があり、賃金が上昇するまでの間、インフレは国民にとって負担となります。インフレが国民にとって負担になることを称してインフレ税と呼びます。

 インフレが起こることによって、政府が貨幣発行によって行う財政支出は国民の生産物や労働力を強制的に調達することと同義になります。それゆえ、インフレは国民にとって負担になるのです。

 政府支出では、政府が支出するところに貨幣が供給され、そこに物資や労働力が集まることで政府支出における所得再分配が起こり、他の場所の消費物資やその生産が手薄になることから、国民に消費財が手に入りにくくなり、インフレとなります。

 例えば、戦時中などに軍事産業や新領土への投資に政府支出が行われると、日本の国民の生活物資が減少し、国内はインフレになります。戦時中では物価統制が行われインフレにならなくても、消費物資が政府支出先に分配されることから、他の場所の消費物資やその生産が手薄になりますから、インフレと全く同様に国民生活は困窮します。

 ただし、平時において、政府支出で政府が調達する生産物や労働力は、ただちに、道路建設その他の行政サービスとして、国民のものになっていますから、国民から取り上げるという表現は当たりません。これは取り上げたのではなく、あるところの生産力を他のところへ移転する所得再分配を行ったということです。

 インフレが国民に負担をかけるときは、短期的には、経営者は完全雇用が達成されて賃金が上がるまでの間に得をし、賃金労働者が損をします。また、中長期的には、預金者や債権者が損をし、債務者は得をするといったことが挙げられます。

 しかし、これは、国民の所得の移動の問題であり、政府は損も得もしません。それは、つまり、国民全体としては何の損も得もしていないということです。インフレは、戦時における産業の破壊などが無い限り、国民の所得の移動の問題にすぎません。よって、国民全体としては何の損も得もしません。

 税収弾性値による税収の増加については、インフレ税は本物の税金のことを言っているわけではありませんから、税収弾性値がどうであるとかの議論はここでは除外します。

 インフレによる損得だけを挙げると、まず、賃金が上がらない期間は労働者が損をし、企業はその間得をしますが、しかし、すぐに完全雇用が達成され、労働力の希少性から賃金が上昇し、インフレ率に追いつくようになると、労働者が得をするようになります。なぜなら、緩やかなインフレが続くときは、賃金の上昇するスピードのほうが、物価の上昇するスピードより速くなるからです。ただし、企業も売上が上昇しますから、それによって損をするということはありません。むしろ、景気が良くなることで、企業側と労働者側は共にウィンウィンの関係になります。

 企業は、必ず、インフレから賃金の上昇までのタイムラグで起こる利益の増大を確保しようとし、出来るだけ賃金を上げる時期を先延ばしにしたり、出来るだけ上昇幅を低く抑えようとします。

 しかし、完全雇用状態で人手不足が起こると、新規採用で他社に負けないよう賃金を高くしなければならなくなり、この時、新規採用者より既存社員を低賃金にするわけには行きませんから、社員全体についてもベースアップせざるを得なくなります。よって、労働者は完全雇用で始めて賃金を上げることが出来るし、人手不足が続けば続くほど、大幅な賃金アップを期待することが出来ます。

 もちろん、賃金の上昇を早めるためには、完全雇用による市場原理からの賃金の上昇を待つだけではなく、労働組合などの賃金闘争も活発に行うべきであることは言うまでもありません。

 急激なインフレで、賃金が物価上昇に追いつかない現象を悪いインフレと表現したりします。悪いインフレによって、労働者は困窮し、インフレ税の過酷さを知ることになりますが、賃金の上昇が物価の上昇に追いつくようにバランスを取りながら、微弱なインフレが続くと、労働者はインフレ税の負担を感じず、むしろ所得の増大を実感し、経済は安定的な成長を実現することが出来ます。(筆者注記 ポルトガルの近年の経済政策が参考になります。)

 また、不況期のインフレ誘導は景気回復をもたらし、投資家は投資を拡大しようとします。

 逆に、デフレ状態が維持されると、需要が不足したままですから、投資をしても引き合わなくなり、雇用も行われず、不完全雇用の状態が続きます。

 デフレ不況の被害を受けるのは中小企業と労働者だけです。大企業にとっては、資本の希少性から市場占有率を高めることが出来るようになり、むしろ利益を拡大することが出来ます。デフレ不況は、大企業にとっては好景気なのです。

 中長期的にインフレが続くことによって、貨幣価値の変化によるもう一つ重要な損得の関係があります。

 インフレにおいては、損をするのは現金や預金を持っている者と債権者です。債務者は得をします。債務者は、所得が上がり、所得に占める返済額の割合が徐々に小さくなって行くことで、実質債務の減少を実感することになります。債権者は現金や預金の実質価値が減り、また、債権額の実質価値が下がることで実入りが少なくなったことを実感するようになります。このようにして、インフレによる現金、預金、借金の実質価値の減少で、あきらかな債権者から債務者への富の移転が起こります。

 また、インフレ税によって、貨幣が国民から政府に移転されるという言説がありますが、「インフレ税」は、「インフレによる国民負担の増大」を指しているのであって、「インフレ税」という現象において国民負担が増加しても、それが政府に移転されるという現象は存在しません。事実誤認です。

 ただし、政府も形式的には債務者ですから、インフレによる実質債務の減少から得をしますが、これは、政府という特性によるものではなく、債務者という特性によるものです。しかも、そのとき損をするのも、国債を買っている国民に限られるのです。だから、貨幣が国民から政府に移転されるという言い方は、インフレにマイナスイメージを植えつけるための印象操作にすぎません。

 また、「インフレ税」とは別の概念であるものの、インフレによって増加する税負担を表すものに「税収弾性値」があります。税収弾性値とは、GDPの増加率に対する税収の増加率のことで、インフレのときはGDP増加率以上の増加率で税収が増加します。これを税収弾性値による自然増収と言います。

 税収弾性値は法人税と所得税にだけ存在し、GDPの比例税である消費税には存在しません。消費税が導入される前は、税収弾性値による自然増収では、法人税と所得累進課税の最大の負担者である富裕層が損失を被っていました。

 税収全体に占める消費税収の割合が増えれば増えるほど税収弾性値は下がりますから、消費税増税が行われれば、インフレになっても高い自然増収は存在しにくくなって来るものと思われます。

 税金は、市場の貨幣量を操作する手段の一つであり、貨幣を回収し減少させる手段ですが、貨幣を回収する相手として、白羽の矢を立てられた者つまり納税者が損をすることになります。よって、富裕層は、税負担を低所得者や貧困層に移転することを切望し、それを実行するものが消費税の創設です。

 法人税や所得累進課税の強化では富裕層が損をし、消費税増税では内需型企業の中小企業経営者およびその労働者が損をします。中小企業経営者およびその労働者はおおむね中間層や低所得者です。

 したがって、低所得者への所得再分配や、平等を目指す政策では、法人税や所得累進課税を強化して、富裕層に損をさせることが正しいのです。

 税金の役割は、ただ貨幣の量さえ調整すれば良いなどという単純なものではありません。税金で貨幣を回収する相手として、誰の税金を増税し、誰の税金を減税するかで、格差社会となるか平等な社会となるか、あるいは、経済成長できる体制であるか、そうでないかが決まります。

 このように、インフレがGDPの増大をもたらし、GDPの増大が税収弾性値で税収を増やすという関連性はあるかも知れませんが、そこまで来れば、インフレ税の話ではなく本物の税金の話になってしまいます。

 富裕層は、預金や債権の実質価値を減少させるインフレ税と、税収弾性値による本物の税金の負担増の組み合わせに恐れおののき、歴史的にも現代においてもインフレを忌み嫌っているのです。

 インフレによって資産価値が上がるので、結局は資産を多く持っている富裕層が得をするという意見もあるようですが、これはウソです。富裕層の資産は土地や株式など物価にスライドして上昇する資産もありますが、これらは物価と平行して損得がないようにスライドするのであって儲かるわけではありません。

 しかし、富裕層の現金・預金・債権は物価にスライドしませんから、確実に実質価値は減少し、富裕層は損をします。逆に、債務者は実質債務が減少し確実に得をします。

 インフレが起って、労働者や債務者が損をするなどということはほとんど無いのです。1990年のバブル崩壊まで長く続いたインフレ期に、中小企業や労働者が元気だったことを見ればそのことが判ります。

2018年12月11日 (火)

米中貿易紛争の行方

 米中貿易紛争がかまびすしいですが、14億中国市場から米国自動車、iphoneが締め出されたら米国は、どうするのでしょう。現にiphone旧機種の販売差止めが行われています。

 その先には当然iphoneの中国市場全面締め出しが警告されていると普通の知能があれば予測できます。米国は世界貿易機構脱退をちらつかせているのですから、もはや信義なく、中国の利益にならないものは単純に輸入禁止とすれば良いだけです。

 韓国のTHAAD配備に伴う韓国製品ボイコットで、サムスン電子のスマートフォンは中国シェア1%にまで落ちています。iphoneも同じ道を辿る可能性があるのです。報道では、共産党指示でiphone使用禁止命令が出されており、中国売上が激減している可能性があります。もともと高価格路線で伸び悩んでいたところに、トランプ関税騒動ですので完全にアウトになった訳です。当然株価は大幅下落します。

 これは、何もiphoneだけの話ではないのです。他の高級品も総崩れになります。年収2900万円以上の富裕層は360万人、年収800万程度の中間層が1000万人もいる国なのです。海外旅行などする余裕のある国民は1億人と言われています。中国がクシャミをすると世界は風邪を引くのです。(ちなみに日本の富裕層は110万人です。)

 さらには、安全保証上の理由があるとして、windowstの全面締め出しがされたらどうするのでしょうか。今やLinuxO/Sは、windowsを完全に出し抜いています。中国には、国策O/S ubuntu Kylinがあります。スマートフォンにおいて、kirinがあります。何も困らないのです。

 現に私もwindowsに嫌気がさして15年前からまったく使用してませんが、まったく困りません。偶にwindowsを触ると古くさく、遅いことに驚きます。

 3.5億人プラスアルファの米国側市場だけでは規模も少なく、14億市場締め出しの効果は図り知れない。

 サイコのトランプは、世界市場を金融市場と同様に、どうにでもできると誤解していますが、外貨準備高でも、市場の規模でもメリットを受けているのは米国です。

 ゴールドマン・サックス会長は、「銀行と喧嘩してはならない。債権者と喧嘩してはならない。」と忠告していますが、米国に勝ち目はない。

 米国は、属国日本のように中国を扱おうとしていますが無理な相談です。購買力平価では既に米国GDPを上回っています。名目でも5年先には、米国GDPを抜く国なのです。

 トランプは東南アジアに100億投資すると発言しました。習近平は、4500兆円投資する用意があると発言しています。米国は貧乏な国なったことを実感します。話にならない。

 2017年にはファーウェイ、OPPO(オッポ)、vivo(ビボ)といった中国企業は世界のスマーフォン販売額の43%を占めています。米国が悔しがろうと、もう遅いのです。

次は自動車、バイクの販売台数です。

※中国国内の自動車販売台数 2900万台 2017年

      バイク販売台数 1500万台  2016年

※米国国内の自動車販売台数 1700万台 2017年

      バイク販売台数   40万代 2016年

※日本国内の自動車販売台数  500万台 2017年

      バイク販売台数   30万台 2016年

見てのとおり、差がありすぎて、競争にならない状態です。

 購買力平価によるGDP比較では、中国は、既に米国を上回っています。(世界経済のネタ帳から転載)

Index_2

 取り巻きに、トランプの自称天才的直感政策に無条件で忠誠を誓うイエスマンを配置していますが、その先行きは極めて危うい。論理的に結論を導かない直感(賭け)が無限に勝つことはあり得ないからです。歴史上ヒットラーの政策は、彼の直感でなされましたが、結果は悲惨なものでした。また、直感に頼る政策は、政策間の論理的整合性に欠けるために、チクハグになり効率も良くない。

 このような状況下では、株、債権は、売却して現金化するに限る。このように考える方が多いので株は下がっている。

 しかし、いかに前途に危険が予想されても、お抱えアナリストは、キャッシュに如かずとはいわない。そんなことをすれば、オマンマの食い上げです。「来年後半にはリセッションする可能性もある」というような言い方で投資家を安心させようとします。罪なことです。

 昔から「鯛の頭と尻尾は、くれてやれ」といい、程々の利益で切り上げます。深追いしないのです。また、乗り遅れたと分かったら「見切り千両」で損切りします。

補足1

 ネットでは、米中貿易戦争は、中国封じ込めの始まりとする論調もありますが、中国14億、ロシア2億を封じ込めることと同じです。少ない数億の人口で陸地の大部分を占める広大なユーラシア大陸を封じ込めるなどはバカしか思いつかない愚策で不可能な政策です。

 中国封じ込めに躍起になっているとブリックスは、すべて中国、ロシア側に回り、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、南米が中国同盟に加わり、米国は、カナダ、メキシコ、ベネズエラと離反、EUとも不仲で、英国、日本、豪州のみの少数同盟になり得ます。

 米国に従わない政権は転覆させた過去が嫌われ者として自らに返ってくるのです。米国は好きなように振る舞えるという米国例外主義は力が衰えると一斉に反旗を翻すのです。トランプの国連演説で新興国から冷笑を浴びた現実が物語っています。誰も覇権国として尊敬はしていないのです。

 このような愚策は敬して近づかずというのが現実的対処方法です。

 また、愚鈍なトランプのお守りに嫌気がさしたケリー主席補佐官を本人に断りなく、辞任するとマスゴミに言ったものの、ケリーさん曰く「経歴上、最低の仕事」と吐露してますが、誰も手を挙げるものはなく、後任が難航しています。また、マティス国防長官は諫めるにも疲れて辞任です。

 側近が大統領のお守りなど聞いたことがありません。役者上がりのレーガン大統領でもA4の報告書1枚は読む忍耐はありましたが、プロレス興行師上がりのトランプは1枚の報告書も読む忍耐がないとのことですから、恐れ入ります。

 米国の尻を舐める方は、米国が中国を圧倒するなど戯れ言を言ってますが、無理中の無理なのです。GDPで米国の100分の1、人口2500万人の北朝鮮一国でも叩き潰せないのにGDP1400兆円、人口14億人の核大国中国を叩き潰すなど無理。予算がなくて政府を閉庁するような国が勃興する大国に対抗するなど土台無理なのです。

 国債発行で凌げば良いと考える方もいますが、米国は返すアテもなく借金することを10年前に禁止したのですが、ズルズルと債務限度額を超過して借金しているのです。債務限度額を引き上げるには議会の承認が必要なのですが、拒否されているということです。日本は、そのような制限がありませんから、いくらでも赤字国債による借金ができます。

 赤字で首の回らない米国が、勃興する大国中国に対抗するなど無理中の無理なのです。ブログでは推定、公的債務6000兆円、民間債務6000兆、合わせて1京2000兆円ともいわれている債務があります。日本のバブル崩壊から推計して米国5大投資会社すべてが倒産したリーマン・ショックは傷跡はデカイと推計され的を得ている。

 日本の公的債務1000兆円とかカワイイ額ではないのです。(※参考までにメディアの推計:ドイツ銀行のアナリストチームの試算によれば、米国の公的債務は、一日当たりで元利合計で14億3000万ドル(約1573億円)に達している。債務残高は、15兆ドル(1650兆円)ある。)

 少ない人口を有する覇権国がトランプ大統領の再選がらみで国内を意図的に分断していますが、それでは、次期覇権国と戦う状態さえ作り出せません。

 しかも、米国はベトナム戦争で被った麻薬中毒に毒されてます。近頃は刑罰では制しきれずマリファナ解禁にまで踏み込んでます。軍隊にも麻薬の本場のアフガン戦争を通じて大量に麻薬が出回ってます。兵隊が麻薬をやっては、戦争には絶対に勝てません。麻薬をやると兵隊がダメになるのは勝ち負けなどどうでもよくなるからです。長年培ってきた必勝の信念が多幸感に包まれ、瞬時に雲散霧消します。

 米国覇権は音をたてて崩れていることを良く認識すべきです。選挙で敗れたヒラリー・クリントンさんは、偉大な合衆国が没落するのを挙手傍観、何も為せないことに切歯扼腕、神を呪うことでしょう。しかし、米国はドッグイヤーで覇権700年も続けているのですからソロソロ退く潮時を向かえていることは間違いないのです。静に退くか、大暴れして退くかだけの違いです。

 願わくば、サイコパスのトランプが怒りにまかせて核ボタンに手をかけることは人類破滅ですので御免被りたい。(広大なユーラシア大陸に膨大な人口を抱える中国、ロシアと米国が核戦争をしても米国は勝てない。中国、ロシアは8億以上生き残るが米国は千万単位でしか生存できない、次の核戦争は、億対百万単位の戦いになり米国は完全敗北する。)

補足2

 日本の主要メディアに執筆する記者、学者、評論家は、狭い世界のことで、米国が敗退するような記事の執筆は、村八分にあい、総スカンです。戦前のマスゴミも帝国日本敗退ではオマンマの食い上げでした。同じことが現在の日本のマスゴミにも言えます。自分で考えるしか方法はありません。要するに日本のマスゴミはバイアス(ドライブ)のかかった記事(プロパガンダ=宣伝)ばかり垂れ流すということです。

 勿論日和見だけではなく、確証バイアスに罹患しているとその他見方ができなくなるというのも真実です。

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株価調整について

2018年12月 5日 (水)

高速道路で前方停車し、後続車を停止させた場合の罪

マスゴミ報道では、高速道路で前方停車し、後続車を停止させた場合の罪は、危険運転致傷罪とのことで、裁判が開かれてますが、罪名に疑義があります。

 夜間100キロ以上で走行している高速道路で、走行車線上に停車した車両がある場合には、避けることは不可能です。

 停車車両から一キロ程度手前から前方車両ありと警告灯をもって表示しても、なお危険な状態にあります。それを何ら警告灯を設置することなく、急に停車させた時点で刑法199条殺人罪「未必の故意」が成立します。

 未必の故意とは、通常の判断能力を有する人であれば、誰でも結果が予想できるにもかかわらず、あえてその行為を行ったというものであり、高速道路上に急停車させた時点で「未必の故意」は成立しています。

 結果、人が死んでますので、未必の故意による「殺人罪」は、成立しています。なんで危険運転致死罪なのか疑問がおきます。

 日本の検査制度は劣化しているのではないか。 

2018年12月 1日 (土)

乗合タクシーに何を見るか

  一昔前には、想像もできなかった乗合タクシーが普通になっています。

 タクシー業界の参入障壁があり、企業参入は元より、ドライバーも高い壁に守られてきましたが、今や日本国中限界集落だらけで、背に腹は変えられず建前などどうでも良いとなった訳です。

 元々業界を守る参入障壁など平時にできる芸当です。今や人口が4000万人も減少する非常事態です。日本は極めて精密な人口動態調査を実施しており、人口が4000万人急減することは既定事実です。死亡率も出生率も極めて安定しているからです。人口8千万人とは、太平洋戦争開戦時に戻るということです。その先には明治初年の人口4千万も夢物語ではないのです。

 労働者がいない、移民だと付け焼き刃で強硬採決です。

 こうなることは30年も前に予想されていたことです。罪なことです。
 以下は、私が過去にアップした記事です。表題は「過疎地に好き勝手に住むのは、王侯貴族のすることです。」
 
 異常気象は、毎年毎年姿を現してます。降れば命の危険を覚えるような豪雨、すべてをなぎはらう竜巻、突風、降れば生活道路を寸断する豪雪が目に見える形で姿を現してます。

 「異常気象はどうなるのだろう」でも警告してますが、運動会のテントが突風で吹き飛ばされる報道を目にしますが、ライブの野外ステージは仮設ですので、簡単に吹き飛ばされます。禁止にすべきと提言してます。

 これから、気候が穏やかになるとは、誰も思いません。異常気象が通常になる閾値は、様々な推測がありますが、そう遠くの話ではありません。

 関東、東北にもたらした豪雪は、他山の石とすべきです。過疎地に数十名で住んで、豪雪により、生活道路が寸断されたので助けて下さいは、現在はまだ被害が少ないので可能ですが、もっと大規模な豪雪になるとお手上げです。山奥の僻地までの道路を数百名の除雪隊を組んで除雪することは不可能です。

 命に危険を覚えるような豪雨は、山間部の表層土崩壊となり、樹木をなぎ倒します。熊本でも、東北でも既に経験済みです。猛威を奮う自然には勝てないのです。

 過疎地に、住み慣れた地で最後を迎えたいと、数十人の我侭を聞いて、電気を引き、上下水道を引き、、電話線を引いて、生活道路、橋など公共施設を維持し、豪雪になれば自衛隊に出動させて、生活を維持するなど王侯貴族のすることで、我が国の財政からは不可能です。

 過疎地に住むのであれば、電気、水道、ガスの供給に頼らず、道路、橋の維持も求めず、一冬誰の助けも借りないで住むような人でなければ住んではなりません。

 行政が過疎地を引き払い、中心部に移住させる計画は、妥当性があるのです。異常気象がなければ、まだ許せるところがありましたが、もはや無理なのです。この道理が理解できますか。過疎地に住みたいという我侭は、他人に責任を押し付けて成りたっている生活なのです。

 過疎地は速やかに引き払い、中心部への計画的移住を速やかに行うべき時です。

補足1

 これは、何を意味するかと言うと、過疎地の土地は、二足三文になる可能性が極めて高いということになります。インフラを他人の財布に押し付けて成り立ってましたが、現在の日本には財政的に余裕はありません。しかも、人口が数千万単位で減少するのです。獲りうる道は、中心市街地への集積化という方向になる筈です。市街地周辺過疎地は、今後はインフラのない土地にならざるを得ないということです。よって、二足三文になる道理です。

補足2

 以上は、嘘と言われる方もいると思います。厚生労働省の人口推計をお示しします。

50年後の日本

今世紀末の人口  グラフをクリックすること。忘れましたが、厚生労働省の統計も、大体似たような推計をしてます。ブログのどこか引用してます。

 想像力の働かない方に忠告しますが、これは他国に蹂躙されるということと同義です。日本語は、なくなり日本の国語が中国語になるということです。それだけではありません。日本人の血を引くものは、劣等民族にもなり悲哀を味わうということとも同義です。貴方の子孫がカッとするのも汚い日本人の血を引いているからだと中国人に子孫が非難されるような話なのです。

 移民を受け入れる入れないの話でないのです。人口が半分に減少する悲哀、他国に蹂躙される悲哀は、普通の知能を有していれば想像できることです。

 移民により起るマイナス面など、人口が激減して国力が落ち、他国に蹂躙され中華民族の蔑視による日本民族の悲哀に比べるととるに足りません。2024年GDPで2300兆円、14億人と5千万人では、戦いもにならないことは道理です。しかも相手は、核兵器を有する軍事大国です。日本は核兵器を持たない専守防衛の相手国に届く兵器を有しない平和国家です。一方的に叩かれるだけです。

補足3

 過疎地に巡回診療車を走らせるなどムダです。過疎地のインフラを維持して過疎地に安穏な暮らしを保証することは、現在の日本には不可能なことです。不可能なことを恰もできるように幻想を振りまくことこそ、わずかの票を欲しい乞食なのです。乞食は、多くの方の生活をを犠牲にして、本質から目を逸らす国賊です。自民党に多いのでないですか。ゴミはいかようにもメディアを利用して報道できるのですから罪深いことです。

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移民政策を進めるべき(再再掲)

2018年11月30日 (金)

論語名言抜粋

世の中で良く知られた論語(孔子さまのお言葉)の名言です。

子曰く、学びて時に之れを習う、また説(よろこ)ばしからずや。
朋(とも)遠方より来たるあり、亦(また)楽しからずや。
人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや。

意味
学問をして、その学んだことを機会あるごとに復習して練習していけば、その学んだことが真の知識となって身につく、それはなんと喜ばしいことではないか。
学問の同志が遠方からやってくると、これはまた楽しいことではあるまいか。
たとえ、人に認められなくても、人を怨まず、信ずるところに向かって行動するとすれば、それはは、学徳のできた人と言ってよかろう。

巧言令色は、鮮(すく)ないかな仁。(巧言令色、鮮なし仁)
意味
おべんちゃら、大言壮言、美辞麗句、耳に心地よい言葉は、誠の心が少ないものだ。騙されてはいけない。

過ちては則ち改むるに憚(はばか)ることなかれ。
意味
人は誰でも過ちを犯す。過ちを犯しても弁解してやり過ごそうとするが、それはダメだ。過ちは改めるのが一番だ。過ちを糊塗するために更に過ちを重ねては泥沼だ。

和を貴(たっと)しと為す。
意味
聖徳太子17条憲法 和を以って貴(たっと)しと為す。は、論語に起源があります。意味は何をするにも人と人の和がなければ、できるものではないということです。逆に言えば、独善に走り、スパイを配置して監視し、騙し、裏切り、妬みが蔓延る組織の崩壊は近いということです。

人の己れを知らざるを患(うれ)えず。人を知らざるを患う。
意味
人が自分を良く理解しないことを憂えてはいけない。むしろ、他人の真価を認め得ない自分を憂えるべきです。

民免れて恥じなし
意味
法律一点ばり政治においては、一般の道徳が地に落ちて、法律に触れさえしなければ何をしても良いと考える。ついには、法律の網をくぐり、法律に触れさえしなければどんな悪事を働こうが恥じることのない社会ができあがる。嘆かわしい。

十有五にして学に志す。
意味
私は15歳の時に真の聖人の学問を習得する志を立てた。

三十にして立つ。
意味
私は30歳になったときに独立した。

四十にして惑わず。
意味
40歳になったときに直面する問題に戸惑うことはなくなった。

五十にして天命を知る。
意味
50歳にして、この世を救う使命を天から与えられていることを自覚した。

六十にして耳順(みみしたが)う。
意味
60歳になった時に、己れにやましさがなく、他人の忠言、教訓も、耳に逆らうことはなくなった。

七十にして、心の欲する所に従えども、矩(のり)をこえず。
意味
70歳になってからは、自分の欲するままに言動しても、決して軌道を外れることはなくなった。

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る。温故知新
意味
何事であれ、過去をたどり、それを消化して、未来に対する思考、方法をみつけるべきだ。

学びて思わざれば則ち罔(くら)し。
意味
学んで、盲目的に信奉しているとかえって不案内になるものだ。生兵法は怪我の元ともいう。学んだことは、前から、後ろから、上から、下から斜めから検討して本当のことか検討し自分のものにした後に、現実に適用すべきである。

思いて学ばざれば則ち殆(あや)うし。
意味
学ばないで、我流で思考すると思わぬ結論を出すことがある。目の前の事象に心を奪われて大局を見失い、革命を起こして現在の政権を倒すしか道はない。テロを起こすべきだ。世界革命は近いなどと連合赤軍、あるいはオウム真理教のような結論を導く。要するに危ういのである。小賢しい人が陥りやすいので注意すべきだ。

義を見て為さざるは、勇なきなり。
意味
自分が正義ではないと思ったものを見て、自分の利益のために、あるいは保身のために、何もしない、挙手傍観は勇気がない者という。人口に膾炙された諺ですが日産ゴーン会長の横暴を見ても実行することは極めて難しいことです。世の中に不正が溢れてますので寧ろピエロになる可能性大です。孔子さまも希望的観測であるべき姿として述べた言葉です。

朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。

意味

もしも、朝に真実の人の道を聞き、体得したならば、夕べに死んだとしても悔いはない。

過ぎたるは猶及ばざるがごとし。

意味

何事も過ぎたことも間違いならば、及ばないことも間違いである。似た諺に「過ぎたるは及ばざるに如かず。」があるが、これはやり過ぎよりは、ほどほどの控え目の方が余程よいという意味。

民、信なければ立たず。

意味

信頼の信は、社会存立の基盤であり、これが失われれば崩壊するしかない。為政者への不信、人間への不信、友人への不信、親子、兄弟、夫婦の不信が世の中に満ちると人はこの世に生きてゆくことはできない。

これを政治家「信なければ立たず。」として、有権者からの信頼が失われれば立候補しないという意味に曲解して使用している。むしろ別の言葉になっている。

和して同せず。

意味

君子は人と和合するが付和雷同しない。

己れの欲せざる所、人に施すことなかれ。

意味

自分がしたくないこと、されたくないことは、人にもさせることなく、しかけるべきではない。それが思いやりの心、恕(じょ)である。これは、一生を通じて持つべきものである。これができないということは、人でなしである。

鶏を割くに焉(いずく)んぞ牛刀を用いん。

意味

鶏をさばくのに、なんで牛をさばく牛刀を使う必要があろうか。良く知られた反対の意味の諺に「大は小を兼ねる。」があります。

女子と小人とは、養い難し。

意味

女子と小人とは、とかく養い難く救いがたいものである。近づければ恩になれて図に乗り、遠ざければ怨む。コロコロ気持ちが変わり(女心は秋の空)、女子と小人とは、信を築くことはできない。極く稀に女傑がいるが例外である。

論語読みの論語しらず

 

意味

論語にはこう書いてあると喧しい老人がいたとします。人には散々説教しながら、やっていることは真反対のクソオヤジ。これを論語読みの論語知らずと言い、人を教化するどころか、害悪をまき散らし、バカにされていることを理解してない輩のことを言う。あるいは「生兵法は怪我のもと」という意味でも使用します。

孟子(孟子さまのお言葉)

恒産なければ、よって恒心なし。

意味

「衣食足って礼節を知る」と同じで、野性の動物のような食うや食わずの生活で、心を平たく保てといっても、元々無理な相談である。家族を養う一定の収入があって、安定した礼節を保つ心が持てる。食うや食わずでは礼節など求めても無理ということ。

自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば、千万人とも雖も吾れ往かん。

意味

省みて自らの行いが正しいという確信ができた時には、例え相手が千万人あっても敢然として進んで当たる。大言壮言の類になりやすいのであまり大きな口は叩かないほうが身のためである。諺に曰く、「口は災いのもと。」

浩然の気を養う。

浩然の気とは、義に基づいて養われる、天地に恥じない、広びろとした豊かな気のことを言う。良く代議士が閑静で広大な静養先の別荘で使用する句です。新聞などで使用します。希少価値のあるトップが使用する言葉です。中小企業の社長、教員、公務員など庶民は使用しません。

惻隠の心は仁の端なり。

意味

怵惕惻隠(じゅってきそくいん)の心とも言います。幼児が井戸に落ちると思えば、いかに悪人といえども「アッ、危ない」と思います。このような他人の不幸、危険に対しての思いやりの心を言います。このような気持ちは、「仁」の始まりであると説くのです。

爾(なんじ)に出ずる者は、爾に返る。

意味

おまえのなした言行は、おまえに返る。すなわち善には、善がかえり、悪には悪がかえる。

官守ある者は、その職を得ざれば則ち去る。

意味

役人として守るべき職分のある者が、その職務を行い得ない場合には、その職を去るのが当然である。

父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友信あり。

意味

親子の間は親愛(仁)をもととし、君臣の関係は義理(義)をもととし、夫婦の関係は礼(礼)をもととし、長幼の間は秩序(智)をもととし、朋友の関係は信義(信)を本としなければならない。これを明代以降に、「五倫の教え」という。

天下の本は国にあり。国の本は家にあり。家の本は身にあり。

意味

天下の本は国にあり、国の本は家にあり、家の本は自分自身にある。よって、我が身を修めることが天下大平の基本である。大学に言う、「修身、斉家、治国、平天下」(身を修め、家を整え、国を治め、天下を平和に導く)

至誠にして動かさざる者は、未だ之れあらざるなり。

意味

 至誠を尽くして人を感動させないということはない。至誠は、鬼神をも動かす。至誠一貫と言う言葉がありますが、昔の日本人には、通じましたが現在は欲望、損得に訴える方法が主流となってます。欧米人には、誠は通じないし、そのような概念もない。現在は日本も完全に欧米流になってしまいました。

 同じようなことを言っている方に、西郷翁がいます。「人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己れを尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」と述べてます。しかし、誠は20歳、30歳のアンちゃんの度量では所詮狭量で日本を動かすには不足なのですが、当人は至誠一貫、私心なし、大義に間違いがあるものか、邪魔する奴は、ぶった切るとなる訳です。軍部の若造がそうでした。

 「誠」は諸刃の剣、危険思想に繋がるものでもある、のです。誠と大義が重なると更に危険になります。頭脳明晰ではあるが、世間知らずのエリートがかぶれると「誠」は途端に破滅の序曲になります。連合赤軍、オウム真理教のようなものと言えば理解できますか。

 過去には、日本帝国陸海軍部の若造将校、士官がかぶれたのです。狂信的思想家の先生が煽るので更にタチが悪くなります。ガンは除去するしか方法はない。放置すると全身がガン化します。報道によれば、靖国神社の神主もガン化しています。

 誠と大義が重なると「自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば、千万人とも雖も吾れ往かん。」となり、引くに引けなくなり総員討ち死に覚悟の戦いを挑むことになります。森鴎外の小説に壮烈な討ち死の物語がありますが、アレです。 

男女室に居るは、人の大倫なり。

意味

 男女が室において夫婦関係を結ぶ、すなわち男女が性交することは、人間の最も大きな道である。この孟子の教えからすると非婚の蔓延は亡国以外のなにものでもないことになる。

大学(著者不明、推測孔子の述べた言葉と弟子の曽子の述べたお言葉)

◎大学の道は、明徳を明らかにするに在り。民を新たにするに在り。至善に止まるに在り。

意味

 君子の学の目的は、第一に天から授けられた徳性、即ち良心を立派に磨き上げることであり、第二に一人己れを磨き上げるだけでなく、他の人々にも明徳を明からにすること、第三に以上の二項目を至高至善の地位に保たせることである。明鏡止水の如し(邪念が無く、静かに落ち着いて澄みきった心の状態のたとえ。)という言葉があるが明鏡が曇ることのないようにしたいものです。

小人閑居して不善を為す。至らざるところなし。

意味

小人は暇になるとほしいままにどんな悪いこともでもしかねない。

日々に新たに、又日に新たなり。

意味

 今日の行いは昨日よりも新しく良くなり、明日の行いは今日よりもよくなるように心がけなければならない。殷の湯王は、洗面器の底に、この言葉を彫りつけて毎日の自戒とした。

心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえども其の味を知らず。

意味

 要するに上の空では、見ても見えない、聴いても聞こえない、食べても味がわからないということ。心が穏やかで正しくなければ、正しい判断はできない。   

◎人の悪(にく)む所を好み、人の好む所を悪む。是を人の性に払(もと)ると謂う。

意味

 人の嫌がることを好み、人の好むところを憎むという性格の人がいるが、必ず禍がその身に及ぶ。トランプのような人を言う。最後まで生を真っ当できるのか見ものです。大学の教えは無理と言うものです。四歳のクリスマスプレゼンを待ちわびている4歳の幼児に向かって「まだサンタクロースを信じているのか」とか、戦死した息子のご両親に向かって「こうなることはわかっていたろう」とか、「Grab them by the pussy. You can do anything.」(やつらとは、美人コンテスト出場者のことです。)というのは、性格の悪さが滲み出ています。

 

            
             
 
            
         
       

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