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2018年11月 9日 (金)

下層社会の不満を扇動した者が政権を獲る トランプ考(再掲)

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要旨

 米国大統領候補の共和党トランプさんは、自前の選挙資金で選挙を行う結果、富裕層利権(投資家、政治家、官僚、ロビイスト、御用学者、マスゴミ、ハリウッド)に果敢に切り込む政治に素人の扇動政治家です。米国民の不満を背景に共和党大統領候補になりました。過激発言は、日本の対米従属一辺倒の政治家、官僚にとっては青天の霹靂です。米国が他国を収奪すれば回りは沈む道理です。大統領選挙が注目されます。

 多くのデタラメな評論にもかかわらずトランプさんは、7月19日共和党の正式な大統領候補に指名されました。マスゴミのコメンテーターのデタラメナなことヨ。

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トランプ氏、共和党候補指名確実に クルーズ氏撤退

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 エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」を読むとヒットラーが政権を奪取した大衆の精神構造が的確に分析されています。

 その大意は、次のようなものです。 

「社会が流動化し、既存の価値観が崩壊し、道徳が衰退し、家族制度が崩壊すると、自由に不安を覚え、無力感、不安、社会全体からの孤立感を深める。

 すると進んで自由を放棄し、(自由からの逃走)、偉大で強力なリーダーを求め、偉大な国家に、依存し従属することで安心を求めるというものです。

 これは、不安定で孤立感を深める自分(ルンペン、無産階級、ホームレス)を、偉大なリーダー、国家に従属させることで、苦労せず勝馬に乗り、自らの権威をも高め、他の者を服従させることでもあるから一挙両得です。これを権威主義的性格といいます。(底辺で喘いでいる他人クタバレ精神の方には最適行動パターンとなります。)」

 ナチズムから得られる教訓は、貧富の差を拡大して、1%に富を集中させ、99%を貧困にすると社会が不安定化して、富裕層の一票と貧困層の一票が等価なことから合法的に政権転覆が起きるということです。あまりアコギなことをすると報いを受けるという古来の教えの通りです。

 これは、私だけが言っていることではありません。米クリントン政権の労働長官を努めたロバート・ライシュは自著『勝者の代償』[2]のなかで、IT(情報技術)の恩恵などにより個人が消費者として充実するほどに、逆に生産者・労働者としては不安定になる反比例的な問題点がニューエコノミー型経済には存在すると指摘。頻繁なコスト削減・付加価値付与・技術革新などの連続するニューエコノミー型経済は、所得や雇用機会の格差による少数の勝者と多数の敗者を鮮明化しその二層化と敗者固定化を深め、かつ身分・資産・サービスなどが固定化されたオールドエコノミー型経済社会と異なり、その勝利(雇用機会や所得の確保)を一時的とせず維持するために、個人生活をさらに犠牲にして長時間低賃金の所得デフレ進行を受入れつつ働かねばならない中で、家庭やコミュニティが次第におざなりとなりついにはそれらさえも商業的価値観に基づいて外注化され選択されるようになる…この一連の流れをライシュは『勝者の代償』と呼んだ。

その上で、こうしたニューエコノミーの矛盾に対して、次の三つの選択肢を提示してます。

・社会的副作用を生み出している技術革新や市場経済化を止める(=ネオ・ラッダイト運動)

・現在進行している変化を行くところまで行かせる

・両者のバランスを取る。

 現状は、格差拡大の方向にありますから、「現在進行している変化を行くところまで行かせる」ことを選択してます。黙っておけば、一方的に偏る富の蓄積、貧困化の階層分化を究極まで進めて破壊的結末を迎えると予言してます。扇動政治は燻って蓄積した不満の導火線に少し火をつけるだけです。よく燃える筈です。

 このような記事もあります。

フォーリン・アフェアーズ

資本主義の危機と社会保障
              ―― どこに均衡を見いだすか
             
(2013年4月号)
              ジェリー・Z・ミューラー/米カトリック大学歴史学教授
         

 「認識すべきは、現状における格差は、機会の不平等よりも、むしろ、機会を生かす能力、人的資本の違いに派生していることだ。この能力の格差は、 生まれもつ人的ポテンシャルの違い、そして人的ポテンシャルを育む家族やコミュニティの違いに根ざしている。このために、格差と不安は今後もなくならない だろう。この帰結から市民を守る方法を見出す一方で、これまで大きな経済的、文化的な恩恵をもたらしてきた資本主義のダイナミズムを維持する方法を見つけ なければならない。そうしない限り、格差の増大と経済不安が社会秩序を蝕み、資本主義システム全般に対するポピュリストの反動を生み出すことになりかねな い。」

 米国では、この格差をインナーサークルで固定化してますから闘争は先鋭化する筈です。

 闘争の先鋭化を見越して政府機関が武装化してます。民間はゲーテッド・コミュニティーを構築してます。その数2万です。

閑話休題

  リーマン・ショック時に、ウォール街に「我々は99%だ」と政治に不満を抱いた大衆は、数々の懐柔政策にもかかわらず、不満を募らせています。

 米国上位0.1%の総資産と下位90%の総資産が同じという現状があります。客観的に見て持続可能性はありません。資本主義の投票券である「お金」が極端に偏っているのですから、大量生産、大量消費が回わる素地が崩壊しているのです。規制改革などで無理に回そうとすると少ないパイを奪い合い絶えざる激安競争でデフレになります。賃金切下げ、過酷な労働に晒され不満を膨らませた99%の労働者を「扇動する政治家」が台頭する素地は、整ってます。

 今年は、米国大統領選挙が行われる年ですが、不動産王トランプさんが、扇動政治を続ければ大統領になれます。

 これに危機感を抱いた富豪の元ニューヨーク市長ブルーンバークさんが立候補を表明しました。

 扇動政治は、社会の不満を汲み取り、既存の体制を破壊しますが、別に青写真がある訳ではなく、結局他国からの強奪で辻褄を合わせるものですので、他国民を犠牲にして富を得るという古代政治への先祖返りでしかありません。当然他国民との闘争が起きます。最後は大量破壊ということになります。

 ヒットラーを見れば理解できますが、最初は標的をユダヤに定めて、我々の財産を掠めとっているのはユダヤとして、人々の下衆な憎悪を煽り、彼らの資産を強奪して、更に返す刀で無産階級の票を奪い合う共産党を最大の政敵として非合法化して抹殺しました。

 要するにユダヤの富を奪い、東欧の富を奪って辻褄を合わせたのです。言わば帝国主義を先鋭化させたものがナチズムです。究極の他人くたばれです。良心が痛むのかアーリア人種の優秀性により劣等民族は従う義務がある、他民族との闘争こそ人類発展の原動力との屁理屈を打ち立て大衆に納得させました。

 共産主義国家ロシアを恐れたのも帝国主義先鋭化させたものがナチズムですので当然のことです。

 ヒットラーは、死に際して後年第二、第三のナチスが現れると予言しました。その扇動政治は見事なものでしたが、一つ忘れています。人類は、黙って財産を獲られるのを見ている程オメデタイ人ばかりではありません。即ち倍返しが待っていることを失念してました。ナチズムは、結局残念な思想なのです。

 トランプさんがイスラムを切り捨て、ナチス張りに強奪政治(帝国主義)を始める時には、200%の確率で中国、ロシア、イスラム諸国との核戦争が起きます。

 貧困層は、常に青い鳥を追い求めますが、急激な変革は、手厳しいシッペ返しに遭うだけです。プラマスすればマイナスの方が大きいということを忘れてはいけません。社会を引っくり返えしても、混乱に乗じて暴力に勝るものが支配する世界は、現状より更に悪い社会です。混沌の中から能力に優れるものが支配する社会にまた戻るのですから結果は同じです。ただ混乱、騒擾、暴力を体験するだけです。下手をすると「アラブの春」のように混乱に乗じて過激派が跋扈して元に戻るのに十年単位の年月が必要になります。その間の悲惨なことは筆舌に尽くし難いものがあります。

補足1

 当ブログの見立てが正しいことが徐々に輪郭を表してきています。トランプは、「アメリカン・ドリームへの行列に、誰かが割り込んだ」という人々の疑念・妄想に訴えて(社会学者アーリー・ホックシールドさんの分析)、下層社会の不公平、割を食っているという疑念を増幅させ、憎悪をエンジンとして爆走しています。

 曰く、犯罪者集団の移民キャラバンが米国に押し寄せようとしている。曰く、シングルマザーの息子のオバマがハーバード大学に入るには何か操作をしている。曰く、そもそもオバマは、米国人でないなど人々の負の感情に匠に訴えています。

 ですから、トランプに異義を唱えるマスコミは、「国民の敵」とレッテルを貼り、不都合なニュースは「もうひとつの真実」、「フェイク・ニュース」として取り合わず、嘘も百万回言えば真実になると嘯いています。曰く、米国の共産主義嫌いを悪用して「民主党は社会主義者」、「犯罪政党」とレッテルを貼っています。

 これは、まさしくヒットラーが用いた大衆操作の方法です。テレビで大衆操作の方法を学習したのでしょう。トランプは強大な軍事力を有する米国大統領であるが故に世界にとって極めて危険です。マイケル・ムーアは「テレビが作り出す笑顔のファシズム」と読んでいます。

 また同氏は、「民主主義とは、紙切れにしかすぎない」と民主主義がいつでも、どこでも危殆に瀕する可能性があることにも警鐘を鳴らしています。

 次期覇権国家中国と連合するロシアは冷静に分析しています。米国の没落は加速し、覇権はとても続かない。

 73年前に6000万人が殺し合った過去を簡単に忘れて米国大統領がファシズム的手法を持ち出すなど狂気の沙汰です。邪悪、狡猾かつ貪欲な人類ですから闘争は人類の宿命なのでしょうが何をやっても勝ったもの勝ちは闘争を激化させます。(ここにも、トランプは米国に歯向かうことはないという楽観的仮定を設定しています。)

 トランプは世界・人類にとって最大のリスクになっている。

補足2

 ワシントン・ポストという米国一流新聞が、トランプが共和党の代表になるかも知れない、誰か止めてくれと悲鳴をあげています。

 なぜ富裕層のトランプが大統領ではダメなのか、不思議に思いませんか。米国支配層は、東部エスタブリュシュメントといわれる方からなってます。WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)といわれる方が東部のアイビーリーグの大学(東海岸のエリート私立大学群、ブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルバニア大学、プリンストン大学、イェール大学の8大学)を卒業して、支配階級だけの名門クラブの会員になり、アイビーリガーとして政界、財界、官界、学界、法曹界の支配階級につくと相場は決まっているのです。ただアイビーリーグを卒業してもダメです。ハーバードなどに支配階級の名門クラブがあります。そのクラブ会員にならないと本当の支配階級とはみなされません。この方たちが米国の支配層になります。名門クラブ会員になるには、厳重な審査があり、希望すれば入れるというものではありません。

 これに対してトランプさんは、ドイツ移民3世の不動産屋の家系です。ペンルベニア大学を卒業して、ペンシルバニア大学院でMBAを取得し、富豪ですが、東部エスタブリュシメントとみなされてないようです。支配階級は、自分たちに有利になるように徴税し、配分しているのですから、自分たちの論理が通じないヤツが大統領になれば、困ったという訳です。

 トランプさんは、米国の5大保守といわれるリバタリアン(自由至上主義)、伝統主義者、熱狂的反共産主義、ネオコン、草の根宗教右派のいずれにも属さず、彼らに挑戦して、民主党を敵に回して、全てのマスゴミに攻撃されて選挙運動をしました。

 保守ですが、保守本流を攻撃する小泉純一郎の「自民党をぶっ壊す」が思い出されます。ヒットラー、毛沢東文化大革命、小泉、トランプは同一の手法を取ってます。体制は壊したくないが、何とかしてくれという下層社会の切実な思いを政治に取り込んだ極めて扇動的な政治手法です。

 革新及び既得権益全てを敵に回しますので、自己の存立を確かなものにするために絶えず扇動政治を行わなければならないという重大な欠陥を抱えています。

 しかし、「我々は99%だ」とウォール街を取り囲んだ連中の意思は、政権に届かないと諦めかけていたら、労働者階級出身のトランプさんが出てきた訳です。支配階級にしてみたら、普通のサラリーマンが大統領になるようなもので恐ろしいと言ってますが、むしろ自分たちの利権が解体され、弱者に有利に配分されるのではないか危惧しているのです。

 即ち米国政権は、いままで、大多数の民意が反映されない政権だったことの裏返しでもあるのです。むしろ普通の労働者の感覚が政治に反映されるのですから米国民にとっては、喜ばしいものなのです。しかし、労働者の不満に迎合するようなことばかり言って当選しても現実の政治は、難しい。辻褄を合わせるには富裕層か、他国からの強奪しか道はない筈です。日本など米国の財布として恰好の標的にされそうです。クリントン張りに「サア、平和の報酬を回収しよう。」と言い出さないか、本当に危惧されます。

 不満を煽り、敵を外に作り、国内を団結させるという手法は、手垢のついた手法ですが、混迷する世の中では有効な政策手段です。0.1%の富裕層が90%の国民より多くの富を有するイビツな構造は、いずれにしても是正される必要があったのです。インテリ富裕層はニガニガしく眺めてますが、もとを正せば不利益一切お断りですので、自分の撒いた種なのです。

 トランプさんは、中国、日本を名指しで米国の雇用を奪っていると批判してます。

 民主党有力候補のサンダースさんも現在の通商政策を馬鹿げた政策と非難してます。多国籍企業は、労働者の雇用を奪い、外部化で儲けてきましたが、そろそろ年貢の納め時のようです。米国民の雇用を守らない米国企業はクソだという訳です。同様に米国の雇用を奪う日本、中国の企業もクソだという理屈です。正当な対価を支払えということです。

 米国市場は米国民のみに開かれる。参入したいものは、正当な対価を払え、一定の枠を与えるということは不合理ではありません。例えば、自動車販売台数1800万台のうち1割を外国企業に対して開くとすると、残りは米国企業が独占ですから大儲けです。自動車産業界は再び隆盛します。これは絵空事ではありません。米国の車は一万台程度しか日本は買いません。それに対して米国では日本車だらけです。米国はあまりに寛大すぎたのです。

補足3

※トランプ発言、アメリカ大統領有力候補の発言ですから驚き、桃の木、山椒の木です。

 立派にヒットラー的過激発言が並んでいます。大衆のヤンヤの喝采を受ける訳です。米国は大体において、粗野で単純で、下ネタ大好きな西部劇に出てくるオジサンが好みのタイプのようです。トランプ大統領がでる素地が米国にはあるのです。これに対して英国では逆立ちしても無理です。

 トランプさんは、ヒットラーと同様に敵と味方に区別して敵を徹底的に罵倒し、同じことを何度も言う。嘘か本当かは関係ない。とにかく聴衆になり変わり敵を罵倒する。誰にも分かるやさしい言葉で語りかける。困っている聴衆の味方であることを強調する。聴衆に寄り添う。このような演説スタイルを確立してます。トランプに共感した親衛隊は、SNSを使用して罵詈雑言を増幅して拡散します。これをサイバーフラッシュモブと呼ぶ方もいます。サイバー空間に拡散された敵方に対する罵詈雑言は、もはや否定などしようがありません。これを意図的に米国大統領候補が率先してやっているのですから世も末です。憎しみを増幅させるほどスカットするものはありません。

 すべての原因は日本にある。日本を叩き潰せと繰り返し連呼されれば日本は極めて危うい立場になります。中国とタッグを組んで日本潰し、日本解体は十分に予想されるシナリオです。慶應義塾大学教授の故江藤淳さんが太平洋を巡る日米の戦いは終わってないと主張していたことが思い出されます。米国のウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムで日本弱体化計画が実行されていると警鐘を鳴らしていたことを忘れてはなりません。

米民間シンクタンク 日米戦争及びロシアが参加する紛争を予言!?

米国の諜報活動では、日本は最大の敵国(再掲)

・トランプさんの理想の大統領は、映画エアフォース・ワンの中でテロリストと戦うハリソン・フォードが演じる大統領のようです。この映画を見て大統領になるべきと思ったのかも知れません。このことについてハリソン・フォードが聞かれて、「あれは映画の中でのことです。」と困惑して答えたとのことです。実際エアフォース・ワンの住人になりたいようで、選挙で使用する自家用ジエット旅客機は、同型機にトランプとロゴを入れてます。死ぬまでに好きなことをしてから死のうと考えたようです。死ぬまでに使いきれないマネーを持っているのですから、やりたいことをやらしてもらうと考えでも不思議ではありません。

おもしろさは、ホラッチョ川上の比ではありません

・女は本質的に美的に。楽しめるオブジェクト。

・女は黙れ

・中絶した女性に罰を→中絶を施した医師に罰を

・メキシコの国境に壁をつくり、費用はメキシコに払わせよう(具体的にはビザ料金の値上げ)

・不法入国者1100万人を強制送還する

・イスラム教徒は入国拒否

・IS殲滅のために核兵器使用も辞さない(核兵器使用は最後の手段だ)

(ベルギーのISテロの当初目標は、原子力発電所攻撃とのことですから妥当性はある)

・グアンタナモ収容所を再開し、水攻めなど拷問を合法化する。いやそれ以上ヤル。

・中国、韓国、日本は、不当に為替操作をして激安で販売して、米国の雇用を奪っているが、米国の製品は一切買わない。ショバ代をとる。(TPP大反対)

・日本が米国から輸入する牛肉に課している38・5%の関税を維持するなら、米国が日本から輸入する自動車に課している2・5%の関税を38・5%に引き上げる

さまざまな国際貿易協定を廃止し、関税を引き上げ、米国の労働者を外国との競争から守る。

・工場を米国外に移した会社の「オレオ」(ナビスコ製品)は食べない。

・イエレンFRB議長を解任する。共和党員でないから。

・大企業が工場を国外に移したため、労働者の生活は苦しくなった。

米企業が国外工場から製品を米国へ輸出する場合、懲罰的な関税を課すと主張。記者がWTOの規定に反する可能性を指摘すると、トランプ氏は「構わない。再交渉するか、(WTOを)脱退する」と述べた。 

「全階層に対する所得減税」を唱え、「40%近い最高税率を25%に下げる」としている。「法人税率も35%から15%に引き下げる」

年収500万ドル超の階層には4%の上乗せ税を課す

年収100万ドル超の階層に対して30%の実効税率を適用する制度を導入したい

・中国からの輸入品にはすべて45%の関税を課す(米国は不公正な条件で競争している)

・日米同盟は、片務契約でありオカシイ。日本を防衛するに見合う費用を日本に払わせよう。また、米国の戦争に積極的に参加、協力させる。

・我々は今や貧しい国。どう債務を減らすか。我々は他国を守るために浪費している。

・米軍駐留経費は、なぜ日本が100%負担しないのか。

・日本が在日駐留米軍経費負担増に応じなければ米軍撤退させる。

・日本、韓国が核兵器を保有することも否定しない。(自分のケツは自分で拭け)

・太平洋地域の平和維持に米軍が貢献することで米国が利益を得ているとは思わない。我々はかっての立場と違い、債務国だ。

・北大西洋条約機構(NATO)は時代遅れ」であり見直しが必要だ、米国の負担が大きすぎる。

・NATOについても「費用配分を変えなければならない。経済的負担のみならず、(軍事的な)重荷も減らすべきだ。

・中東はロシアに任せよう(トランプとプーチンはウマが大変合います。軍産複合体が嫌がる)

・中東においても地域の富裕国が対価を支払うべきだ、アラブ諸国に圧力をかけて、彼らの軍事力を活用する。

・考え方(アジアのことは、アジアで、欧州のことは欧州で、中東のことは中東で解決せよ。武器売買など協力は惜しまない。米国に頼るな。ということのようです。オバマの「最早米国は世界の警察ではない」を更に進化させたものです。多極化支持論者です。従って軍産に敵対する。軍産とウォール街を同時に相手にすることは、大統領でもできない相談です。ウォール街は現状のままの可能性大。これはオバマの考え方です。

 企業人らしく極めて効率的な考え方です。よく考えれば、何で理念のために世界中で戦う必要があるのかということです。儲けにならないことはするなという極めて合理的思考です。中間層は、イラク戦争後、イラクの再建にかける金があれば、米国内のインフラを更新せよという極めて分かりやすい主張がありました。ケネデイ空港などをボロボロにしておいて、他国支援など誰でも納得いきません。その根底には、お人好しもホドホドに、自国再建がまずあり、次に他国への介入だという訳です。尻馬に乗っていた御用学者も失業です。驚天動地で危うし日本。)

「自らが政権を任されれば、欧州やアジア地域の同盟国は米国が供与する「防衛の傘」への財政負担の増額を要求するとした上で、それが無理なら同盟国は自衛すべきと主張。「今こそ米国の外交政策の錆を落とし、新たな声とビジョンを取り入れようではないか」と語った。

さらに「わたしの外交政策はいかなる時もまず米国民の利益と米国の安全保障を念頭に置くものであり、これこそがあらゆる決定の土台となる。『米国第一』こそがわたしの政権において主要かつ最重要なテーマになる」と話した。」(4月27日ナショナルプレスクラブ、ロイター)

・考え方(東部エスタは、下層社会が疲弊しても米国全体で繁栄すればよしとしてきました。世界中で介入し、政権転覆も米国の利益と考えていたのです。しかし、その利権は一部富裕層に留まってました。大部分はカヤの外です。結果は、資本主義の大量生産。大量消費のエンジンである中間層の没落です。その行き詰まりとしてトランプさんは、解決策を示しているのですから、米国資本主義の基礎的な部分での戦いです。見かけダケかも知れませんが、打倒富裕層利権ですから圧倒的支持を受けます。)

・温暖化対策は先進国の金をせしめる策略、デタラメ

・米国の失業率が5%なわけがない。公表データは、デタラメ。実際は35%~45%だ。

高い失業率と過大評価された株式市場の組み合わせは新たな景気後退に向かう土台を築いたとし、「米経済はバブル状態にある」と指摘。実質失業率は20%を超えている

大統領に就任すれば、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長を交代させる。

私は彼(金氏)と話をするだろう。彼と話すことに何の異存もない」と述べた上で、「同時に中国に強い圧力をかける。米国は経済的に、中国に対して強大な力を持っているからだ」と語った。(ロイター)

「銃所持を禁止する地域をなくしていこう」、「銃の所持は最も基本的な人権だ。クリントン氏は銃反対派の先頭に立って、その権利を奪おうとしている」

民主党のオバマ大統領に任命された連邦政府職員の追放を検討する。公務員の免職を容易にする法案の成立を議会に求める。


補足3

 下層労働者のヤンヤの喝采を受けそうな発言が目白押しです。人気がでる所以です。自分のケツくらい自分で拭けといわれそうです。もともと他人に自分のケツを拭かせるのは無理があることに気付くべきです。

 米国は、自由貿易、移民の果実を最大限享受してきた国です。トランプさんのようにすると各国ともブロック経済圏を作り、貿易戦争が始まります。我が国は、先人の思想である大東亜共栄圏構想がありますので、これでヤルしかない。

 推測できることは、モンロー主義(相互不干渉、孤立主義)、重商主義に近いことを言ってます。オバマが世界の警察官を降りると発言して、トランプは、更に進化させて、「世界は勝手にやって下さい。米国は米国でヤリます」というような感じでしょうか。「米国市場参入には、それなりのショバ代を徴収するので悪しからず」というところでしょうか。もしかすると国連分担金も支払拒否するかもしれません。

 ブロック経済化、保護主義台頭の兆しです。サンダースさんも同じようなことを言ってます。もしやTPPどころではありません。労働者の生活を顧みず、資本効率だけを考えてやってきた多国籍企業受難の時代の訪れです。一票の価値が等しく保証されている民主主義社会ですから、0.1%の富裕層が99.9%の労働者に負けることは必然です。

 また、ソニーなどがバブル全盛時にニューヨークでドブネズミルックで不動産を買い漁ったことから不動産屋のトランプさんは、日本に対しては良いイメージを持ってないことが推測できます。それは、上記発言からも窺えます。身も心も対米従属主義で固めた日本国官僚はどうするのでしょうか。米国から三行半を突きつけられてもなお、米国様と尻を舐めるのでしょうか、或いは開き直り核武装するのでしょうか。私が生きている間に決着をつけることを希望します。私見では結局核武装するしか道はない筈です。

 ウォール街について、どうするのか言ってません。もし規制すると発言すると大変です。現在までの規制緩和の真逆ですから影響は甚大です。

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[FT]米大統領に扇動者は不要だ

補足4

 第二次大戦枢軸国でどこの国も核武装してません。戦勝国が枢軸国を基本的には信用してないということです。常に基本的には搾取される側にいつまでもいれますか。戦後70年、四捨五入100年ですので、いい加減、第二次大戦戦勝国体制から開放して下さい。

補足5

米国の貧乏ぶり

ブログ「ジョンレノン「アメリカ政府の真実を伝えたら、僕は恐らく消されてしまう。」 から引用します。

「現在のアメリカは想像を絶するスピードで貧困大国化しており、アメリカ国民の3分の1が貧困層か貧困層予備軍、かつて世界の消費大国と言われたアメリカ人がクレジットカードを使うのは、もう欲しいものを買うためではなく、日々の生活を成り立たせるためのライフラインになってしまっているのが現状です。」

さらに、アメリカは6,600兆円ほどの借金を抱え、これ以外にも民間銀行がクレジット・デリバティブで作ってしまった借金が同じくらい(6,600兆円)あると言わており、合計すると1京2,000兆円(!)もの借金を抱えていることになります。(3)」

アメリカ政府は国民が貧困から抜け出せずにいるにも関わらず、軍事費にお金を使い、ローマ帝国が崩壊した理由を関連づけて考えれば、国力の衰退が表れるサインというのは、国民を助けるという他の優先事項を無視して軍事費を増やし続けることで、もし「歴史は必ずくりかえす」ものなのであれば、アメリカは国家破壊のセオリーに着実に従っていると言えるでしょう。」

国民が生活に困っているのに軍事を強化するのは北朝鮮と同じである、ただでさえ、アメリカの借金は金利だけで毎年90兆円ずつ増えている。

当然のことながら、借金まみれのアメリカの道路、空港、そして水道などのインフラはボロボロで、国内の橋の3分の1がすでに耐久年数を過ぎており、道路のシステムが貧しいためどこへ行っても渋滞、インターネットの速さは他の先進国よりも遅く、そしてアメリカの空港など香港の空港と比べたら、「第3世界の空港」と勘違いされるくらいさびれてしまっているのが現状です。(4)」

2007年にニューヨークからシンガポールに居住地を移した投資家のジム・ロジャースは一年に一回、両親に会うためにアメリカを訪れる時を次のように述べています。アジアに暮らすようになって数年の私に言えることは、ニューヨークの空港が第3世界の空港だということである。第3世界の空港を出たら、第3世界のタクシーに乗って第3世界のハイウェイを行く。そして、たとえ宿泊先が5つ星ホテルだったとしても、あなたが泊まるのは第3世界の5つ星ホテルなのだ。」

「ニューヨークは、いまや世界最大の、そして世界史上最大の債務国アメリカの経済・文化の中心地だ。」(5)

21世紀に入ると様々な国にイチャモンをつけて戦争を起こし、戦争を起こすことで利益を得る「軍産複合体」がでっち上げた9.11、アフガン戦争、イラク戦争、そしてISISとの戦いを経て、「世界の警察」から「世界の暴力団」へと姿を変えていきました。(10)」

自由経済の象徴であったアメリカ市場は住居、医療、食品、教育までもがウォールストリートのマネーゲームの対象とされ、サブプライム、リーマンショックと、どれだけ大きな金融危機が起ころうとも、彼らが反省している様子は全くありませんし、現在では医療のオバマケアや、食品の遺伝子組換えから始まる国民の健康にまで金融界の悪の手は“確実”に忍び寄っています。」

ビジネスに関しても、法律を破らず、株主にとっての価値と利益の追求だけに責任を追えば、国民が家を失おうが、健康がどうなろうが関係ないという一部の人の考え方が1パーセントの人々を裕福にし、99パーセントの国民の生活を苦しめているアメリカの現状は、悲惨という以外に表現の仕様がありません。」

こういった背景をしっかりと理解すると、今なぜドナルド・トランプにアメリカ人たちが熱狂しているかがよく分かります。

トランプの政策は反ワシントン(政府)、反ウォールストリート、そして、反エスタブリッシュメント(エリート・支配層)であり、トランプを支持しているのは主に学歴が高卒以下の白人で、急速に変化するアメリカ社会で置き去りにされ、中国をはじめとする他の国がどんどん豊かになっていくのを横目で見ながら、アメリカの弱さを痛烈に感じ取っている人達が多くいます。(11)」

ここに軍産複合体や金融関係者など1パーセントのエリートと距離を置き、アウトサイダー的存在であるトランプが、「ヒラリー、戦争などというバカなことはやめろ!破産を何度も経験しているオレが命がけの交渉で、大きな戦争を回避し、国家を何とか立て直してやる」と言って出てきたため、軍産複合体や金融の傘下にあるマスコミは何としても、トランプを落とさなければ自分たちが食べていけなくなってしまうという状況になってしまいました。」



2018年10月18日 (木)

傍目八目中東情勢(再掲)

 中東情勢について連続見積した結果を私のセンスでまとめたものです。従って私の認知バイアスがかかっていることをご了承ください。マスゴミではとても公表できない内容になってます。物語風に整理してますので、誰でも分かりやすくなっている筈です。ネット、新聞などの記事30本分程度の分量は十分にあります。彼らの記事は情報を小出しにしますので、部分を詳細に報道しますので、結局全体が分からないのです。全体がわかるように報道するとオマンマの食い上げですから仕方ありません。営業妨害といわれそうですが、気にしません。なお、連続見積に当たって朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞のニュースソースは皆無です。即ち日本の大新聞をみても何も分からないということです。

 中東を取り巻く大きな政治的要因は、原油とイスラエルです。

 シオニズムに基づき約束された地としてアラブの地にバルフォア宣言に基づきイスラエルを建国しました。結果追い出された人々がパレスチナ難民です。イスラエルが自国の存立を図るために米国議会にロビーストを送り込み暗躍してますが、話が余りに複雑になるので割愛しますが、大勢に影響はありません。

 現在中東情勢を取り巻く大きな問題は原油を巡る戦いから生起したISが大きな問題になってます。

 原油エネルギーは、現代の経済を支える資源ですので、獲得競争、販路を巡る動きに常に奔走されます。

 中東近辺の原油は、サウジなどの中東勢とロシア勢に大きく分かれます。ロシアの原油の販路は欧州です。ノルド・ストリームというパイプラインで欧州に石油を供給しており、ロシアが欧州の石油エネルギーの首根っこを抑えている情勢です。(このパイプラインは、ベラルーシ、バルト海、ドイツと繋がってます)

 更に。ロシアは欧州への石油供給を増やすために、サウス・ストリーム(ロシア、黒海、ブルガリアで欧州へ供給)を計画してます。

 これでは、欧米石油メジャーは負けますので、欧米計画のパイプラインを計画しました。

 イラク戦争は、欧米石油メジャーがイラクの石油を欧米へ流すイラク・トルコパイプライン建設が目的です。ですから傀儡政権を樹立するために難癖をつけてイクラを攻撃したものですが、ISが跋扈してニッチもサッチもいきません。この計画はネオコン立案です。ネオコンとは、米国は特別な唯一の覇権国であり、楯突くことを許さず、すべて自由に振る舞えると考えている方を言います。

 今度は、石油メジャー資本は、欧州へサウジ・シリア・トルコ経由のパイプラインを計画しました。このためには、シリアに傀儡政権を打ち立てる必要がありました。これもネオコン立案です。

ロバート・ケネディ:シリア危機の大もとはカタールのガスをめぐる米国の戦い

シリア戦争は、シリア、ロシア、イラン対 アメリカ、サウジアラビア、カタール、トルコ、ISISの戦い

 しかし、シリアは、ロシアと友好協力条約を締結しており、タルトゥースにはロシア海軍基地があります。

 アラブの春の民主化に応じてシリアにも農業政策の失敗で干ばつ、穀物価格の上昇という背景もあり、独裁政権打倒の動きが反政府軍となり2011.1.26から政府軍との衝突続いてます。米国は、民主化の名の元に反政府軍を援助しましたが、アサド政権はロシアの援助も得て政権を追い込むことはできませんでした。

 そこで、米国は、イスラム原理主義者ISを利用して、更にアサド政権と戦わせ、打倒を目論見ました。これもネオコン立案です。

 結果は、国民の半数にもなる1100万人にもなる難民を産み出しました。いかなる極悪独裁政権でも国民の半数が難民になる事態よりはマシです。米国が反政府軍、IS支援をしなければ遥に少ない被害で、2012年の段階で終結していた筈です。米国の意のままに動く傀儡政権を打ち立てるという邪な考えが難民を産み出したのです。

 米国は、あらゆる欧米石油メジャーを妨害しますので、プーチン打倒も計画しました。ソチオリンピック中にウクライナ政権打倒クーデターが実行され、反ロシア的な政権を打ち立て、ロシアの軍需企業が集中し肥沃でかつセバストポリロシア海軍基地のあるウクライナを奪取を計画したり、或いは、サウジと図りソ連崩壊の重要な原因でもある原油価格の下落をしかけ通貨を下落させ経済危機を作りだしプーチン追い落としを計画しましたがどれも上手くいきません。これもネオコン立案です。(これが現在の世界経済不調の最大原因です。金融上の米露戦争とも言われてます。)

 これは、ロシアに属国化を迫るものでロシア国民が許しません。プーチンも核戦争上等と明言してます。(核弾頭数 ロシア8000発、米国7300発、相手国殲滅には、双方とも十分な数です。)

 現在まで、アサド政権は倒れる気配がみえないどころか、1110万人にもなるシリア難民を産みだし、欧州へ難民として数十万人が流入する騒ぎになってます。(国内難民は750万人、トルコへの難民200万人、ヨルダンへの難民60万人、レバノンへの難民100万人の合計1110万人)です。ドイツ政府予測では15年のドイツへの難民数は、150万人としてます。

 悪いことにISは、米国の思惑どおりには、動かず、欧米政権が人為的に打ち立てた国境(サイクス・ピコ協定という密約)に異議をとなえ、イスラム国と名乗り、カリフまで打ち立てて、欧米的なもの、異教徒的なものを悉く破壊してます。残酷・人権無視・誘拐・強姦・文化遺跡破壊・先進国でのテロ行為など放っとけない状態になった。(このISと米国の構図は、アフガンンのムジャーヒデーンを元々は米国が教育した軍隊がターリバーンとなって米国に歯向かう構図とソックリです。)

 また、トルコは、昔から多くのクルド人を抱えてますが、クルド人の独立を認めてません。トルコ国内、イラクとトルコの国境沿いにクルド人は居住しており、弾圧策をとってます。トルコは、ISが、クルド人も異教徒として認めないことから、ISを利用してクルド人弱体化計画を立て、ISを支援しました。

 その結果は、ISは米国及びトルコの支援を受けて勢力を増し、シリアの人口の半分にもなる1110万人のシリア難民を産みだし、トルコとシリア国境沿いに200万人の難民を抱えることになりました。勿論、アサド政権と反政府組織の内戦も原因ですが、そこに更にISがシリアに版図を広げているという構図です。ISに歯向かうものは、政府軍も反政府軍も敵です。イスラム国を樹立しようとしているのです。

 ネットの観測では、欧州への難民流入は、ヤラセであり、欧州を結束させて、米国の空爆では手に負えないIS打倒作戦に駆り出すためのものであると観測されてます。(ネオコン立案)

 また、米国はアフガン、イラク戦争での経験から、イスラム聖戦を唱える狂信的な軍隊との地上戦を回避する策をとってます。このため、毒をもって毒を制するの例えどおり、イスラム原理主義のイランの経済制裁を解除して、イランシーア派による軍隊をもって、ISスンニ派を主体とする軍を戦わせる作戦に切り替えてます。自分では手に負えなくなり、他国の介入が必要になったのです。

 しかし、これは旧イラクのサダム・フセイン(スンニ派)が崩壊した現在、サウジアラビア(スンニ派)の隣国にイラン(シーア派)という強国が出現することであり、サウジは、あからさまに米国離反を強めロシアに近づいてます。舵取りが下手なために、そもそもの計画である石油パイプラインの起点のサウジが離反したのです。

 ネオコンの計画は粗雑で甘いために事態をメチャクチャにします。しかし、米国議会では、米国は特別な唯一の覇権国であり、楯突くことを許さず、すべて自由に振る舞えると考えているネオコンが多いのです。因みにオバマ大統領はネオコンの失敗を隠すための臨時登板です。一期の筈が二期までやられて大迷惑と言う訳で、現在米国には船頭が二人いる状態です。

 サウジは米国から依頼されたロシア経済制裁である原油価格暴落作戦が、競争相手である米国シェールガス、石油企業を追い落とすために有効であることに気づき、原油増産を止めません。いわゆる近隣窮乏化策です。一般的に資本主義国の安売り競争は競争相手が不合理に市場にしがみつくところから血みどろの戦いとなります。その他石油資源国(1バレル40ドル原価償却中)からの減産要請も無視して、サウジ(1バレル3ドル原価償却済み)、ロシア(1バレル3ドル原価償却済み)とも石油増産の手を緩めないことから原油価格は暴落し、採掘費用割高のシェールガス石油企業(1バレル70ドル技術的に困難)は、採算割れで追い落としは近いとも観測されてます。

 シェール石油企業は新規開発凍結、融資銀行は引当金の積み上げに動いてますが、無駄な足掻きでしかありません。シェール石油企業の債権は、ジャンク債として販売され。さらに、広くリスクを分散するために金融工学を使用して組み合わせ債権CDO(Collateralized Debt Obligation)としてさらに販売され、さらに組み込み債権化されてますので、訳がわからない状態です。銀行はCDS(Credit default swap)として保険をかけており、シェール企業倒産に賭けてます。倒産して当たりの仕組みです。CDSは、何ら債権を有しなくても誰でも賭けれる博打です。CDSは、リーマン同様胴元が破産する筈ですのでヌカ喜びになります。

 イランの経済制裁も解除したところから価格下落圧力はより強まり、受入先の中国経済も弱い。もともとロシアに向けた刃が因果が巡り自国に向かってきたのです。

 原油価格の変調は、株式市場を不安定にして、リーマンショックで懲りているサウジなどは投資資金回収に走り、更に市場を不安定にするという訳です。 

 また、ロシアは、アフガン、チェチェン、タジキスタンなどの紛争でスイラム原理主義と激しい戦いを経験しており、イスラム原理主義の怖さを身をもって体験してます。ことし4月にタジキスタン国防次官(イスラム原理主義者)率いる反乱軍が国防省、警察庁舎を襲撃したことから鎮圧したものの、再びイスラム原理主義が蔓延しつつあると感じています。

 そこで、ロシアは、タラキア付近に軍事基地を作り、イラク、イラン、シリアとIS掃討の軍事協力を進めています。また、ロシアは、15年10月の国連において、IS打倒の国連軍の創設を提言すると観測されてます。米国、フランスは、IS掃討の空爆を進めており、早晩ロシア、米国は、アサド政権の取扱いに差はあるものの、協力せざるを得ません。

 米国、フランス、トルコのIS空爆は、シリアという主権国の空域でシリア政府の了解もなしに領空侵犯し空爆しているものであり、国際法上違法行為です。ロシアの空爆は国連で提起して米国も拒否権を発動せず、シリア政府の了承のもとに行っているものであり合法です。

 最終的には、民族自決主義が誰が考えても妥当な線です。米国はくたびれ損のくたびれ儲けというところです。ネオコンのように米国の手を汚さずに、いかなる政権も自由に転覆させ傀儡政権を作り収奪すると考えることは、19世紀、20世紀ならまだしも、国民国家となり、ネットで全てが瞬時に暴露される21世紀の現代社会では、元々無理があるのです。

 イスラエル、サウジアラビアなどは過激派組織に援助、育成して、隣国に強力な国ができないように他国に介入してます。その考え方は、戦国時代の考え方です。このような国に米国の言う自由と民主主義が尊重される人権重視の政権を導入しようとしてもソモソモ無理があるのです。部族には部族のやり方があるのです。

 そもそも米国の言う人権とは、米国に従う国には人権を認め、従わない国には政権転覆、暗殺、拷問、空爆のような人権無視というダブルスタンダードの人権です。インディアンを追い込むようなもので、そもそもが普通の人権とは似て非なるものです。同じ土俵に立つ者には、人権を認めるが、そうではない者には、人権を認めないという考え方です。これは、キリスト教徒全般に言えますが、奴隷貿易、アヘン貿易をしても何ら良心が痛まないという精神構造の土台になってます。我が国に躊躇なく原爆を投下できたのもキリスト教でない異教徒であることが根幹にあります。「 7  奴隷制度に加担したローマ教皇

 さて、日本は、平和安全法制を成立させて、憲法上国連軍PKO活動に参加を拒否することはできなくなりました。拒否すれば各国に侮られることになります。

 中東情勢などは遠い対岸の火事とは、言えなくなってます。ISとの戦いは、血で血を洗う激しいいつ果てるともなく続く戦争です。ISは大義聖戦のために、自らを爆弾としても最後の一兵士まで戦い抜く覚悟です。国連軍参加は、国民として覚悟をもって望む必要があります。

【ワシントン=福田麻衣】自民党の稲田政調会長は9月30日午後(日本時間10月1日未明)、米政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)で講演し、「国際社会の平和に大きな貢献ができ、日米同盟は強化される。日本はもはや傍観者ではない」と語った。読売2015.10.1

法務省の対テロ組織、10月発足へ 入国情報一元化

 政権はイスラム国との戦いに断然参加する覚悟のようです。国民は誰一人として中東のイスラム国との戦いに参加するなど誰も聞いてません。米国その他の国とは、どうやらイランの後方支援のようです。大丈夫なのでしょうか。

補足1

 マスゴミ、御用学者が、宣伝機関となり米国の都合の良いように報道しますので、なかなか本質は見えずらいものです。米国が正義でロシアが悪という報道一色ですが、そのようには見ない勢力もいるのです。国際政治の中で悪などというものはありえません。米国もロシアもサウジもイラクもイランもシリアもトルコもイスラエルも自国の存続、拡大を図るために懸命に努力した結果なのです。米国は米国で自国の存続、維持、拡大を図り、あらゆる権謀術数を巡らしているのです。どのような国もそうなのです。おめでたい国は生き残れないのが古来の習いなのです。

 すべての歴史は、米国から見た歴史があり、ロシアから見た歴史があり、シリアから見た歴史があるのです。それのどれもが正しいのです。米国の歴史だけが正しく、正義であるという見方は間違ってます。国際政治で古来の真理は、「勝てば官軍」です。勝ったものが歴史を作っていくのです。敗者の歴史は埋もれていくのです。

 私達は、旗色を鮮明にしないと生き辛いので勝馬に乗りますが、便宜上しているだけです。

 なんでもかぶれてはいけません。この世に絶対などというものはないのです。自分の頭で良く考えることが大切です。 

補足2

「大国の興亡」の要旨

 ポール・ケネ ディの大国の興亡が発表されて25年が経ちます。いま、米国の衰亡は大国の興亡の通りの筋書きです。大国は隆盛期をへて、下降期にも、勃興してくる他国 に対抗して大国を維持しようとして経済力に見合わない軍事支出をして本格的に衰亡期に入るというような筋でした。兎角批判もありましたが、現実は彼が指摘 したとおりの経過をたどってます。大部の本ですので、すべて読むことは難しいのですが、筋は上記の通りです。それを事例を上げて実証的に研究し、その中から普遍的な事実を求めたものです。

 私の見るとこ ろ、ネオコンは米国の衰亡を10年は早めた、換言すると中国への覇権の移行を10年早めたと思っています。ベトナムで一段国力をおとし、イラク、アフガン 戦争で数段国力を落としたということです。ベトナム戦争で1日500億円といわれた戦費は、今や1日1000億ともいわれてます。領土を獲得する当てもな く、誰が敵かもわからず、戦時賠償を得る当てもない、絶望的な戦いです。ソ連がアフガンで国力を損耗したように、今米国がアフガンで国力を損耗し、基軸通貨国として国債の格下げに見まわれる事態は、大国の興亡を実感させるものです。

 ネオコンのように米国は唯一の覇権国であり、覇権への挑戦を許さない、米国は自由に振る舞え、いかなる政権も米国に従属しなければ叩き潰すと考えることは、第二次世界大戦後数十年のパックス・アメリカーナの時代は誰もが信じましたが、いまや誰もが迷惑な話と思ってます。債務限度額の上限を引き上げなければ国家予算を組めず、強制的に軍事費も削減し同盟国に軍事費の肩代わりを求める国になったのです。加えて対抗国中国の外貨準備高400兆円です。力が落ちた親分が往年のように振る舞うと嘲笑を買うだけです。

補足3

 ロシアの空爆が効果的なようです。これを見て、米国は、米国製武器を供給して、育ててきたISが壊滅させられるのを我慢ならないという声が聞こえてきました。米国のシリアのアサド政権打倒という目的は、夢と消えそうです。これを黙って見逃すのか。

  ロシア、シリア、イラク、イランの共同体で中東を平定すると、この地域に莫大な費用を投入してきた米国の利権が消えてしまうとの観測があります。これをネオコンが黙って見逃すことはあり得ません。

 米国の財政が弱くなり、強制的な軍事の削減始まってます。忘れてならないことは、ロシアのプーチンは核戦争はいつでも相手になると覚悟していることです。キューバ危機のソ連フルシチョフのようにプーチンが折れることは200%ありません。プーチンが暗殺されることは、核戦争への合図ですので、恐れるべきことです。ロシアが一方的に壊滅する事はありません。核攻撃自動反撃システムが可動しているからです。

 しかし、米国のIS空爆は、武器などの米国資産は外して空爆しているのですからデタラメそのものです。これではISの勢力が弱体する訳がありません。過激派勢力のオンオフは自由自在といってロシアのプーチンを脅迫したサウジのバンダル王子が思い出されます。

 米国の政策がチクハグに見えるのはネオコン勢力と反ネオコン勢力が暗闘しているか らです。IS空爆は大統領命令ですが、実行する軍隊はネオコン勢力に牛耳られており、爆撃はするが武器などの資産は温存するというようなものです。オバマ 大統領は実行部局長解任などの手を打ってますがラチがあかないので、イランの経済解除をしてイランの勢力を使用して壊滅に乗り出したものです。

 これを要するに最高指揮官の命令を無視して政策が実行されているということであり、ガバナンスがまったく効いてないということです。これではいかに大国といえども弱体化するばかりです。軍産複合体、金融資本があまりに巨大化して大統領ではもはや統制不能という状態なのでしょう。もはやケネディーのように暗殺などしなくても十分に大統領をコントロールできる、即ち命令を無視できるまで肥大化したようです。

  米国のジャーナリズムが、軍産複合体、ウォール街に、IT企業に歯向かえるだけの力はもはやなく、意に反する大統領は、官僚組織全体にソッポを向かれてはお手上げです。

 どこも似たようなものです。国民の意思で投票した結果であっても、言うことを聞かず、叩き潰せばよいのですから。こうなると官僚組織は独自の意思をもって行動するモンスターのようなものです。しかも忠実な政策の執行者のような顔をして、責任はとらないという形態です。困ったものです。官僚組織の改革者は排除して、膨大で複雑な組織のヘドロは、厚くたまっており、個々の官僚は、手直しでチョロチョロと水を流すだけで手一杯という絶望的な状況です。

 日米官僚組織のドラステックな改革は望めないのであれば、頭をぶつけるまで突っ走り、第三次世界大戦核戦争まで突き進むのではないか。

 米国の覇権に楯突くことを許さず、何が悪いか、良いかは米国が決める、米国の考えにすべての国は従うべきであるという考え方は、早晩、軍事大国ロシアと中国と激突せざるを得ない筈です。

 その時期は、凡そ10年程度(2025年秋頃)。人類を数百回も絶滅するだけの核爆弾(ロシア8000発、米国7300発、中国250発)を保有したのがそもそもの人類の運の尽きでした。もう少し詳しく言えば、人権、神への背徳など屁理屈さえつけば、平然として、何でもしてしまう浅はかな人類が核爆弾を持ったのが運の尽きということです。お終い。

人類滅亡まで「終末時計」あと3分、気候変動や核の脅威で

 天才宇宙学者ホーキングの予言、「地球のように文明の進んだ惑星は宿命として自然の循環が狂い、この地球もまた宇宙時間からすれば瞬間的に、地球時間からすればおよそ百年ほどでその生命体は消滅するだろう

補足4

 ロシア、シリア、イラク、イランの連合勢力は、ロシアの効果的な支援もあり、ISの要衝であるラマディを陥落させるまでに至ってます。これは、9月にライク首相バクダディが国連で演説したとおりの展開です。

イラク第2の都市モスル、要衝ラマディの後に奪還目指す=イラク首相バクダディ国連演説

イラク軍、州都ラマディ奪還へ 対「イスラム国」

イランに自国領土内で勝手なことはさせないと奮起している模様です。いずれにしても、ロシア主導のIS掃討作戦は順調に推移してます。

 ということは、米国の莫大な利権、投資がムダになるということです。中東がロシア主導の体制になるということです。イスラエル、サウジも気がもめることでしょう。

 私が推測するところ、イスラエルもサウジもロシアに軍事的に恫喝されている筈です。それで手も足も出ず傍観せざるを得ないということです。また、石油増産もロシアを恫喝する筈が逆に恫喝されて、米国シェールガス企業を追い落とすまで増産を止めるなと恫喝されている筈です。

 プーチンが「いかなる国にもロシアに軍事的に敵対することをお薦めしない。」、「ロシアは、先制核攻撃の権利を保有する」との発言の真意がよく理解できた筈です。世界が無法地帯で金など軍事的威嚇の前に、何の意味も有しないことを思いだした筈です。

補足5

 2016年新年早々のサウジとイランの摩擦に、次のような背景があるとベンジャミン・フランクリンさんは、指摘してます。

 彼の見立てでは、米国独自の欧州72兆円市場へのパイプラインを諦めて、サウジ寄りにたつか、イラン側に立つか見極めて、イランに分があると見てイラン制裁解除に踏み切ったというものです。おまけにサウジは米国シェール業者の駆逐を図り増産を止めません。

 そこで、欧州原油市場を巡りサウジとイランが小競り合いをしているとの見立てです。

パイプライン利権の“おこぼれ”にあずかりたい米国

補足6

 中東はロシアに任せるのが妥当であるというトランプさんは、マイケル・フリン、スティーブ・バノンをNSCメンバーから外して、従来の中東に覇権を確立する路線に戻ったようです。

 トランプ政権内の権力闘争の結果、エスタブリュッシュメントを潰すと就任演説で述べてましたが、完全なおとり政権のようです。大富豪ばかりを集めて、儲かるのは、金融、軍事、石油石炭産業ばかりです。ついに、正体を現して、反エスタブリュッシュメントのスティーブ・バノンも更迭です。ノオコン関係者にとっては、戦いに負けることは、政治生命を断たれることであり、自らの悪行も暴かれ獄死の恐れもある事態ですので闘争は激烈にならざるをえません。

 すると、オバマが必死に抑えていた、ネオコンが台頭します。ネオコンの思想は、米国は唯一の覇権国であり、覇権への挑戦を許さない、米国は常に自由に振る舞え、いかなる政権も米国に従属しなければ叩き潰すと考えます。米国が世界のGNPの半分を締めていた時代にはできた政策でも、盛りを過ぎた大国が、勃興する大国中国と軍事大国ロシア共同軍を敵に回して出来うる政策ではありません。トランプは、最初から核心的な隠れネオコンのような気もします。いまその正体を現した訳です。それで方便だったフリン、バノンを更迭した訳です。

 そもそも、米国がIS掃討を持て余して、ケリー長官が再三にわたりロシアに掛け合って、やっと、ロシア主導で中東からIS勢力を駆逐して、シリアの反政府勢力の駆逐も目途が立った時点で、成果だけ頂こうというのですから穏やかではありません。

 ロシア主導の中東安定とは、アサド政権を支援する地域大国のシーア派のイランの覇権を確立し、スンニ派のサウジアラビアの勢力を相対的に弱体化し、ロシア及びイラン、イラクのシーア派による中東安定であり、米国勢力の駆逐に他なりません。

 しかし、前述のように莫大な費用をかけて中東に関与してきた米国にとっては、諦めきれない事態なのです。米国政権の暗闘の結果、ロシア協調派は、破れ、米国単独覇権派が勝利しましたので、ロシアとの中東における覇権争いは第2ラウンド開始です。策士のプーチンは、ここ先途とシリア平定を公然と進めます。

 中東から公然と手を引いた米国を各国は見限ってロシア詣出をしています。今更無理なような気もしますが、どうなるか。何でも無理は怪我の元です。

 トランプさんの局面、局面におけるディールは素晴らしいが国家間紛争の最後の決着は戦争になることは片時も忘れて欲しくない。

 もう一つの見方は、元々解決能力のない朝鮮半島情勢から、世界の目を中東に向けさせることで忘れさせることです。あまり注目されると引くに引けなくなり開戦になり赤恥を掻くことになる。適度に危機を煽り儲ければよいのであって戦いは本意ではありません。

補足7

 サウジ原油増産による原油価格暴落による米国シエール油田潰しは失敗しました。結果は、世界最大の産油国は米国、第2位がサウジとなっています。

 しかも、オバマ大統領がロシア、イラン主導の中東和平を目指していましたが、中東が平和になるにしたがいシーア派イラクが強大となり、手のひら返しで今度は、イランに難癖をつけて経済制裁に踏みきりました。イラン産原油を市場から追い出して原油価格の高値安定を図っています。昨日の敵は今日の友でサウジと米国は再び結託しています。

 米国が新たなシェールオイルを発掘して世界最大の産油国になったのですから、普通は原油が値崩れする筈です。イランを市場から外して、中東を不安定にして原油価格を上昇操作しているのですから土台デタラメの出来レースです。

 また、ロシア産原油の欧州への輸出を阻止し、高値の米国産シェール原油に切り替えるように迫っています。

 こうして見ると中東情勢とは、即ち原油を巡る戦いであることが理解できます。

2018年10月15日 (月)

常識としての聖書フレーズ

能書き
 様々の本に聖書のフレーズが出てきますが、キリスト教徒(クリスチャン)以外は誰も聖書など読みません。バイブル(聖書)は厚いのでサッと読めるようなものではありません。

 そこで、私が人生で遭遇した有名及参考になると思われるフケーズを一覧にしたものです。

 これを読むと世の中の書物に聖書からの引用がいかに多いか気がつく筈です。大体、ここに書かれていることを知っていれば普通は恥をかくことはない筈です。

1 バイブル

 Bibleとは聖書のことです。The Bibleと定冠詞をつけて書きます。何々のバイブルと日常でも使用されています。日常生活では、百科全書のような使われ方をします。

 バイブルには、The Old Testament 旧約聖書と The New Testament 新約聖書があります。

 バイブルは、ローマ時代に生まれたものですので、当時のローマの国語であるラテン語で書かれたものです。英語での聖書は訳されたものです。従ってキリスト教徒にとってはラテン語原典で読めることは教養の一つであり、英国パブリックスクールでもラテン語習得は必修で現在も引き継がれてます。

 旧約聖書はユダヤ教徒の聖典です。ユダヤ教徒は旧約聖書が唯一の聖典です。

 新約聖書は、カソリック教徒とプロテスタン教徒の聖典です。旧約聖書も聖書になります。そもそも旧約、新約という呼び名はキリスト教徒が作成した呼び名です。

 因みに、イスラム教は、コーランの他、旧約、新約聖書も経典とします。

 旧約聖書は天地創造からイエス・キリスト生誕以前のお話で、新約聖書はキリスト生誕以降のお話です。

 バイブルをテスタメントとともいいます。

 ここからマタイの福音書(The Gospel According to Matthew)のフレーズです。

2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」 マタイの福音書 第3章2節

   And saying,"Repent,for the kingdom of heaven is at land!"

3 人はパンだけで生きるにあらず。 マタイの福音書 第4章4節

  Man shall not live by bread alone.

4 あなたの神である主を試みてはならない。マタイの福音書 第4章7節

  You shall not tempt the Lord your God.

5 心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。マタイの福音書 第5章3節

 "Blessed are the poor in spirit, for theirs is the kingdom of heaven.

6 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。マタイの福音書 第5章4節
   Blessed are those who mourn, for they shall be comforted.

7 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。

   Blessed are the merciful, for they shall obtain mercy. 第5章7節

8 心の清き者は幸いです。その人は神を見るからです。 第5章8節

  Blessed are the pure in heart, for they shall see God.

9 あなたがたは、地の塩です。 第5章13節

 You are the salt of the earth.

10 あなたがたは、世界の光です。 第5章14節

  You are the light of the world.

11 誰でも情欲を抱いて女を見る者は、すでに心の中で姦淫しているのです。

   第5章28節

   Whoever looks at a woman to lust for her has already committed adultery in his heart.

12 あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。第5章39節

  Whoever slaps you on your right cheek,turn the other to him also.

13 自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい 第5章44節

   Love your enemies, bless those who curse you, do good to those who hate you, and pray for those who spitefully use you and persecute you.

14 自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。 第6章19節

  Do not lay up for yourselves treasure on earth.

15 自分の宝は天にたくわえなさい 第6章20節

     Lay up for yourselves treasure on heaven.

16 明日のための心配は無用です。明日のことは明日が心配します。労苦はその日その日に、十分にあります。 第6章34節

  Therefore do not worry about tomorrow, for tomorrow will worry about its own things. Sufficient for the day is its own troubles.

17 あなたが裁くとおりに、あなたがたも裁かれます。あなたが量るとおりに、あなたがたも量られます。 第7章2節

 For with what judgement you judge, you will be judged;and with the measure you use, it will be measured back to you.

18 聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。 第7章6節

   Do not give what is holly to the dogs; nor cast your pearls before swine. lest they trample them under their feet,and turn and tear you in pieces.

19 求めよ、そうすれば、与えられるであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。 第7章7節

Ask, and it will be given to you;seek, and you will be find;knock,and it will be opened to you.

20 だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。第7章12節

    Therefore, whatever you want men to do to you, do also to them, for this is the law and the Prophets.

21 狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。第7章13節

  Enter by the narrow gate; for wide is the gate and broad is the way that leads to destruction, and there are many who go in by it.

22 だれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れはしない。もしそんなことをしたら、その皮袋は張り裂け、酒は流れ出るし、皮袋もむだになる。だから、新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるべきである。 第9章17節

 Nor do they put new wine into old wineskins, or else the wineskins break,the wine is spilled,and the wineskins are ruined. But they put new wineskins, and both are preserved.

23 また、からだを殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな 第10章28節

 And do not fear those who kill the body but cannot kill the soul.

24 すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。 第11章28節

Come to Me, all you who labor and are heavy Laden, and I will give you rest.

25 善人はよい倉から良い物を取り出し、悪人は悪い倉から悪い物を取り出す。
12章35節

  A good man out of the good treasure of his heart brings forth good things,and an evil man out of the evil treasure brings forth evil things.

26 だから、彼らには譬で語るのである。それは彼らが、見ても見ず、聞いても聞かず、また悟らないからである。 13章13節

Therefore I speak to them in parables, because seeing they do not see,and hearing they do not hear, nor they do they understand.

27 そして群衆に命じて、草の上にすわらせ、五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさいて弟子たちに渡された。弟子たちはそれを群衆に与えた。 14章19節

  Then he commanded the multitudes to sit down on the grass. And he took the five loaves and the two fishes, and looking up to heaven. He blessed and broke and gave the loaves to the disciples; and disciples gave to the multitudes.

28 口にはいるものは人を汚すことはない。かえって、口から出るものが人を汚すのである。15章11節

  Not what goes into the mouth defiles a man,but what comes out of the mouth,this defiles a man.

29 口から出て行くものは、心の中から出てくるのであって、それが人を汚すのである。 15章18節

  But those things which proceed out of the mouth come from the heart ,and they defiles a man.

30 この時から、イエス・キリストは、自分が必ずエルサレムに行き、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえるべきことを、弟子たちに示しはじめられた。 16章21節

From that time Jesus began to show His disciples that He must go Jerusalem, and suffer many thing from elders and chief priests and scribes, and be killed, and raised the third day.

31 ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。17章2節

And he was transfigured before them. His face shone like the sun,and His clothes became as white as the light.

32 彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない。19章6節

  So then,they are no longer two but one flesh. Therefore what God has joined together, let not man separate.

33 「それでは、カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」。 22章21節

Render therefore to Caesar the things that are Caesar's, and to God the things that are God's

34 イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。 22章37節

 You sh-all love the Lord your God with all your heart,with all your soul, and with all your mind.

This is the first and great commandment.

35 第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
  22章39節

   And second is like it; You shall love your neighbor as yourself.

36 天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない。24章35節
    Heaven and earth will pass away,but My words will by no means pass away.

36-1 最後の晩餐での言葉

   これ(パン)は私の体です。これ(ワイン)は私の契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。 26章26節、28節

  This is My body.    This is My blood of the new convenant, which is shed for many for the remission of sins.

37 最後の晩餐での言葉

 イエスは言われた、「よくあなたに言っておく。今夜、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」。ペテロは言った、「たといあなたと一緒に死なねばならなくなっても、あなたを知らないなどとは、決して申しません」。弟子たちもみな同じように言った。 26章34節35節

 Jesus said to him,"Assuredly, I say to you that this night ,before the rooster crows, you will deny Me three times."

Peter said to Him, Even if i have to die with You, i will not deny You!". and so said all the disciples.

38 そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅びる。 26章52節

But Jesus said to him, " Put your sword in its place, for all who take the sword will perish by the sword,"

39 父と子と聖霊との御名(みな)によってバプテスマを授け 28章19節

   Baptizing them in the name of the Father and of the son and  of the Holly Spirit.

ルカの福音書 The Gospel According to Luka

1 しかし、聞いているあなたがたに言う。敵を愛し、憎む者に親切にせよ。6章27節

  But I say to you who hear;love your enemies,do good to those who hate you.

2 のろう者を祝福し、はずかしめる者のために祈れ。 6章28節

 Bless those who curse you, and pray for those spitefully use you.

3 あなたの頬を打つ者にはほかの頬をも向けてやり、あなたの上着を奪い取る者には下着をも拒むな。 6章29節

 To him who strikes you on the one cheek, offer the other also. And from him who takes away your cloak, do not withhold your tunic either.

4 あなたに求める者には与えてやり、あなたの持ち物を奪う者からは取りもどそうとするな。6章30節

 Give to everyone who asks of you. And from him who takes away your goods do not ask them back.

5 人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ。6章31節

 And just as you want men to do to you, you also do to them likewise.

6 だだ、自分の敵を愛しなさい・彼らによくしてやり、返してもらうことを考えずに貸しなさい。そうすれば、あなたがたの受ける報いはすばらしく、あなたがたはいと高き方の子供になれます。6章35節

 But love your enemies,do good,and lend,hoping for nothing in return;and your reward will be great,and you will be sons of the most High.

6 悪い実を結ぶ良い木はないし、良い実を結ぶ悪い木もありません。6章43節

   _For a good tree does not bear bad fruit,nor does a bad tree bear good fruit.

7 木はどれでも、その実によってわかるものです。いばらからいちじくは取れず、野ばらからぶどうを集めることはできません。6章44節

  For every tree is known by its own fruit. For men do not gather figs from thorns,nor do gather grapes from a bramble bush.

8 良い人は、その心の良い倉から良い物をだし、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します。なぜなら人の口は、心に満ちているものを話すからです。6章45節

 A good man out of the good treasure of his heart brings forth good,and an evil man out of the evil treasure of his heart brings forth evil. For out of the abundance of the heart his mouth speaks.

9 聞いても実行しない人は、土台なしで地面に家を建てた人に似ています。川の水が押し寄せると、家はいっぺんに倒れてしまい、その壊れ方はひどいものとなりました。6章49節

 But he who heard and did nothing is like a man who built a house on the earth without a foundation,against which the stream beat vehemently;and immediately it fell. And the ruin of that house was great.

10 あるパリサイ人がイエスに、食事を共にしたいと申し出たので、そのパリサイ人の家にはいって食卓に着かれた。

 Then one of the Pharisees asked Him to eat with him. And he went to the Pharisee's house ,and sat down to eat. 

11 するとそのとき、その町で罪の女であったものが、パリサイ人の家で食卓に着いておられることを聞いて、香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、

And behold,a woman in the city who was a sinner,when she knew that Jesus sat the table in the Pharisee's house,brought an alabaster flask of fragrant oil.

12 泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、その足に接吻して、香油を塗った。

And stood at His feet behind Him weeping;and she began to wash His feet with her tears,and wiped them with the hair of her head;and she kissed the feet and anointed them with the fragrant oil.

13 それであなたに言うが、この女は多く愛したから、その多くの罪はゆるされているのである。少しだけゆるされた者は、少しだけしか愛さない」。

Therefore I say to you,her sins,which are many, are forgiven,for she loved much. But to whom little is forgiven,the same loves little.

14 そして女に、「あなたの罪はゆるされた」と言われた。 7章37節~48節

Then He said to her;"your sins are forgiven."



   
 

  

2018年10月11日 (木)

株価調整について

 次は朝日新聞経済気象台に一年前に掲載された株価についてのコメントです。
 経済気象台 
2017.11.25 朝刊
株価の上昇が顕著だ。日経平均株価は、この一年で約8割上がり、26年ぶりの高水準にある。アメリカの株価も最高値を更新し続けている。これからも上がり続けるのだろうか。

▲問題は現在の株価が適正水準にあるかどうかだ。市場関係者の多くは妥当なレベルだというが、筆者は以下の理由で株価の持続性に疑問を持っている。

第一に、主要国の超低金利政策を背景に膨張したマネーが流れこんで、株価を押し上げていること。アメリカの循環要因調整後の株価収益率は、足元で過去の平均値17倍を大きく超える31倍に達しており、ITバブル期、大恐慌期のピークに次ぐ高水準になっているが、その主因の一つは実質金利の低下であるサンフランシスコ連銀は分析する。日本について、同じことが言えるだろう。

▲第二に、経済の実力を大きく上回る水準まで株価が上昇していること。日本の株式時価総額対GDP(国内総生産)比率は約120%。1980年代以降の平均値である78%を大きく上回り、バブルのピークの140%に接近しつつある。それはアメリカも同じ。経済成長の成果がもっぱら企業に配分され、労働分配率が低下していることが背景にある。つまり企業は賃金を抑制して収益を増やし、高い株価を享受しているわけである。

▲その結果としての消費停滞は景気回復の持続性を損ない、いずれ企業収益の悪化として跳ね返ってくる。また、欧米での金融政策の正常化が進み、日銀の金融緩和も限界を迎える中で、株価は大きな推進力を失うこととなる。いずれにしても、今の株価は高下駄をはいている。上昇はそう長くは続かない。

2018年9月30日 (日)

トランプ流重商主義の誤り

 トランプ大統領が孤立主義、重商主義が鮮明になっています。そもそもアメリカ・ファーストですから、他国のことなど知ったことか、ということなのでしょう。

 トランプの論理は、強大な国は、1対1の相対に持ち込めば、必ず勝てるというものです。

 これは、一面で正しい。しかし、その前提は、相対する弱者は、(中国、ロシア、ブラジル、、インドなどと)連携しないという前提の下の話です。また、一寸の虫には、五分の魂がない、収奪されるままという仮定を置いています。

 トランプは、世界76億人の中で3.5億人しか有しない国が、全世界は、連帯、連携しない、各個撃破可能という前提で、話を進めています。また、国民国家ですので、民族の誇りがあります。、ベトナム、イラン、アフガンを見ても力では屈服させることはできないのです。小学生でも論理破綻していることを指摘できます。

 世界は、国際連盟、国際連合、グローバリズムを経て、網の目のサプライチェーンで繋がっており、連携しなければ経済そのものが成立しない時代に入っています。

  300ドル程度のiphoneの製造原価は、150ドル程度といわれますが、中国の受け取り分は6ドル程度といわれてます。圧倒的に米国に儲けがもっていかれている状態です。貿易戦争は、渡りに船で中国独自にスマートフォンを作り出します。

 因みに、2017年にはファーウェイ、OPPO(オッポ)、vivo(ビボ)といった中国企業は世界のスマーフォン販売額の43%を占めています。いつまでも「世界の工場」が下請けに甘んじていると仮定することは、無理があります。

 そもそも中国は、電子立国日本のノウハウをすべて伝授した国なのです。当時の技術者は、高度成長期を2度生きていると感じて持てる力をすべて注ぎこんで教育したのです。いわば日本の直系の弟子に当たるのですから米国の脅威になるのは当たり前田のクラッカーなのです。

 それを16世紀から18世紀の重商主義、20世紀初頭の孤立主義、20世紀初頭の帝国主義を持ち出して、夢を見ても、無理という結論しかできません。

 トランプさんの前提である、「敵は各個撃破できる」という前提が崩れているのです。

 中国とロシアと北朝鮮、イランは既に連携しています。米国を除く72.5億人が連携すると、米国は、世界で生きて行くことはできません。武力でも勝てません。

 米国の多くの識者が、バカと言っている筈です。トランプの国連演説でも多くの国から失笑をかっています。政権内部からも理解力は小学5年程度という声が聞こえますが、間違いないようです。ペンシルベニア大学卒業が聞いて飽きれます。

 たとえサイコパスという障碍がなくとも米国大統領としては、圧倒的に知識不足です。悪いことにトランプは、自分は天才と確信しており、側近の助言を完全無視で暴走します。無理に続けると、その先はあるものは、戦争となります。

 大学のクラブでトランプ大統領の肖像画の掲載拒否は、当然です。トランプは、名門ペンシルベニア大学の恥となっています。

補足 米国は何をしても許される米国例外主義の一例

米内務長官、対ロシア海上封鎖も検討 世界市場からのロシア資源追放が目的

2018年9月 8日 (土)

トランプ大統領が日本の輸出車に38.5%の関税をかけるトカ

 トランプ大統領は、大統領選挙期間中の2016年5月6日ネブラスカ州における演説で次のように言っています。

「日本が米国から輸入する牛肉に課している38・5%の関税を維持するなら、米国が日本から輸入する自動車に課している2・5%の関税を38・5%に引き上げる。」

 TPPを離脱しましたので、FTA(自由貿易協定)2国間交渉で関税を決めることになりますが、中間選挙を前に「公約したことは守る男」であることを示すために自動車への高率関税をチラつかせて、牛肉の関税の大幅譲歩を引き出すようです。

 中国とは、相互に関税合戦をしていますので、トランプの支持者である畜産業者は中国へ輸出できなくなり大変困ってますので、代わりに日本に全面売り込みです。

 すると今度は日本の畜産業者、豪州畜産業者が困る番です。

 ともあれ、トランプは「(安倍総理の笑みは)『こんなに長い間、米国を(貿易で)出し抜けたなんて信じられない』という笑みだ」とツイッターで発信しています。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは6日、トランプ米大統領が安倍晋三首相との親密な関係について、通商問題で「どのぐらい(対価を)払わないといけないか日本に伝えた途端、当然(関係は)終わるだろう」と述べたと報じました。また、「合意しなければ大問題」、合意しなければ「日本は後悔する」と述べ、日本に脅しをかけてます。

 これらの情報からトランプは自動車輸入関税38.5%を交渉で持ち出すことは確実です。これを新聞で報道させるとトランプは「約束は守る男」、「強い男」との評価は定着し支持者からヤンヤの喝采を受けて熱烈なトランプ信奉者になる仕掛けです。

 国内情勢から国民の目をそらすために他国と紛争を起こすことは使い古された常套手段ですが、トランプさんも選挙を前にして具体的な成果が何が何でも欲しいのです。

 日本は、対米従属を更に深めて米国からの牛肉、豚肉の2.5%ないし無税を飲まざるを得ない。当然中間選挙前に合意しないとオカンムリとなります。自民党は来年参議院選挙が控えていますので、どう決断するのか極め付きの難しい問題となっています。自営業者から米国産食肉輸入関連業務などへの業態変換が考えられる案です。

 しかも、牛肉、豚肉で譲れば車で譲歩するかと言えば違います。車は車で米国でもっと作れと要求されます。妥結は、来年の参議院選挙以降になります。

 他国に依存する防衛は足元を見られて高くつくのです。結局クリントン張りに戦後の平和の報酬を回収されているのです。

補足

 中国は米国産牛肉が買えなくても、豪州も、アルゼンチンも、ブラジルでもいくらでもある。日本から締め出された豪州は、困ってる中国に販路を求める。結局トランプのやっていることは、何の意味もない。今や世界は米国がいても、いなくても全く困らないということを理解していない。世界から恩恵を受けているのは米国そのものということが理解できてない。貧富の格差は所得再分配という米国の国内政策の問題!!トランプの覇権放棄策は、着々と進行しています。

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トランプ大統領 対日貿易赤字すべて解消するとのこと

2018年9月 7日 (金)

北海道南方沖巨大地震を予測している方がいます。

  マスゴミが地震予知が当たると持ち上げて、北大から観測を止めるように勧告された森谷武男博士がいます。ネットでは政府が目障りなので研究所を閉鎖したとの噂です。先生はシッカリ観測すれば100%予測できると公言されてました。
 
 現在は北大を退官して、自費で観測を継続されている方です。先生のホームページで北海道南方沖巨大地震を7月20日から予測してました。地震は起きませんでしたので諦めたのかと思ったのですが、8月20日やはり北海道南方沖巨大地震を予測してました。

 それで今回の胆振の地震です。先生のH/Pでは、解説が一切ありませんので、今回の地震が予測の地震なものか、さらに沖合いで海溝型の巨大地震が発生するのか知りたいものです。もう退官したのですから自由に発言しても良いのではないですか。古巣の北大では先生の研究と似たような研究をして堂々とNHKで発言している方もいます。研究の横取ではないかと思ってしまいます。
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補足1  未知の地震に対する様々の予測は、併用して予測することこそが正しい方法です。 

補足2 気休め  

 もし、森谷先生の北海道南方沖巨大地震が来ると仮定して、前回の十勝沖地震について記しておきます。

1968年(昭和43年)    5月16日9時48分頃 十勝沖地震 - Mj 7.9(Mw 8.3)、北海道、青森県、岩手県で最大震度 5、三陸沿岸で5mの津波。死者・行方不明者52人。三陸沖北部の固有地震。        

同日19時39分頃 青森県東方沖で地震 - Mj 7.5、北海道浦河町・広尾町で最大震度 5。1968年十勝沖地震の最大余震。    

6月12日 三陸沖で地震 - Mj 7.2、青森県、岩手県、宮城県で最大震度 4。1968年十勝沖地震の余震。  

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 以上から分かる通り、北海道胆振東部地震よりは、沖合い遥かですので、陸側では大分小さな揺れです。ただし沖合いですので津波は発生するのが残念なところです。

 政府が「切迫性がある」として2017年12月に警告した千島海溝型地震については、あらためて北海道陸側全般に蓄積された歪みは膨大なものであることが確認された。再度政府の警告を確認する必要があります。

補足3
地震調査委員会報告書から抜粋
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補足4
千島海溝型巨大地震の歪みのメカニズム
補足5
 

東日本大震災は、北米プレートの下に潜り込む、太平洋プレートの接合面の歪みの開放で生起したものでした。その規模はM9.0という途方もなく巨大な地震でした。学者によっては、今回の北海道胆振東方地震は、その歪みの残りが原因という方もいます。M6.7ですから歪みの残りの開放には力不足で、未だ相当程度歪みが残っており、いずれ開放を迫られるという方もいます。

 また別の学者は、震源が38キロと深すぎるのでプレート型の地震ではないとする方もいます。べつのがくしゃは地下で起きる爆発という方もいます。

 要するに、地震の原因が何に由来するものか、歪みが開放されたのものなのかか爆発なのか議論が分かれるのです。右往左往しても何もわからないというのが本当のところなのです。

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補足6
  石狩低地東縁断層帯に胆振東部地震が何らかの影響を与えている可能性について地震本部が言及しています。

 胆振東部地震は、深度38キロと深いのですが、余震を詳しく調査したところ深度16キロ程度まで断層が動いており、影響はないとは言えないとしています。

 今後余震の深度が更に上がると石狩低地東縁断層帯で予想される地震が発生する可能性があります。

地震本部による石狩(いしかり)低地東縁断層帯についての解説

 石狩(いしかり)低地東縁断層帯は、北海道西部の石狩平野とその東側に分布する岩見沢丘陵、栗沢丘陵、馬追丘陵との境界付近に位置する活断層帯です。
 石狩低地東縁断層帯は、その分布形態から石狩低地東縁断層帯主部と石狩低地東縁断層帯南部に区分されます。

 石狩低地東縁断層帯主部は、北海道美唄(びばい)市から岩見沢市、夕張郡栗山町、夕張郡長沼町、夕張郡由仁町、千歳市を経て、勇払(ゆうふつ)郡安平(あびら)町に至る断層帯です。長さは約66kmと推定され、東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。

 石狩低地東縁断層帯南部は、千歳市から勇払郡安平町、苫小牧市、勇払郡厚真町を経て、沙流(さる)郡日高町沖合の海域に至る断層帯です。長さは54km以上と推定され、東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。
 
○断層帯の過去・将来の活動
  
<過去の活動>

 石狩低地東縁断層帯主部の平均的な上下方向のずれの速度は、0.4m/千年以上の可能性があります。最新の活動は1739年以後、1885年以前であった可能性があり、平均的な活動間隔は、1千−2千年程度であった可能性があります。

 石狩低地東縁断層帯南部の平均的な上下方向のずれの速度は、0.2m/千年程度の可能性があります。最新活動時期を含めた最近の活動履歴については不明です。

<将来の活動>

 石狩低地東縁断層帯主部は、全体が1つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.9程度の地震が発生する可能性があります。その際、断層の近傍の地表面では、東側が西側に対して相対的に約2mもしくはそれ以上高まる段差や撓(たわ)みが生ずる可能性があります。

 石狩低地東縁断層帯南部は、全体が1つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.7程度以上の地震が発生する可能性があります。その際、断層の近傍の地表面では、東側が西側に対して相対的に4m程度以上高まる段差や撓(たわ)みが生ずる可能性があります。
 
 石狩低地東縁断層帯南部では、最新活動時期が特定できていないため、通常の活断層評価とは異なる手法により地震発生の長期確率を求めています。そのため、信頼度は低くなりますが、将来このような地震が発生する長期確率には幅があり、その最大値をとると、石狩低地東縁断層帯南部は、今後30年の間に地震が発生する確率が、我が国の主な活断層の中ではやや高いグルーブに属することになります。
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補足7 もっとも悲観的な見方(石狩低地東縁断層帯関連記事のコメントから全文転用)

 国土地理院のGPSモニタリングデータベースや筑波防災科学技術研究所の震源マップを観ると各プレートの圧力が高まりプレートの均衡が崩れている事が分かる。

 胆振大地震は北米プレートと太平洋プレート・ユーラシアプレートの均衡が崩れている為に発生し現在もその圧力は掛かり続けています。その為、胆振大地震は南北海道〜青森太平洋沿岸でプレート境界型巨大地震の前震現象である可能性があります。

 日本列島は地震活動期に入っています。各地のプレート境界で均衡が崩れている為、スロースリップ現象や巨大中央構造線境界面で前震現象が多発し続けています。巨大中央構造線境界面では滋賀〜大阪〜阪神淡路大震災震源域で連鎖大地震が発生する可能性があります。

 危機的な状況なのは、プレート境界型巨大地震である南北海道巨大地震・第二次東日本大震災・南関東巨大地震・日向灘巨大地震・南海トラフ巨大地震が連鎖発生する可能性があります。(※ブログ管理人の注記、但し、ここ2千年の歴史で見れば、日本において、このような地震が発生したことはありません。起こったときには、余程運が悪いと諦めましょう。)

2018年9月 5日 (水)

マスゴミ作為性が常識になったのは良いこと(再掲)

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 マスゴミが目的を持って記事を垂れ流し、或いは売上を上げるために事実を歪め、扇情的に情報を垂れ流していることは、今や日本国民の常識です。この事実を広げるためにネットの果たした役割は図り知れません。

 ネット住民の弱点は、個々が弱小のために、事実を丹念に調べ上げて、データ化することが苦手です。マスゴミの嘘を暴けますが、そもそもの事実を調べ上げることは苦手でする。この点で、嘘でもなんでも「こういうことがあった」ということを報道してくれるマスゴミは必要です。マスゴミが消滅しないことを願う所以です。

 ネットの落書きとマスゴミが真反対ということは今や日常茶飯事です。しかも、ネットの方が、マスゴミ作為性の衆知とともに、もしかしたらネットの意見の方が本当かもという雰囲気さえあります。

 世の中に正しいなどというものはありません。当事者にとっては正しいことでも、日本国全体では正さなければならないこともあります。マスゴミも主義、主張で行っていることです。所謂国民の教導です。評論家の先生も内閣官房費を頂いて教導に努めていると思いますが、これも本当に正しい教導なのかは、立場、立場で異なります。ある方は、日本国を売り渡す売国奴といい、ある方は、日本国が存続するためには、この道しかないといいます。それは、歴史が証明することです。どちらの思いも日本が発展することです。しかし、日本が発展するために、他国を犠牲にすることは、そもそもがおかしいという方もいます。要するにわからないということです。

 東京都知事選挙でマスゴミの大論客である鳥越俊太郎が立候補して、演説してビックリしました。人を筋書きに沿って批判するのは、大得意ですが、ではどうしたら良いかは丸でないのです。国民の教導などと言っても、他人の理論を援用しカタカナを混ぜて話しているだけで大して底はないものです。あるいは、結局総論だけで何も言ってない(頑張りましょう、注意深く物事を進めましょう等)のと同じことがよくあります。

 どうせ分からないのですか、後は運を天に任せて多数決という闘争に委ねるしかありません。

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ふと考えたこと

御用メディアについて

政権にすり寄る「御用メディア」に騙されるな

補足

 多数決に疑問を呈して、衆愚などといっている方は、自分から見て、自分の地位から見て衆愚といっていることを見落としてはなりません。階層社会が逆転する動きを衆愚とラベルを貼ってます。衆愚と指摘する方は、政治家であり、富裕層、実業家、大学教授、マスゴミであり、国民を教導する使命を持っていると錯覚している方です。ですから、立場でものを言っているだけです。

 教導など大きなお世話、あなたと私の一票は等価だ、憲法が保障していると言い、一刀両断しましょう。衆愚などと言っている評論家、学者、政治家にロクな者はいないというのが世間相場なのです。○○に入れた中指の暖かさが忘れられないと言った呆けた学者、政治家、評論家は切り捨てましょう。

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マスゴミ度し難し、自分の醜さに気がついてない。

全文

 日本の高級紙朝日新聞2011.10.713面紙面審議会に見過ごせない記事が載っていたので、投稿します。

 鉢呂前経産大臣を辞任に追いやった報道について、ネット上の世論は、新聞論調と反対の態度をとっていたとし、「ネット上の世論との乖離について」どう考えているかとの朝日新聞御用学者内田樹(うちだたつる)に質問させ、渡辺政治部長は、「陰謀説」を否定して、内田委員がたたみかけるように、迎合的に「ネットで「陰謀説」がはやるのは、正しい情報への接触能力がない「情報難民」たちが話を単純化し、最も知的負荷の少ない陰謀史観に飛びつくためだ。こうした情報格差が間違ったネット世論を形成した場合、長らく世論形成にを担ってきた新聞が正しい情報をネットへ発信し補正する必要があるのでないか」と御用学者ぶりを発揮してます。

 読者の方は、既に吐き気がしているとおもいますが、前経産大臣を辞任に追いやった報道は、マスゴミ新聞、テレビがすべて、「死の街」報道になり、剰え、大衆が飛びつくや、報道を遡り、「放射能つけちゃうぞ」発言となってます。

 しかも、「放射能つけちゃうぞ」発言は、あやふやな伝聞情報のみで報道し、その前後の経緯を完全に無視してます。即ち視察から帰り、防護服を脱ぐ暇もなく、記者にサービスとしてオフレコに臨んだところ、記者から防護服に放射能がついているとの指摘があり、あたかも「汚いじゃないですか」といわれて、大臣が怒り、住民が苦労しているのに何をいっているのか、「放射能をつけるぞ」と言い返したものとネットで報道されていることです。

 この辺の前後の経緯を一切無視して、大衆迎合的、体制翼賛的に報道する姿勢は怒りを覚えます。このことについてまったく反省せずに、ネットで事実を報道すると「世論形成を担ったきた」新聞の地位が脅かされることにのみ固執して、本質の大衆迎合的、体制翼賛的報道についての一切の反省がないことには、驚くばかりです。

 また誤った報道で現職大臣を辞任に追いやった責任を恬として恥じることない風情には驚愕するばかりです。
 この御用学者は、さらに「新聞を読まない人たちの求心力が高まっている。わずかな情報によって世論が一斉に方向転換する危険性をはらんでいる。ネット世論がこのまま深化してしまうと、国が分裂するような事態に発展しないか。巨大な世論形成装置でネット世論と乖離を補正できるのでないか」としてます。

 この学者先生は、マスゴミが一晩で世論をひっくり返してやると豪語する記者をよくご存知のようで、書きぶりでどのような結論でも出せるマスゴミに大いに期待しているようです。更に言うならば、排他的記者クラブを作り、大本営発表を垂れ流し、高級1200万円を喰み、権力と癒着で社会の木鐸となり得るのか。毎日新聞西山記者の事件を持ち出すまでもなく、権力との癒着は国民は誰もが知ってます。マスゴミといわれる所以をお忘れか。

 おおきなお世話です。既にネット監視体制は着々と進んでいます。巨大な世論形成装置をもって、前後を故意に無視した大衆受けする部分を誇張して報道する大衆迎合的体質、各社一斉にバスに乗り遅れないとする体制翼賛的報道姿勢こそが問題の本質なのです。

 またその結果として現職大臣が辞職しているのです。そこに異議を申し立てるネット世論こそが世論に竿さすもので、世論の健全性を示すものです。

 御用学者と政治部長で太鼓持ち的に審議して、報道姿勢の反省もなく、剰え、健全なネット世論の補正する必要があると吹聴する態度は、マスゴミたる所以で度し難しと標記する所以です。その醜さは異様で腐臭を放ってます。馬鹿さ加減は本当に驚くばかりです。気がつきませんか。都合の悪いことには、耳を塞ぐマスゴミさんは、指摘されても意味が分からないかもしれませんネ。

関連記事 操作された言論空間からいかに脱却するか

     ロイターも故意くさいと報じてます。こちら

     大新聞だけが言論空間を支配できると妄想していたら恐竜になりますヨ。

補足1

 情報難民の言葉を目にして何か、感じませんか。ここには、賎民・衆愚蔑視の思想があります。自分はエリート、相手は衆愚と見下した思想の背景が見えます。論理の始点に、自分は正しい、大衆は誤りという前提を設定しているのです。

 無知蒙昧な大衆を導く、歴史的使命を帯びた覚醒した前衛として自分を規定しているのです。大衆は導く存在として規定し、判断停止考えさせない、教導し、補正すると宣言しているのです。大先生の考える、あるいはマスゴミの考える正しい鋳型に衆愚を無理やり押し込めることが正しいことだといっているのです。あんたの一票、意見と私の一票、意見が等価はどこかへ飛んでます。ナチスの論理とまったく同一です。あきれて口が閉じません。

 橋下さんの記事でも同じことをしてます。お里は隠しても現れます。とりまきにケツを舐められているうちに頭がおかしくなったのではないですか。あんた大先生、マスゴミとは貸し借りなしなのです。この考え方は、共産主義の論理と同一のものです。図らずも強権的な頭の中が見えてしまったということです。ギョとするかもしれませんが、よく考えると理解できます。しかも、国が分裂だの補正だのといっている背景には、自分の一票と賎民の一票が等価であることに危機感を覚えていることがあり、彼の言う正しい道への補正、教導が必要という論理になってます。これを日本語で「鼻持ちならない」といいます。

 さすが国民を教導する高級紙の審議委員の言うことは違いますが、おおきなお世話です。このようなことを言うのですから、一事が万事で劣悪な環境に置かれている派遣労働者への共感は絵空事で、単にニュースとして興味があるだけで、事態の改善にはとても期待できないことが分かります。

 以上、チョーウザイとかチョー寒いとか動物的な用語しか使用しないと、コマされること間違いなし。こまめにおかしいことはおかしいと異議を唱えていなと大変なことになります。お若い方ガンバレ

補足2

 ネットを見ていると彼は、言葉の暴力などと逃げていますが、自己の言論については、象牙の塔の権威に守られていいたい放題、市井の大衆から論説に対して非難を浴びれば言葉の暴力として論戦拒否、名誉毀損で訴える訳でもなく、言葉の暴力としてマスゴミに助けを求め「相手が悪い」と逃げる姿は、お母さん助けてという姿を思い浮かべます。大学教授として一家をなして、誰もが反論しない形をネットに持ち込んでも、誰も恩恵を受けてませんから元々無理な話です。内輪同士で太鼓持ちをしててはどうでしょうか。私はアドレスもプロフィールで公開してます。名前も公開してます。

補足3

 どうしてこのようになってしまったのか。現在太鼓持ち的文壇など死語です。私の拙い分析です。暇つぶしにどうぞ。ボーダーレスの時代

 

 

2018年9月 1日 (土)

米朝開戦は近い

 米国と北朝鮮を長く観測してきましたが、どうやら最終章が訪れそうです。米朝戦争は一段落と戦争は遠のいた思っている方が大部分ですが、当ブログの見立ては違います。

 米朝首脳会談が18年6月シンガポールで開催されました。首脳同士が会ったこと以外何も決まりませんでした。

 非核化とは、北朝鮮が保有する核爆弾をすべて除去することが目的ですが、それは、北の存立基盤を脆弱にすることですのでもともと無理と誰もが思っていた通りの事態になっています。

 ここにきて、俄に米国が北の非核化の意思なしと判断して米朝開戦の噂がたち始めています。

 フランスの経済学者のジャク・アタリ氏は、11月頃に米国は北の核廃絶の意思がないと最終的に判断して攻撃する可能性について言及しています。

 のらりくらりやっていると米国は怒りますので、北のバックに中国、ロシアがいることを誇示する目的でロシア、中国連合軍で東部ロシア(択捉島も含まれます。)において9月11日から参加兵力30万人、航空機1000機の大規模軍事演習「ボストーク2018」(核兵器使用のシュミレーションを含む)が行われます。

 このような大規模演習を中国、ロシア合同で実施してくれると北朝鮮も心強く、米国と最大限度の譲歩を引き出すべく交渉に望めます。

 トランプは、北朝鮮に核廃絶の意思なしと判断した場合には、ロシア、中国が北朝鮮のバックについてようが、そんなことお構いなく攻撃を仕掛けます。その日時は中間選挙(11月6日)前になると予想します。選挙に勝つためなら浅慮、短慮で、何でもする意思が明確に見てとれるからです。

 米朝開戦間近の事態までゆき、最後の努力として首脳同士が会談して非核化を約束した後の裏切りですから戦端を開く口実として申し分なく、国民も納得できるものです。しかも選挙にも有利となれば戦わない理由がないのです。

 ところが、中国は、血の盟約にもかかわらず、北朝鮮と共に戦うことはない。そもそも北朝鮮親中国派の叔父チャンソンテク氏を粛正し、中国が傀儡要員として温存していた金正男を暗殺し、北京を核弾頭で攻撃すると威嚇した指導者を信頼していません。一度裏切った過去は消せないのです。ですから米国が北の核廃絶を達成した後、中国の傀儡政権を立てる算段になります。

 金正恩は、14億中国を攻撃すると威嚇し、長兄を暗殺した時点で命脈は既に尽きていたと考えることができます。

 米国と中国は覇権を争う国です。米国は、ベトナム戦争で国力を落とし、イラク、アフガン戦争で数段国力を落とし、北朝鮮と更に戦わせて国力を落とせば願ったり叶ったりです。

 中国は長い歴史を有する国ですので、これらすべてを見切って動いているのかも知れません。中国版ジョセフ・ナイ戦略です。

 北朝鮮は地政学的に人質となるソウル市民、在韓米軍を最大限利用して、死中に活を求めて全力で反撃し、持久戦に持ち込み、停戦斡旋を待つしか道はない。停戦後は中国絶対忠誠を誓う傀儡政権が打ち立てられるのですから、結局少し延命しただけで金正恩の命脈は尽きています。

 米朝が戦えば、イラク、アフガンの例から一日1000億円づつ北朝鮮人民の犠牲の上に、米国の国力は削がれていきます。米軍が半島に上陸して、戦いが長引くと、米国に数百兆円も浪費させることは夢でなくなり、結果米国がフラフラとなれば、中国の覇権は確定です。中国、ロシアは北朝鮮をバックアップして戦いを長引かせて漁夫の利を得る作戦です。

 北朝鮮は中国共産党の指導の通りに行動していますが、中国の餌に使われていることを理解すべきです。中国共産党の世界の覇権確立のためなら北朝鮮共産人民2500万人同胞が礎になる覚悟ならば、それはそれで立派です。

 中国の覇権が確定した後は、裏切りの過去のある金正恩は、粛正され、当然親中国派の傀儡政権が打ち立てられます。古来半島の小国は、大国中国といかに向き合うか腐心したのであり、金正恩委員長は難しい舵取りを任されています。

 中国は、北朝鮮の勝敗に関係なく、王手飛車取りの罠を仕掛けていることにトランプは気付くのか。

 ともあれ、米国が中国の敷いた罠に嵌り、北朝鮮を攻撃する時期は刻々と近づいてます。

補足

 日本の取りうる戦略は、日米同盟に従い、海と空から米軍の後方支援を行うこと以外にできることはない。トランプは真珠湾攻撃した元気な過去を持ち出し、同盟国としてもっと肩代わりを要求していますが、現行憲法では、朝鮮半島に上陸して陸上自衛隊が北朝鮮と交戦することは不可能です。米国は、ジョセフ・ナイのように代理戦争が好きですので、ボッとしているといつの間にか正面に立っていることもあり得ますので注意が必要です。

 米国ジョセフ・ナイの戦略によれば、日本と中国を戦わせ、米国は漁夫の利を得る戦略です。百も承知で日本は行動すべきです。米国が中国と戦いたければ思う存分戦わせるように仕向けるべきです。日本は勝馬に乗れば良いだけです。

 中国、ロシア、北朝鮮に日本が味方すれば、米国の勝ち目はゼロなのです。どっちが得か良く考えましょうと言う問題なのです。

 落ち目の米国のバカなトランプは、中国、ロシア、北朝鮮、イラン、ドイツ、カナダ、メキシコ、トルコ、日本、南アフリカを敵に回してますが、勝ち目はナイ。

 自分が選挙に勝ちさえすれば、自分の有権者が潤えば、後はどうでも良い。このように考える大統領は、米国のリーダーではない。単なる有権者の代表にすぎない。選挙に勝たなければすべてはクソが極端な形で出ています。究極の利己主義です。机上の上では、考えうる状況ですが、現実に実行できるのは、多くの精神分析学者が診断しているようにサイコパス(反社会性パーソナリティ障害)でないとできないことです。

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ポンペオ米国務長官、北朝鮮高官との会談を無期限延期

2018年8月13日 (月)

偏見世界情勢

 トランプを擁する米国が、中国、ロシア、北朝鮮、イラン、ドイツ、カナダ、メキシコ、トルコ、日本、南アフリカと辺り構わず経済戦争を仕掛けています。他国を絞り上げれば儲かるンだと与太者、ゴロツキの論理を振りかざしています。アメリカが勝たなければ、すべてはクソだという訳です。国連分担金もケチる落ち目の覇権国が全世界を相手に息巻いても失笑を買うだけです。

 ツキジデスの罠といわれるように、次期覇権国家中国の台頭が著しいものがあります。予想では、今から6年後の2024年に、世界全体のGDPの20%となり、米国を追い抜くとしています。(OECD(経済協力開発機構)、IMF(国際通貨基金)などの中期予測)、民間会社HISの予測でもGDPで2024年に米国を追い抜くと予想しています。  この差は、加速度的に開き、2050年には、GDPシェアは、中国30%、米国18%、日本3%の予想となっています。(英エコノミスト誌「2050年の世界」)

※中国国内の自動車販売台数 2900万台 2017年

      バイク販売台数 1500万台  2016年

※米国国内の自動車販売台数 1700万台 2017年

      バイク販売台数   40万代 2016年

※日本国内の自動車販売台数  500万台 2017年

      バイク販売台数   30万台 2016年

見てのとおり、差がありすぎて、競争にならない状態です。

 ハイテクにおいても、2017年にはファーウェイ、OPPO(オッポ)、vivo(ビボ)といった中国企業は世界のスマーフォン販売額の43%を占めています。

 米国覇権に楯突く国には、ドルが基軸通貨であることを奇貨として、貨幣価値の暴落が常套手段です。ソ連崩壊、古くは、大日本帝国への攻撃など金融兵器で攻撃しています。

 中国が数年前自国通貨防衛の時には、一日で200兆円防衛したのです。しかし、中国潰しは、失敗しました。

 今度は中国、ロシア寄りのトルコに対して金融破壊攻撃を仕掛けてますが、トルコは日々で数百兆円も投入できる体力もありませんから、トルコ通貨は暴落するでしょう。すでに開戦している状態です。トルコ通貨暴落の次はイタリア通貨暴落、次はスペイン、フランス攻撃でEU解体をも目指しています。

 いわばEUギリシャ危機の第二ラウンドです。波瀾がなくて手持ち無沙汰だったヘッジファンドがここぞとばかり揺さぶりを仕掛けています。揺さぶればボロがでることは分かっているんだ、という与太者、ゴロツキの論理です。(参考までに、次のブログは、7年前に書いた記事です。)

 荒天準備 嵐に備えよ 

 そこで、ハゲタカ・ヘッジファンドが、ここぞとばかりに食い荒らします。アルゼンチン通貨暴落です。脆弱な国を攻撃して災禍便乗型金融資本面目躍如です。世界の金融資本が災禍便乗型資本主義といわれる所以です。

 もうかれば何でもしても良いというものではない。村上という方が、「儲けて何が悪い」と開き直っていましたが、世の中の秩序を積極的に破壊する投資行動は、マハティールが公開書簡で意見表明したように立派な犯罪です。ある日突然身ぐるみ剥ぎ、解体、腑分けですから残酷なものです。いかに邪悪、狡猾かつ貪欲な人類といえども、儲けのために、なんでもやって良いというものではない。

 しかも、先進諸国は、金融緩和を実施済みで、今度の経済危機では金融緩和をすることができない状態です。米国は3度も金融緩和(QEQuantitative Easing)を実施しており、もはや打ち止めなのです。中国も60兆円からの大規模国内開発投資を実施済みなのです。サブプライムローンに端を発するリーマンショックを再度株価バブルで乗り切ったのです。ブルーンバーグによれば、米国、欧州、日本の中央銀行の金融緩和による負債は、1400兆と推測されています。(中国負債推計1000兆円)次の金融危機は、もはや金融緩和、財政政策はできず、バブルで乗り切ることはできないのです。

 薄氷を踏む経済運営に乱暴なヘッジ・ファンドの論理を持ち込むと長期不況の破綻が待ち構えています。オール・オア・ナッシングでのし上がった不動産屋トランプはこの辺の事情は理解できないのでしょう。薄氷の上で乱暴に暴れています。

 トランプは、注意力散漫で、考え抜くことができず、人の意見に耳を傾けることはなく、自分は天才と確信してます(ケリー首席補佐官の人物評価)ので、運が悪いと諦めましょう。(注)(認知症の検査も必要です。)しかも、短絡的で衝動的な決断をするとの噂です。これも誰が言ってましたが、プロの嘘つき、ブロの詐欺師とのことです。歴史上では、ヒットラーが該当します。嘘も100万回言えば本当になると断言しています。ヒットラーなどの特徴は聴衆を国家的大規模に陶酔させ、騙すことです。

噂1 シリアのアサド大統領暗殺命令を出しが、握り潰された→ロシアと直接対決となること失念

噂2 在韓米軍家族退避命令を出す決断をしたが、握り潰された→北が先制攻撃となること失念

噂3 リトルロケットマンの渾名は最高の傑作と確信している→開戦前夜の状態になった

 現在の金融資本は、ロスチャイルド家が、ワーテルローの戦いにおいて、ウェリントン将軍の勝利を確認後、英国負けた、ナポレオンが勝ったと偽情報を流してシティ株価暴落させた後買い占めてのし上がった汚い過去を淵源とするものですから元々出自が悪い。まさに「この世は騙し」です。

 米国覇権はドッグイヤーで700年継続しており、いつまでも覇権国を維持できないことは、歴史が証明しています。

 最後の悪あがきで中国に貿易戦争を仕掛けて、返す刀でロシアに経済制裁をして、トチ狂ってイランに経済制裁を仕掛けて、さらに自国の能力の範囲を越えてトルコにまで金融戦争を仕掛けています。北朝鮮も米国の足元を見透かして、核廃棄はノラリ、クラリで米国の凋落だけが際立ちます。

 米国は、EU解体も目論んでいます。敵は分断して叩けが鉄則ですが、ドイツを標的として貿易戦争を仕掛けています。英国も一枚噛んで交渉打ち切りEU強制離脱も現実味をもって語られています。

 トランプについては、軍産も真っ青です、落ち目の覇権国がローマ皇帝のように振る舞うことを求めても、それは無理筋です。トランプさんは、70兆円も国防費を使って、北朝鮮一つ叩き潰せないのは合点がいかない、国家を食い物にしているのでないかと言う市民感情としては、もっともなことを言っています。

 歳入欠陥で自国の官庁も閉鎖しなければならない落ち目の国が、今更なにをするのか。14億+数億の民と3.5億の民の戦いの帰趨は既に明らかなのに、最後の悪あがきです。アジア45億から米国は締め出されて困るのは米国だけです。米国のGAFAなど使用禁止にしても代替品は用意されており全く困ることはないのです。

 ところが、宗教国家米国は、いかに凋落しても、米国例外主義をとり、神に選ばれて、世界を導く歴史的使命を負っているという妄想に取り付かれているから始末が悪い。「擦り寄る国には、慈悲を、楯突く国には、暴虐を」が国是ですから、暴走し続けるのでしょう。

 ポール・ケネディが大国の興亡で著したとおりに、勃興する新興国に対抗すべく、斜陽の覇権国がプライドを維持するために身の丈に合わない国防費増額(70兆→80兆)をして、さらに斜陽化するという筋書きどおりの政策をトランプはとっています。国民には受けるでしょうが、撤退できないのが人間の性でしょう。予算不足で政府機関を閉庁しなければならない米国の財政に鑑みると撤退戦を選択し、オバマのように国防費を削減すべきなのです。

 中国、ロシア、北朝鮮、イラン、トルコ、ドイツ、カナダ、メキシコ、日本と辺り構わず当り散らしてますので、トランプを選んだツケは、そう遠くない将来に米国民は、受けとります。

 願わくは、トランプが苦し紛れに核のボタンを押すことだけは御免被りたい。

補足

 ロシア、中国、北朝鮮が組んでは、米国勝利の目はなくなると予想してましたが、露骨に9月11日から15日にかけて中国、モンゴルも参加してロシア東部において、参加兵力30万人、航空機1000機の大規模演習を行うと発表しました。

 こうなると北朝鮮攻撃は中国、ロシアと戦うことと同義ですから即第三次世界大戦になります。ロシアは、パトリオットミサイルの2倍の射程を有するS400ミサイルも世界中で販売しています。

 米国は絶対的な軍事力を有しないににもかかわらず、敵対勢力を団結させて、自陣を分断させて対立する最悪戦略を選択しつつ、絶対君主の如く振る舞うと極めて危険。グランドデザインなしに、ディールという局面のミクロ的最適化を目指した当然の帰結です。合成の誤謬で、結局何もしないほうがマシだったという結果です。

 トランプに核ボタンを持たせる意味がいかにバカな選択だったか、米国民はやがて理解することになります。バカが次期覇権国家中国に対抗するために、中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄する意向を表明したとのことです。射程500キロ~5500キロの短、中距離の核爆弾ガンガン作って中国封じ込めだ。負け犬の遠吠えです。

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