カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

2019年3月23日 (土)

我々は、すべての宗教の指導者に神が存在することの証明を求めなければならない。

 イスラム教でもキリスト教でも、神が存在することを唯一の手掛かりとして宗教の布教を行っています。

 現在は21世紀です。AIが地球を支配するかもしれないと危惧される時代です。

 人類500万年の過去に於いて、神の恩寵、験は、数限りなくあれど、誰も神を見たものはいません。

 私は、神は壮大な人類の騙しと確信しています。

 国際キリスト教大学の学長、ローマ法王などは、常時、神が存在することを地上の人に示す必要があります。

 示せない場合には、莫大な騙しの結末として、一族郎党打首、獄門の罰を受けることは当然です。イスラム教は教えのために自爆攻撃までしている輩がいます。神がデタラメ、そもそも存在しない場合には、その罪深さ故、罰を受けることは当然なのです。

 神の存在を証明することは、イスラム教、キリスト教、仏教などすべての宗教にわたって必要なことです。

 良いことも悪いことも神の思し召しなどとデタメラメなことを言わずに、常時、神の存在を地球の人類に見える形で示す必要があります。

 人類が年間540億の他の生物の命を奪っても生き続けることの必要性、他の哺乳類には、神が必要のない理由について説明する必要があります。

 地球45億年の歴史で、突然2000年前に神が現れた不自然さ、邪悪、狡猾、貪欲かつ残忍な人類が想像で作り上げた産物でないことを証明する必要があります。

 第二次世界大戦で6000万人が犠牲になっても神は何もしなかった、人類76億人が核戦争で滅亡しても神は何もしない筈です。それでは、そもそも神とは何んなのか。人類が滅亡した後は、神は他の哺乳類の神に突然鞍替えするのか。それとも神は雲散霧消するのか。幸福に生きたいという人類の切実な願いを逆手にとった、騙しといわれる所以なのです。

 すべての宗教は利権が絡むデタラメなのですから、以上を証明することは、大事なことです。

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2019年2月25日 (月)

トランプは、ノーベル平和賞がどうしても欲しい

 トランプ大統領は、安倍総理に懇願して、ノーベル平和賞推薦文を書いて貰ったとのことです。

 壁建設も頓挫してますので、大統領再選に向けて弾みをつけたいところです。民主党が下院を制してますので、ロシア疑惑追求も苛烈となります。

 在韓米軍撤退への道筋をつけかねない朝鮮戦争終結宣言は、ケリー主席補佐官、マティス国防長官を事実上更迭しましたので、邪魔をする者はなく視界良好です。

 北朝鮮金正恩委員長も強硬派を粛清しており、ICBM削減に対するハードルはクリアしています。

 終結宣言しても非核化には何の効果もなく、ただ米国が韓国から追い落とされ、橋頭堡を失うだけという専門家の反対の声に抗って、どうも戦争終結宣言をする予感がします。

 北朝鮮に対する投資、援助は、日本、中国、韓国、ロシアが責任をもってなし、米国は指導役に徹するようなことを発言してます。

 「核・ミサイル実験なければ満足」米大統領、対北朝鮮でとのことですので、非核化は核軍縮に変遷し、ICBMのみが交渉のテーブルに載り、日本に対する核の脅威は、全く減りません。朝鮮戦争終結宣言は、必然的に大東亜戦争の戦時賠償の話に結びつき、現在の徴用工問題から推測すると莫大な額になることが予想できます。

 拉致問題は、今後も調査すると口約束は得るのでしょう。軍事大国を小僧のように扱う非核化は、元々無理のある手法でした。武力による非核化は、トランプ大統領が明言しているように5000万人の犠牲を伴い結果の受容性の観点から否定されます。

 よって、遅まきながらより、現実的手法に切り替え、当面の脅威を削減する核軍縮交渉に切り替えたことは、これはこれで評価できることです。現実の政策において、オールオアナッシングは、何も成果を得られないばかりか、冒険主義的な政策に結びつきよく注意が必要なのです。

 戦争終結宣言は、将来の非核化合意への土台作りとすることで将来への希望も持たせることができます。

 第二次米朝首脳会談は、トランプ再選には、意味のあるものでしょう。野心家のトランプ大統領が朝鮮戦争を正式に終結させ、世界歴史上に名前を残し、ワシントン、リンカーン、ルーズベルトと並ぶ大統領となるチャンスです。しかし、日本は核脅威は削減されず、戦時賠償だけ取られて、中国、韓国、北朝鮮から詰られるのですから、問題の多いものになるのでしょう。

 どのようになるのか、注目してみたいと思います。日本は、ニクソン電撃訪中と同様、今回も蚊帳の外な筈です。尽くしても報われない属国の悲哀です。

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米朝会談、朝鮮戦争終戦宣言で合意も―韓国大統領府=聯合ニュース  

ソースネクスト ポケトークWでの翻訳

 

2019年2月19日 (火)

恐怖による学級運営

 ※この記事は文部科学省の行政の失敗を暴く記事として認定され、アクセスできないようにされてます。
 松戸市の小学4年生の学童が女性教諭、教頭から虐めを受けており、何ら処分が行われてないと、動画投稿により学校当局、松戸市教育委員会を告発しています。

 暴言教師でも述べましたが、いささか見落としていましたので付記します。

 学級崩壊は、教師が一番恐れる事態です。戦後間もなくの頃は、先生による体罰が日常的に行われてましたので、先生は怖い。言うことを聞かないと先生に殴られるという恐怖がありました。

従って、先生が命令すると従わない生徒はいませんでした。極めてスムーズに学級運営ができた訳です。

 しかし、現在は体罰絶対禁止で、体罰による学級運営はできません。すると言うことを聞かない生徒がでできます。運営効率上不都合なのです。

 そこで、恐怖による学級運営が行われているようなのです。やり方は、虐めの対象者を見つけて、生徒とともに先生が、酷い虐めをして、学級の独裁者であることを生徒に体得させます。恐怖は生徒の体に染み付けていますから、先生に逆らうと虐めの対象にされ、爪弾きされて酷い虐めに会うと身がすくみ、反射的に先生の命令に従うようになります。ラインによる速やかな返信に異常に拘る所以です。ハブられれば虐めの対象になるからです。

 このような状態ですから、教師は生徒が虐められてたことを知らない筈はなく、見て見ぬふりとおもってましたが、そうではなく、運営効率上、教師自ら虐めに加担している恐怖の現実が暴かれました。

 これは、旧帝国陸軍内務班、学校運動部、孤児院などで用いられた組織運営手法ですが、いまや小学校の学級運営に用いられるとは開いた口が塞がりません。

 紀元前500年頃に孫武(孫氏)は、呉王に見えた。呉王は、孫氏の力量を見極めようと試みに、宮中の美女180人を動かして見よと命じた。孫呉は、美女を2隊に分けて隊長は王の寵姫を充てた。ところが孫呉の命令にクスクス笑って従わない。一度目は指揮官たる孫氏の責任であるとして再度命令した。しかし、依然としてクスクス笑って従わない。そこで命令が徹底しないのは隊長の責任であるとして、王の寵姫2名を斬首を命じた。呉王は、止めるように言ったが、「君命も受けざる所あり。」として、寵姫を切り捨てた。再度孫呉が命じると整然と号令に従い笑うものはなかった。紀元前の昔から軍隊においては、命令に従わないものは、切り捨てる恐怖支配の文化が背景にあるのです。この恐怖支配の手法は小学校、幼稚園で用いる手法ではない。それは多大の弊害があるからです。

 こうなると生徒はロボットで学級運営は極めてスムーズにいきます。先生は、一度生徒の反抗を許すと独裁者としての権威は地に落ち、完全に学級崩壊ですから、反抗する生徒は絶対に叩き潰します。

 松戸の小学生は、絶対的教師と教頭に、よく理論的に整然と反論しました。まれに見る正義感の強い立派な生徒です。独裁者としての教師は、このような先生に口答えする生徒は断然叩き潰す必要があったのです。

 当該事案は、教師の免職で済むものではなく、不法行為による損害賠償請求の対象です。

 当該学級運営手法は、生徒が長じて成人しても参考にしていると考えられます。虐めの拡大再生産です。職場のいい人ほど過労死する現実が如実に物語っています。長い物には巻かれろ、村八分になるな、空気を読めとは繋がりがあるのです。このような空気の中からは独創的発明は生まれません。回り回って、死ぬまで働け玉砕精神論となり、日本が負けつづける所以となっている。一昔前のように営業がソコソコであれば製品が多少悪くても売れる時代ではない、46インチの4Kテレビが4万円ソコソコで売られる時代なのです。営業接待だけでは逆立ちしても勝てません。

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敗北日本 生き残れるか

2019年1月31日 (木)

敗北日本 生き残れるか(経済同友会代表幹事 小林喜光さんの現状認識)

 朝日新聞 2019年1月30日朝刊 15面 インタビューから抜粋

 経済同友会代表幹事 小林喜光さんの日本の現状認識が極めて厳しいのでブログに載せます。詳しくは朝日新聞で見て下さい。

 小林さんの日本に対しての現状認識は、「平成の30年間、日本は敗北の時代だった。」と総括します。米国の属国を更に深化させるのか、中国の属国になるのか歴史的岐路に立たされていると警鐘をならしています。要するに日本はムチャクチャに負けつづけているということです。政府の宣伝や株価を見て、日本はソコソコ戦っていると思っていた方は大間違いのようです。そもそも株価は官製相場、PKO(Price keeping operation)なのです。

 日本すごいデスねと口を開けてテレビを見ていたら、家が傾いてますよと言われた気分です。

 「まず株価時価総額は、30年前は、日本企業がトップ10の8割を占めていた。これが現在は、GAFAとアリババ、テンセントが占めており、日本では、トヨタが40数位にしか過ぎない。国のGDPでも米中は倍々ゲームで増やしていった。」

 「テクノロジーは更に悲惨です。半導体、太陽電池も光ディスク、リチウムイオン電池など中国、台湾、韓国に席巻されている。もはや日本を引っ張る技術がないほどです。」

 「次世代規格5Gに至っては、牽引役は、ファーウェイーが先行し、北欧のノキア、エリクソンがどうにか追随している状況です。自動車の自動運転や遠隔医療など次代の基幹技術になる5Gでこの有様では、敗北と言わず何を敗北というのでしょう。」

 「事実を事実として受け止めないからGAFAにもすぐに追いつけると呑気な気分でいられるのでしょう。」

 「内閣府の2018年6月の調査でも74.7%の国民が今の状態に満足していると答えています。18歳から29歳では83.2%です。心地よいゆでガエル状態なんでしょう。日本全体は挫折状態にあるのに、挫折と感じない。この辺でいいやと思っているうちに世界は激変して米中などの後塵を拝しているのに、自覚もできない。カエルはいずれ煮え上がるでしょう。」

 「地政学では、三つの選択肢がある。米国の別の州として生きてゆく道、中国の北京や上海のような一つの市になる道、独立を守り、米中の間で中立を保つことも可能性としてはある。」

 「経済、技術を通した地経学的な見地が死活的に重要です。現在は歴史的な革命期にあると皆が認識すべきです。5GもAIもサイバーセキュリティーも、日本は本当に遅れてしまい、基幹的な技術を欧米や中国から手にいれなければ産業、社会が立ち行かなくなる。外国政府や巨大外国企業の意向を無視しては国家が成り立たなくなる。他国の2次下請け、3次下請けとして食いつなぐ国になってしまう。

 「異文化と接することで日本本来の文化も磨かれる。そうした新陳代謝を怠ったのが、残念ながら平成時代の一つの性格です。異文化とワイワイガヤガヤやって実力がつくのです。」

補足1

 おもしろい事を言っています。「でもネット社会のいまは、財界トップと言っても、持っている情報が一般の社員とくらべて特段に優れているわけでもないから、社会的地位も特段に高い訳でもない。」と。

 ネット社会は、このような状況を作り出すのです。国会議員、県会議員、大学の先生も有する情報は、庶民一人一人と同じということです。情報リテラシー(解析能力)もバイアスのかかってない解説者がネットには、山のようにいますので差はつかない。騙し(大思想家の言う、国民の教導)も難しくなっています。「民は寄らしむべし、知らしむべからず」は不可能になっています。

補足2 公正取引委員会委員長 杉本和行さんの見解

 朝日記者

 なぜIT大手の調査に乗り出したのですか。

 杉本さん

 「このままでは、日本のイノベーションが減退し、日本企業が下請け化していく懸念があるからだ。今後、イノベーションは、デジタル経済周辺で起きる。まずプラットフォーマーに着目して、デジタル経済で反競争的な行為が行われないように監視することが大事だ。」

 代表幹事の小林さんと同じ懸念を抱いていることが分かります。知らないうちに日本は遅れて遅れて周回遅れになっていることが理解できます。

 少子高齢化も爆速で進んでいます。結婚しない、しても3組に1組が離婚です。団塊の世代の介護の末の大量死が間もなく始まります。

 2018年版防衛白書は、18歳から26歳の人口は、25年の1700万人から1100万人へと4割近く減っていると指摘し、人口問題研究所の推計でも、若者人口は、これからも減り続けるとのこと、まさに人口動態危機です。

 人口ボーナスが人口負債に早変わりました。移民などのデフオルトスワップはなし。電子技術も完成品を作れない3流、従って部品供給する経済下請け化が進み、経済3流、政治3流に落ちぶれた。財政赤字千兆円、南海トラフ大地震では前途は暗い。遠からず日本の福祉制度は維持できなくなる。

 大きく見ると日本は戦後3度目の敗北です。大東亜戦争で完全敗北、バブル崩壊で米国に買い占められて2度目の敗北、しかし、3度目の敗北は静に負けを意識せずに完全敗北ですからタチが悪い。日本に立ち上がる力は残っているのか。日本は、小林さんの言うように茹でガエル状態にあることを自覚することが最初の一歩です。

 近頃は、落ちぶれた日本の現状を見越して、韓国にまで舐められています。池に落ちた犬は叩かれる運命にあるようです。力が落ちると一斉に反旗を翻されるのは国としての徳のなさです。

 

2019年1月30日 (水)

孫子のお言葉

孫子の言葉(中国古典名言辞典 諸橋轍次著から転載) 

1 兵は国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざるべからず。

意味

戦争は国の一大事である。即ち、国民が生きるか死ぬかの問題であり、国家の存亡を左右するものである。最も慎重な熟慮を要する。

2 之を経するに五校の計(はかりごと)を以ってす。

意味
戦争をする場合には、五校の計、即ち五つの検討すべき要素がある。

1)道、2)天、3)地、4)将、5)法である。

道とは、指導者の志と民心の一致によってはじめてたつもの。
天とは、季節のすべて。
地とは、地理。
将とは、指揮官。
法とは、軍隊の編成、規律である。

この五つを敵味方校合して、いずれも敵に勝るとき、戦争は勝つことができる。何かが劣れば敗戦は必死である。

3 兵は詭道なり。

意味
戦争は、謀略を用い、敵を欺く道である。常道ではない。

4 兵は拙速を聞く。未だ巧みの久しきをみず。

意味
戦いは、たとえ拙速であっても速決が大事である。いかに戦争巧者でも、長引いて成功したためしはない。

5 兵は勝ちを貴びて、久しきを貴ばず。

意味
戦争で大事なのは勝つことである。だらだらと戦うことではない。

6 兵を用うるの法は、国を全うするを上と為し、国を破ること之れに次ぐ。

意味
戦争は敵国を滅亡させないで勝ちをおさめるのが最上である。敵国を破滅させてしまうのは、真にやむを得ない場合だけである。

7 百戦百勝は、善の善なる者に非ず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。

意味
戦えば必ず勝つということは、最上の用兵ではない。戦わずして敵を屈服させることこそ最善である。

8 上兵は謀を伐つ。其の次は交わりを伐つ。

意味
上手な戦法とは、敵の謀略を察知して、それを破ることである。これに次ぐ戦法は、敵が交わっている国を離間、即ち孤立させることである。

9 彼を知り己れを知れば、百戦殆うからず。彼を知らずして己れを知れば一勝一負けす。彼を知らず己れを知らざれば、戦う毎に必ず殆(あや)うし。

意味
敵を知り、我が力を知るとは、戦いに敗れることはない。敵を知らず、己れを知る場合には勝敗は半々である。敵も知らず、自軍の力量も知らない場合には、戦いの度に全滅の危険を伴う。

10 善く戦う者は勝つとは、勝ち易きに勝つ者なり。

意味
よく戦う者、すなわち善戦する者が勝つという言葉があるが、それは勝ち易い、必勝の見込みのある相手と戦って勝つことをいったものである。

 これが真の勝ちで、一か八かで勝つのは本物ではない。勝つ見込みのない戦争をする者は必ず失敗に終わる。

11 善く兵を用いる者は、道を修めて法を保つ。

意味
戦争の上手な者は、用兵の道を修め、そのうえに軍規を保持する。

12 戦いは、正を以って合し、奇を以って勝つ。奇正の変は、窮むるに勝(と)うべからず。

意味
 合戦の場合には、正々堂々の陣を張って戦い、奇襲を受けた場合には、直ちに応変の処置をとって勝つべきものである。
 このような奇正応変の処置は複雑多岐であり、窮めつくせないほどである。

13 乱は治より生じ、怯は勇より生じ、弱は彊(きょう)より生ずる。

意味
 軍は、よく治まっているとき、わずかな油断から乱れが生じ、勇を誇っていると、卑怯な者があらわれ、我が兵が強いと安心しているときに、弱さが出てくる。
 油断、怠慢、安心は、すべて災いのもとである。

14 円石を千仞(せんじん)の山より転ずるが如きものは、勢いなり。

意味
 丸い石を高い山から転がすように、力を用いずして大きな勢いを発揮するものは、勢いである。
 軍をよく戦わせるには、この勢いをつくることが大事である。

15 兵の形は水に像(かたど)る。高きを避けて低きに趨(おもむ)く。兵の形は、実を避けて虚を撃つ。

意味
軍勢の動きは、水の流れに例えることができる。水は高所を避けて低地を選ぶ。戦いも、敵の主力を避けて手薄な所を撃つべきである。

16 迂を以て直と為し、患を以て利と為す。

意味 迂回を以て直線とす。己れの患を転じて有利とする。即ち形勢逆転の謀が必要である。また考えるべきである。

17 百里にして利を争えば、即ち三将軍を虜にせらる。

意味 百里に及ぶ遠隔地に軍を推め、兵力を出し尽くした後に敵に遭遇すると、結局総大将を捕虜にされるのがオチである。

 師行は日に三十里(日本の5里)といわれるのは自軍の余力を最後まで保つためである。

18 軍に輜重なければ則ち亡び、糧食なければ則ち亡ぶ。

意味
 軍隊に十分な軍需品がなければ戦いに敗れ、また糧食なくして戦えば、また滅びる。太平洋戦争において、帝国陸海軍が敗れた最大要因です。毎日自衛官が唱えても良い太平洋戦争の最大教訓です。死んでも忘れてはいけません。これを無視した参謀、将軍を靖国神社に奉るなどあってはならない。千年消すことのできない罪です。

19 其の疾きこと風の如し、其の静かなること林の如し、侵掠は火の如く、動かざるごと山の如し。

意味
侵攻は、風のように速く、留まれば山のように静に、また敵地の侵掠は燃える火のように、守備するや山のように不動である。これが戦陣にある軍の態勢のあるべき姿である。(武田家臣団の風林火山の起源、日本は中国孫子を凡る所で活用しています。)

20 佚(いつ)を以て労を待つ。

意味
ゆったりとした心にゆとりを持って守りを固くして、遠来疲労の敵の襲来を待ち受ける。善戦の道でもある。

21 君命も受けざる所あり。

意味
戦陣の指揮官は、たとえ君主の命令でも受け付けないことがある。敵情によって応変の処置が必要だからである。

22 敵近くして静かなるは者は、その険を恃(たの)むなり。遠くして挑戦するは者は、人の進まんを欲するなり。

意味
 近くにありながら、敵が静で動く気配がない場合は、その地形の険阻を頼みとしているからである。遠い所におりながら、しきりと戦いを挑むは、こちらの進出を待ち受けている場合である。油断してはいけない。

23 鳥起(た)つは、伏なり。獣駭(おどろ)は覆(ふ)なり。

意味
 思いがけない所から鳥が飛び立つならば、そこには伏兵がいる。何事もないのに獣が驚い
て逃げる時は、多い隠れた敵がいる証拠である。

24 進には名を求めず、退くには罪を避けず。唯だ民を是れ保つ。

意味
 軍を進めるに当たっては、指揮官は自分の功名を求めてはならない。退却に当たっては、その責任を逃れようとしてはならない。進も退くも人民の安全を保つことを唯一の目的とすべきである。

25 卒を視ること嬰児の如し。故に此れと与(とも)に深渓に赴くべし。卒を視ることこれ愛子の如し。故に之と倶(とも)に死すべし。

意味
 指揮官は、兵士に対して、あたかも赤ん坊に対する親のように接する。そうであればこそ、兵士は指揮官と危険な深い谷に一緒に飛び込む覚悟もできる。兵士に対する指揮官の眼差しは愛児に対する眼差しと同じであればこそ、兵士は指揮官と死を共にする決心もできる。

26 善く兵を用いる者は、たとえば率然(そつぜん)の如し。率然とは、常山の蛇なり。其の首を撃てば、則ち尾至り、其の尾を撃てば則ち首至り、其の中を撃てば、則ち首尾ともに至る。

意味
 巧妙な用兵は、常山に住む「率然」という蛇を御するようなものである。この蛇は首を撃てば、尾が出てきてからみつく。尾を撃てば、首がでてきた噛みつく、腹部を撃てば、首尾双方が向かってくる。用兵もこのような戦法をとらなければならない。

27 之を亡地に投じて、然る後に存し、之を死地に陥れて、然る後に生く。

意味
 自軍を、もう滅びるほかないところまで投げ入れて、はじめて軍の命を全うする働きができる。死よりほかに道のないところまで追い込んで、はじめて生き残る道が生まれる。よって、敵を追い込む時には、必ず逃げ道を用意する必要がある。そうしないと味方の被害は甚大になる。

28 始めは処女の如し。後には脱兎の如し。

意味
 始めは処女のやさしく静かなように動き、いったん決心がついたら網から逃げ出す兎のように速やかに断行するべきである。
敵の間者に対処するには、まず入ってきた時には、やさしく迎え入れ、これを我が物にするように考える。後に間者が敵意を示したら、防ぐいとまを与えずに速やかにこれを処断するべきである。

29 主は怒りを以て帥を興すべからず。将はいきどおりを以て戦いを致すべからず。

意味
 主君は、自分一個の怒りをもって、戦争を起こすことがあってはならない。大将は敵に対する憤りをもって、戦いを挑んではいけない。何事も冷徹に冷静に情勢を判断しなければならない。

30 亡国は以て復(ま)た存すべからず、死者は以て復た生くべからず。

意味
 亡んだ国を再生することは不可能である。戦死した人を再び生かすことはできない。戦争は国の一大事である。即ち、国民が生きるか死ぬかの問題であり、国家の存亡を左右するものである。最も慎重な熟慮を要する。

31 間を用いるに五あり。因間あり、内間あり、反間あり、死間あり、生間あり。五間倶に起こって、その道を知ることなりなき、これを神起と為す。人君の宝なり。

意味
 間者スパイを用いるには五つの方法がある。敵の同郷の人を頼りに敵の様子を探る因間、敵の役人を利用して敵の様子を探る内間、敵のスパイを逆に利用して、逆スパイに仕立てる反間、命を差し出して敵地に乗り込む死間、同じく敵地に乗り込むが巧みに生きて帰って敵情を報告する生間である。この五間を用いて敵に察知させない将こそが神業というべきものである。君主の大きな宝である。

呉子のお言葉(魯王の軍師の時に、斉の討伐に際して、斉出身の妻を切り捨てて忠誠の証をたてた冷酷な逸話のある人です。孔子さまの高弟曾子に破門されています。最後は非業の死を遂げてます。)

1 国に和せざれば、以て軍を出すべからず。

意味
国全体の統一なくして、戦争をしてはならない。軍隊内部で意見が違う場合には、出陣してはならない。また、作戦上の意見が一致しない場合には、戦ってはいけない。兵士間に不和があっては、決して勝てない。

2 戦いて勝つは易く、守りて勝つは難し。

意味
 戦って勝つは易しい。しかし、守って勝つは難しい。守って最後の勝利をあげるには、乱れることのない協力一致が必要だからである。よって、攻撃は最大の防御なりといわれる所以である。

3 占わずして之れを避くる者六あり。

意味
 占わなくても、戦いを避けなければならない場合が六つある。その一は、敵の土地が大きく、敵の人民が富みかつ数が多いときである。その二は、敵の上の人が下の人を愛し恩沢が行き届いているとき。その三が、敵の信賞必罰が時宜を得ているとき、その四が、敵が賢者を任用し、有能な人物を抱えているとき、その五は、軍隊が多く、かつ精鋭の武具を装備しているとき、その六は、隣国がみな敵を助け、ことに大国の支援を得ているときである。

4 可を見て進み、難を知って退く。

意味
 勝つ条件があれば進撃し、勝つことの困難を察したら退く。万一の勝利を頼んで行動すべきではない。

5 兵を用いるには必ず須く敵の虚実を審らかにし、その危うきに赴くべし。

意味
 戦争をする場合には、敵陣の堅固なところと弱点を詳しく探り、その弱点をつかなければならない。

6 水を渉りては、半ばに渡りたるとき撃つべし。

意味
 敵が渡河行動をおこしたならば、川の半分を渡りかけた時に攻撃せよ。敵の行動は水に制約され、退くに退けないからである。

7 死を必すれば則ち生き、生を幸(こいねが)えば則ち死す。

意味
 生死を投げ出して必死に戦えば、かえって生命を全うし、反対に生きて帰りたいと生に連綿とし、切望すれば、むしろ死を招くものである。

8 三軍の災いは、孤疑より生ずる。

意味
 全軍最大の災いは、進退の去就に迷うことから生ずる。決断したら強行すべきである。

9 人は常に其の能わざる所に死し、其の便ならざる所に敗る。故に兵を用うるの法は、教戒を先とす。

意味
 人は、常に不可能なことを敢えてして生命を落とす。また、自分にとって不便なことを敢えてして敗れる。故に、統率者は、そのようなことが生じないように事前に部下を良く訓練し教え込む必要がある。

10 近きを以て遠きを待ち、佚を以て労を待ち、飽を以て譏(き)を待つ。

意味
 できるだけ自国の近くに布陣して、遠来の敵を引き寄せ、佚すなわち自軍は体をやすめ、疲労した敵軍を待ち受け、自軍は腹一杯たべて空腹の敵軍を迎える。これが必勝の構えでる。
 古来遠征は兵站の確保が難しく、延びきった補給線は簡単に絶たれやすく困難な事業であることが分かります。占わずして之れを避くる者六あり。といいます。一に曰土地広大、人民富裕。とナポレオンのロシア遠征、ヒットラーのソビエト遠征いずれも自滅の道をたどりました。土地広大な国の遠征は、米国をしても絶対に避けなければならない戦いの鉄則です。

11 兵に四機あり。一に曰く、気機、二に曰く、地機、三に曰く、事機、四に曰く、力機。

意味

 戦争の勝敗の契機は四つある。一は、気機で、総指揮官の気力が士気を左右する。二は、地機、地理地形の良否が戦勢を左右する。三は、事機、軍の事態、上下の人々の不満、満足が戦いを左右する。四は、力機、戦力としての諸装備の優劣が勝敗につながる。この四つが万全ならば戦争態勢は万全といえる。

2019年1月 5日 (土)

北海道南方沖巨大地震が近い(再掲)

※札幌電波地震学研究所によれば、18年12月28日を以って北海道南方沖巨大地震(予想M8.0)に関して函館局からの地震エコーは止まったとのことです。

 本格的に静穏期に入る兆候かもしれません。要注意です。函館、八戸、広尾、浦川の全ての地震エコーが停止すると完全に静穏期に入ったことになります。

 通常、静穏期に入ったとすれば、1週間から1ケ月で発災となります。(補足3の図の三陸沖北部プレート間地震近辺が震央となれば津波を伴う地震となります。依然から推測されている東日本大震災の北側割れ残りに合致します。)

 マスゴミが地震予知が当たると持ち上げて、北大から観測を止めるように勧告された森谷武男博士がいます。ネットでは政府が目障りなので研究所を閉鎖したとの噂です。先生はシッカリ観測すれば100%予測できると公言されてました。
 
 現在は北大を退官して、自費で観測を継続されている方です。先生のホームページで北海道南方沖巨大地震を7月20日から予測してました。地震は起きませんでしたので諦めたのかと思ったのですが、8月20日やはり北海道南方沖巨大地震を予測してました。

 それで今回の胆振の地震です。先生のH/Pでは、解説が一切ありませんので、今回の地震が予測の地震なものか、さらに沖合いで海溝型の巨大地震が発生するのか知りたいものです。もう退官したのですから自由に発言しても良いのではないですか。古巣の北大では先生の研究と似たような研究をして堂々とNHKで発言している方もいます。研究の横取ではないかと思ってしまいます。
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補足1  未知の地震に対する様々の予測は、併用して予測することこそが正しい方法です。

 森田先生によれば、北海道胆振東部地震は、北海道南方沖巨大地震ではないとのことです。依然として地震エコーは継続観測されており、先生の導き出した公式に当てはめるとM8が予想されるとのことです。地震エコーが観測されなくなって静穏期に入り一週間から1ケ月程度で発災となります。

先生は、今回の熊本地震も予測されていました。18年12月4日頃から静穏期にはいり19年1月3日発災です。場所は九州方面、予想震度はM6からM6.5と予想しています。 

補足2 気休め  

 もし、森谷先生の北海道南方沖巨大地震が来ると仮定して、前回の十勝沖地震について記しておきます。

1968年(昭和43年)    5月16日9時48分頃 十勝沖地震 - Mj 7.9(Mw 8.3)、北海道、青森県、岩手県で最大震度 5、三陸沿岸で5mの津波。死者・行方不明者52人。三陸沖北部の固有地震。        

同日19時39分頃 青森県東方沖で地震 - Mj 7.5、北海道浦河町・広尾町で最大震度 5。1968年十勝沖地震の最大余震。    

6月12日 三陸沖で地震 - Mj 7.2、青森県、岩手県、宮城県で最大震度 4。1968年十勝沖地震の余震。  

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 以上から分かる通り、北海道胆振東部地震よりは、沖合い遥かですので、陸側では大分小さな揺れです。ただし沖合いですので津波は発生するのが残念なところです。

 政府が「切迫性がある」として2017年12月に警告した千島海溝型地震については、あらためて北海道陸側全般に蓄積された歪みは膨大なものであることが確認された。再度政府の警告を確認する必要があります。

 
補足3
地震調査委員会報告書から抜粋
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補足4
千島海溝型巨大地震の歪みのメカニズム
 
補足5
 

東日本大震災は、北米プレートの下に潜り込む、太平洋プレートの接合面の歪みの開放で生起したものでした。その規模はM9.0という途方もなく巨大な地震でした。学者によっては、今回の北海道胆振東方地震は、その歪みの残りが原因という方もいます。M6.7ですから歪みの残りの開放には力不足で、未だ相当程度歪みが残っており、いずれ開放を迫られるという方もいます。

 また別の学者は、震源が38キロと深すぎるのでプレート型の地震ではないとする方もいます。べつのがくしゃは地下で起きる爆発という方もいます。

 要するに、地震の原因が何に由来するものか、歪みが開放されたのものなのかか爆発なのか議論が分かれるのです。右往左往しても何もわからないというのが本当のところなのです。

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補足6
  石狩低地東縁断層帯に胆振東部地震が何らかの影響を与えている可能性について地震本部が言及しています。

 胆振東部地震は、深度38キロと深いのですが、余震を詳しく調査したところ深度16キロ程度まで断層が動いており、影響はないとは言えないとしています。

 今後余震の深度が更に上がると石狩低地東縁断層帯で予想される地震が発生する可能性があります。

地震本部による石狩(いしかり)低地東縁断層帯についての解説

 石狩(いしかり)低地東縁断層帯は、北海道西部の石狩平野とその東側に分布する岩見沢丘陵、栗沢丘陵、馬追丘陵との境界付近に位置する活断層帯です。
 石狩低地東縁断層帯は、その分布形態から石狩低地東縁断層帯主部と石狩低地東縁断層帯南部に区分されます。

 石狩低地東縁断層帯主部は、北海道美唄(びばい)市から岩見沢市、夕張郡栗山町、夕張郡長沼町、夕張郡由仁町、千歳市を経て、勇払(ゆうふつ)郡安平(あびら)町に至る断層帯です。長さは約66kmと推定され、東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。

 石狩低地東縁断層帯南部は、千歳市から勇払郡安平町、苫小牧市、勇払郡厚真町を経て、沙流(さる)郡日高町沖合の海域に至る断層帯です。長さは54km以上と推定され、東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。
 
○断層帯の過去・将来の活動
  
<過去の活動>

 石狩低地東縁断層帯主部の平均的な上下方向のずれの速度は、0.4m/千年以上の可能性があります。最新の活動は1739年以後、1885年以前であった可能性があり、平均的な活動間隔は、1千−2千年程度であった可能性があります。

 石狩低地東縁断層帯南部の平均的な上下方向のずれの速度は、0.2m/千年程度の可能性があります。最新活動時期を含めた最近の活動履歴については不明です。

<将来の活動>

 石狩低地東縁断層帯主部は、全体が1つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.9程度の地震が発生する可能性があります。その際、断層の近傍の地表面では、東側が西側に対して相対的に約2mもしくはそれ以上高まる段差や撓(たわ)みが生ずる可能性があります。

 石狩低地東縁断層帯南部は、全体が1つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.7程度以上の地震が発生する可能性があります。その際、断層の近傍の地表面では、東側が西側に対して相対的に4m程度以上高まる段差や撓(たわ)みが生ずる可能性があります。
 
 石狩低地東縁断層帯南部では、最新活動時期が特定できていないため、通常の活断層評価とは異なる手法により地震発生の長期確率を求めています。そのため、信頼度は低くなりますが、将来このような地震が発生する長期確率には幅があり、その最大値をとると、石狩低地東縁断層帯南部は、今後30年の間に地震が発生する確率が、我が国の主な活断層の中ではやや高いグルーブに属することになります。
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補足7 もっとも悲観的な見方(石狩低地東縁断層帯関連記事のコメントから全文転用)

 国土地理院のGPSモニタリングデータベースや筑波防災科学技術研究所の震源マップを観ると各プレートの圧力が高まりプレートの均衡が崩れている事が分かる。

 胆振大地震は北米プレートと太平洋プレート・ユーラシアプレートの均衡が崩れている為に発生し現在もその圧力は掛かり続けています。その為、胆振大地震は南北海道〜青森太平洋沿岸でプレート境界型巨大地震の前震現象である可能性があります。

 日本列島は地震活動期に入っています。各地のプレート境界で均衡が崩れている為、スロースリップ現象や巨大中央構造線境界面で前震現象が多発し続けています。巨大中央構造線境界面では滋賀〜大阪〜阪神淡路大震災震源域で連鎖大地震が発生する可能性があります。

 危機的な状況なのは、プレート境界型巨大地震である南北海道巨大地震・第二次東日本大震災・南関東巨大地震・日向灘巨大地震・南海トラフ巨大地震が連鎖発生する可能性があります。(※ブログ管理人の注記、但し、ここ2千年の歴史で見れば、日本において、このような地震が発生したことはありません。起こったときには、余程運が悪いと諦めましょう。)

2018年12月24日 (月)

トランプは危険すぎる

 ナチスは、ゲルマン民族が貧しいのはユダヤ人が収奪しているからだと断定して、ドイツ国民の憎悪に火をつけました。ユダヤの財産をすべて没収して、民族浄化に突き進みました。

 トランプは、米国が貧しくなったのは、ドイツ、日本、中国に収奪されたからだと憎悪を煽ります。国内においては、黒人、有色人種が上手いことやっているから白人が貧しくなると人種差別を煽っています。社会の治安が悪くなったのはロクデナシの移民、クロのせいだ。壁をつくれ、監獄にぶち込めと獄産複合体の喜びそうなことをいいます。(ユルユルの国境で格安の麻薬が持ち込まれて値崩れしてショウガナイが本音かも知れません。)

 その構造はまったく同じです。

 ユダヤ民族は、新約聖書のイスカリオテのユダによるキリストへの裏切り行為、シェークスピアのベニスの商人に登場するユダヤの金貸しシャイロックで冷酷非常かつダーティなイメージが形作られ、祖国を持たない放浪の民であること、金貸し、律義者が多く、成功者となり、女を囲うなどの嫉みがユダヤ人排斥運動につながった。少し扇動すれば燃え上がる素地があったのです。

 ドイツは後進国でプロイセンの時代からアングロサクソン民族に挑戦し油断のならない民族として刷り込まれています。中国、日本はアジア民族として、米英に巣食い、イナゴのように食い尽くすイメージがあり、20世紀初頭から黄色人種による米英に禍いを為す民族として黄禍論が議論されています。ユダヤ人同様、米英にはアジア人排斥運動が燃え上がる素地が十分にあるのです。

 トランプは、国民の不満を特定の対象に絞り込み、標的として人間の本源的な性質である邪悪な感情を煽り、攻撃し続けます。

 嘘か真実はどうでもよく、100万回も同じことを言えば真実になると嘯きます。大脳皮質により抑えられていた原始的感情は、揺さぶられると脆い。元々邪悪な人類ですので、屁理屈がつけば何でもする。

 人類の特徴である邪悪、狡猾、貪欲かつ残忍な質を後天的な教育で抑えこんだだけですので、本能が目覚めるのは早いのです。言わば人間の脆弱性につけこんだ卑劣な手法です。前漢の軍師陳平が用いた離間の計も、この類です。陳平も禁じ手を使ったことに深く羞じています。

 このような禁じ手を大統領が率先してやり出すのですからトランプは、相当に質が悪い。危険過ぎます。

 この目は早く潰さないとガン化して除去できなくなります。合衆国国民は理解しているのだろうか。

 ハイル・トランプと連呼している支持者もいるのですからいい加減気付けよ。しかし、溺れる者は、藁をも掴む訳で難しいのでしょう。米国の貧しさ、苦悩が現れている。孟子曰く「恒産なければ恒心なし」、また諺に曰く「貧すれば鈍する」と。

関連記事

大衆の不満を扇動した者が政権をとる。 トランプ考

2018年12月23日 (日)

教養としての聖書 有名フレーズ

能書き
 様々の本に聖書のフレーズが出てきますが、キリスト教徒(クリスチャン)以外は誰も聖書など読みません。バイブル(聖書)は厚いのでサッと読めるようなものではありません。

 そこで、私が人生で遭遇した有名及参考になると思われるフケーズを一覧にしたものです。

 これを読むと世の中の書物に聖書からの引用がいかに多いか気がつく筈です。大体、ここに書かれていることを知っていれば普通は恥をかくことはない筈です。

1 バイブル

 Bibleとは聖書のことです。The Bibleと定冠詞をつけて書きます。何々のバイブルと日常でも使用されています。日常生活では、百科全書のような使われ方をします。

 バイブルには、The Old Testament 旧約聖書と The New Testament 新約聖書があります。

 バイブルは、ローマ時代に生まれたものですので、当時のローマの国語であるラテン語で書かれたものです。英語での聖書は訳されたものです。従ってキリスト教徒にとってはラテン語原典で読めることは教養の一つであり、英国パブリックスクールでもラテン語習得は必修で現在も引き継がれてます。

 旧約聖書はユダヤ教徒の聖典です。ユダヤ教徒は旧約聖書が唯一の聖典です。

 新約聖書は、カソリック教徒とプロテスタン教徒の聖典です。旧約聖書も聖書になります。そもそも旧約、新約という呼び名はキリスト教徒が作成した呼び名です。

 因みに、イスラム教は、コーランの他、旧約、新約聖書も経典とします。

 旧約聖書は天地創造からイエス・キリスト生誕以前のお話で、新約聖書はキリスト生誕以降のお話です。

 バイブルをテスタメントとともいいます。

 ここからマタイの福音書(The Gospel According to Matthew)のフレーズです。

2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」 マタイの福音書 第3章2節

   And saying,"Repent,for the kingdom of heaven is at land!"

3 人はパンだけで生きるにあらず。 マタイの福音書 第4章4節

  Man shall not live by bread alone.

4 あなたの神である主を試みてはならない。マタイの福音書 第4章7節

  You shall not tempt the Lord your God.

5 心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。マタイの福音書 第5章3節

 "Blessed are the poor in spirit, for theirs is the kingdom of heaven.

6 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。マタイの福音書 第5章4節
   Blessed are those who mourn, for they shall be comforted.

7 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。

   Blessed are the merciful, for they shall obtain mercy. 第5章7節

8 心の清き者は幸いです。その人は神を見るからです。 第5章8節

  Blessed are the pure in heart, for they shall see God.

9 あなたがたは、地の塩です。 第5章13節

 You are the salt of the earth.

10 あなたがたは、世界の光です。 第5章14節

  You are the light of the world.

11 誰でも情欲を抱いて女を見る者は、すでに心の中で姦淫しているのです。

   第5章28節

   Whoever looks at a woman to lust for her has already committed adultery in his heart.

12 あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。第5章39節

  Whoever slaps you on your right cheek,turn the other to him also.

13 自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい 第5章44節

   Love your enemies, bless those who curse you, do good to those who hate you, and pray for those who spitefully use you and persecute you.

14 自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。 第6章19節

  Do not lay up for yourselves treasure on earth.

15 自分の宝は天にたくわえなさい 第6章20節

     Lay up for yourselves treasure on heaven.

16 明日のための心配は無用です。明日のことは明日が心配します。労苦はその日その日に、十分にあります。 第6章34節

  Therefore do not worry about tomorrow, for tomorrow will worry about its own things. Sufficient for the day is its own troubles.

17 あなたが裁くとおりに、あなたがたも裁かれます。あなたが量るとおりに、あなたがたも量られます。 第7章2節

 For with what judgement you judge, you will be judged;and with the measure you use, it will be measured back to you.

18 聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。 第7章6節

   Do not give what is holly to the dogs; nor cast your pearls before swine. lest they trample them under their feet,and turn and tear you in pieces.

19 求めよ、そうすれば、与えられるであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。 第7章7節

Ask, and it will be given to you;seek, and you will be find;knock,and it will be opened to you.

20 だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。第7章12節

    Therefore, whatever you want men to do to you, do also to them, for this is the law and the Prophets.

21 狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。第7章13節

  Enter by the narrow gate; for wide is the gate and broad is the way that leads to destruction, and there are many who go in by it.

22 だれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れはしない。もしそんなことをしたら、その皮袋は張り裂け、酒は流れ出るし、皮袋もむだになる。だから、新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるべきである。 第9章17節

 Nor do they put new wine into old wineskins, or else the wineskins break,the wine is spilled,and the wineskins are ruined. But they put new wineskins, and both are preserved.

23 また、からだを殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな 第10章28節

 And do not fear those who kill the body but cannot kill the soul.

24 すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。 第11章28節

Come to Me, all you who labor and are heavy Laden, and I will give you rest.

25 善人はよい倉から良い物を取り出し、悪人は悪い倉から悪い物を取り出す。
12章35節

  A good man out of the good treasure of his heart brings forth good things,and an evil man out of the evil treasure brings forth evil things.

26 だから、彼らには譬で語るのである。それは彼らが、見ても見ず、聞いても聞かず、また悟らないからである。 13章13節

Therefore I speak to them in parables, because seeing they do not see,and hearing they do not hear, nor they do they understand.

27 そして群衆に命じて、草の上にすわらせ、五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさいて弟子たちに渡された。弟子たちはそれを群衆に与えた。 14章19節

  Then he commanded the multitudes to sit down on the grass. And he took the five loaves and the two fishes, and looking up to heaven. He blessed and broke and gave the loaves to the disciples; and disciples gave to the multitudes.

28 口にはいるものは人を汚すことはない。かえって、口から出るものが人を汚すのである。15章11節

  Not what goes into the mouth defiles a man,but what comes out of the mouth,this defiles a man.

29 口から出て行くものは、心の中から出てくるのであって、それが人を汚すのである。 15章18節

  But those things which proceed out of the mouth come from the heart ,and they defiles a man.

30 この時から、イエス・キリストは、自分が必ずエルサレムに行き、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえるべきことを、弟子たちに示しはじめられた。 16章21節

From that time Jesus began to show His disciples that He must go Jerusalem, and suffer many thing from elders and chief priests and scribes, and be killed, and raised the third day.

31 ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。17章2節

And he was transfigured before them. His face shone like the sun,and His clothes became as white as the light.

32 彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない。19章6節

  So then,they are no longer two but one flesh. Therefore what God has joined together, let not man separate.

33 「それでは、カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」。 22章21節

Render therefore to Caesar the things that are Caesar's, and to God the things that are God's

34 イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。 22章37節

 You sh-all love the Lord your God with all your heart,with all your soul, and with all your mind.

This is the first and great commandment.

35 第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
  22章39節

   And second is like it; You shall love your neighbor as yourself.

36 天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない。24章35節
    Heaven and earth will pass away,but My words will by no means pass away.

36-1 最後の晩餐での言葉

   これ(パン)は私の体です。これ(ワイン)は私の契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。 26章26節、28節

  This is My body.    This is My blood of the new convenant, which is shed for many for the remission of sins.

37 最後の晩餐での言葉

 イエスは言われた、「よくあなたに言っておく。今夜、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」。ペテロは言った、「たといあなたと一緒に死なねばならなくなっても、あなたを知らないなどとは、決して申しません」。弟子たちもみな同じように言った。 26章34節35節

 Jesus said to him,"Assuredly, I say to you that this night ,before the rooster crows, you will deny Me three times."

Peter said to Him, Even if i have to die with You, i will not deny You!". and so said all the disciples.

38 そこで、イエスは彼に言われた、「あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅びる。 26章52節

But Jesus said to him, " Put your sword in its place, for all who take the sword will perish by the sword,"

39 父と子と聖霊との御名(みな)によってバプテスマを授け 28章19節

   Baptizing them in the name of the Father and of the son and  of the Holly Spirit.

ルカの福音書 The Gospel According to Luka

1 しかし、聞いているあなたがたに言う。敵を愛し、憎む者に親切にせよ。6章27節

  But I say to you who hear;love your enemies,do good to those who hate you.

2 のろう者を祝福し、はずかしめる者のために祈れ。 6章28節

 Bless those who curse you, and pray for those spitefully use you.

3 あなたの頬を打つ者にはほかの頬をも向けてやり、あなたの上着を奪い取る者には下着をも拒むな。 6章29節

 To him who strikes you on the one cheek, offer the other also. And from him who takes away your cloak, do not withhold your tunic either.

4 あなたに求める者には与えてやり、あなたの持ち物を奪う者からは取りもどそうとするな。6章30節

 Give to everyone who asks of you. And from him who takes away your goods do not ask them back.

5 人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ。6章31節

 And just as you want men to do to you, you also do to them likewise.

6 だだ、自分の敵を愛しなさい・彼らによくしてやり、返してもらうことを考えずに貸しなさい。そうすれば、あなたがたの受ける報いはすばらしく、あなたがたはいと高き方の子供になれます。6章35節

 But love your enemies,do good,and lend,hoping for nothing in return;and your reward will be great,and you will be sons of the most High.

6 悪い実を結ぶ良い木はないし、良い実を結ぶ悪い木もありません。6章43節

   _For a good tree does not bear bad fruit,nor does a bad tree bear good fruit.

7 木はどれでも、その実によってわかるものです。いばらからいちじくは取れず、野ばらからぶどうを集めることはできません。6章44節

  For every tree is known by its own fruit. For men do not gather figs from thorns,nor do gather grapes from a bramble bush.

8 良い人は、その心の良い倉から良い物をだし、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します。なぜなら人の口は、心に満ちているものを話すからです。6章45節

 A good man out of the good treasure of his heart brings forth good,and an evil man out of the evil treasure of his heart brings forth evil. For out of the abundance of the heart his mouth speaks.

9 聞いても実行しない人は、土台なしで地面に家を建てた人に似ています。川の水が押し寄せると、家はいっぺんに倒れてしまい、その壊れ方はひどいものとなりました。6章49節

 But he who heard and did nothing is like a man who built a house on the earth without a foundation,against which the stream beat vehemently;and immediately it fell. And the ruin of that house was great.

10 あるパリサイ人がイエスに、食事を共にしたいと申し出たので、そのパリサイ人の家にはいって食卓に着かれた。

 Then one of the Pharisees asked Him to eat with him. And he went to the Pharisee's house ,and sat down to eat. 

11 するとそのとき、その町で罪の女であったものが、パリサイ人の家で食卓に着いておられることを聞いて、香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、

And behold,a woman in the city who was a sinner,when she knew that Jesus sat the table in the Pharisee's house,brought an alabaster flask of fragrant oil.

12 泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、その足に接吻して、香油を塗った。

And stood at His feet behind Him weeping;and she began to wash His feet with her tears,and wiped them with the hair of her head;and she kissed the feet and anointed them with the fragrant oil.

13 それであなたに言うが、この女は多く愛したから、その多くの罪はゆるされているのである。少しだけゆるされた者は、少しだけしか愛さない」。

Therefore I say to you,her sins,which are many, are forgiven,for she loved much. But to whom little is forgiven,the same loves little.

14 そして女に、「あなたの罪はゆるされた」と言われた。 7章37節~48節

Then He said to her;"your sins are forgiven."



   
 

  

2018年12月20日 (木)

読まないで評価する、食べないで評価する。当たり前の現実

  衝撃的でもなんでもありません。少し有名になれば、蟻地獄から這い上がろうと評価を求められます。評価する方は一人です。評価されたい方は万です。

 どうします。評価する方は、評価で飯を食ってます。評価される方は低評価は死活問題です。

 誰を評価しても、評価する方は痛くも痒くもありません。袖の下の厚い方を評価するという人類の仕組みです。

 テレビで放映されている料理を試食してみたら、クソだったということは枚挙に暇がありません。

 このようなことは、学術論文でも行われています。論文は引用論文をすべて読み終えた訳ではありません。そのようなことは、人生24時間しかないのですから、できる訳もありません。

 引用論文を更に遡り原典の論文に辿り着きます。当然原典の論文程度は全文熟読しますが。

 そのような論文は、少ないのです。

 論文を読まないで評価する。料理を食べないで評価する。小説などは掃いて捨てるほどありますので読まれること自体が稀有なのです。

 書評など新聞に掲載されていますが、狭い業界のことですので、お互いに差し障りのあることは言わないことがお約束です。お世辞の羅列を見ているだけです。

 学部のレポートも大学の先生が読むことは稀で大部分は大学院生に下請けで評価させています。通信教育のレポートなど先生が読むことはありません。

 しかし、その分野の方は、ここから這い上がるのですから有名、一流になるとは大変なことが分かります。

 AIは、1000頁の論文も1秒ですべて読み込み咀嚼して評価しますので、とても人間は勝てません。テンプラが通じるのももう少しです。

補足
 しかし、映画などは、最初の数分見て引き込まれないものは、総じてクソというのは真実です。

労働生産性について

 日本の生産性は先進国で最低とのことです。

 さて、所得再分配と似たような概念に労働分配率があります。所得再分配は国家が税金の徴収、配分を通じて国民の所得の平準化を目指すものです。

 これと似たような概念に労働分配率があります。これは、企業において生産された付加価値全体のうちの、どれだけが労働者に還元されているかを示す割合。 これは「人件費/付加価値」で算出された%で表す。

 国民の大多数が生活実感は良くはなっていないと感じています。しかし、国民の預貯金は菅総理の時代の1100兆円から1800兆円に増加しています。また一部上場企業の内部留保は200兆円から430兆円に増加しています。全労働者の4割を非正規労働者として、それでも飽き足らず豚の餌の古米を食わせて外国人低賃金労働者で稼ぎあげた内部留保です。

 この労働分配率は、労働生産性にも関わります。労働生産性は、生産過程における労働の効率のこと。生みだされた生産額を投下した労働の量で割った値、すなわち労働者1人1時間あたりの生産額で示されます。

 例を朝日新聞から取り上げますと、「激安外食チェーンで最低賃金(798円)で1時間に2000枚に皿を洗うとします。この労働生産性は、798円/2000皿=0.39円/皿です。一皿洗うごとに0.39円の付加価値を生み出してます。あるいは、或いは時間当たり798円の付加価値を生み出しているともいえます。一皿当たり0.39円の付加価値を産み出し、時間当たりでは798円になるということです。

 東京銀座の高級レストランで時給2000円で、時間60枚皿洗いをすると労働生産性は、時間当たりの付加価値2000円/60皿=33.3円/皿 一皿洗うごとに33.3円の付加価値を生産してます。この方は、時間当たり2000円の付加価値を生み出しています。一皿当たり33.3円の付加価値を生み出して時間当たりでは2000円になるということです。

 付加価値を多く生み出すほうが、生産性は高いのですから、高級レストランの従業員が生産性が高いということになります。ブラック企業では永遠に高付加価値は生み出せないのです。

 外食チェーンの従業員は、1日24時間しかありませんので、死ぬほど働いても高級レストラン従業員に追いつきません。

 以上の例では、対価が適正額で支払われているという前提ですが、本当の付加価値は、激安チェーン店の例では、時間当たり798円ではないかも知れません。1200円かも知れません。すると差額はどこに言ったのかというと、経営者の懐に入ったのです。本当の付加価値は、経営全体で見る必要があります。内部留保が100兆単位で増える現在、付加価値どおりに支払われていない可能性が高いのです。マルクス経済学では、剰余価値というものです。労働者の側から言えば、搾取というものです。

 また付加価値は、新興国の方が日本で働くと、同じ労働でも新興国で生産した付加価値よりも、より多くの付加価値を生産できます。それは、労働対価が高いからです。

 このことから、次のように言うことができます。

 日本の生産性が低いと言われるのは、要するにサービス、生産に対する対価が安く、賃金が低く抑えられているからということになります。生産性をあげるとは、サービス対価を上げて、賃金を上げるということなのです。労働分配率を上げると労働生産性は上がるのです。

 企業の社会的責任、コンプラなど御託を言う前に、チャント給料、賃金を支払いましょう。チャント社会保険料をかけましょう。チャント納税しましょう。

 内部留保を7年前から230兆円増やしてますが、非正規労働者2400万人すべてに50万円分配しても全業種で12兆円で、増加分の5%にしかなりません。あまりに吝嗇ではないですか。

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